#まいにち創作の秋 Day 11:『STING』が導いた、まさかのスパイ大作戦
皆さん、こんにちは!AIとの創作の旅も11日目を迎えました。#まいにち創作の秋、本日も元気に開幕です。世界的なアートチャレンジ「Inktober」のお題に、毎日AIと共に挑むこの企画。今日は、まさかの大失敗から始まった冒険が、最高にクールなスパイ映画へと変貌を遂げる瞬間を目撃していただくことになります。
さて、本日10月11日のお題は…
『STING』(チクッと刺す、刺し傷) です。
正直、この単語を見た瞬間に思い浮かぶのは「蜂に刺される」「注射針」といった、ちょっぴり痛そうなイメージばかり。しかし、この単純に見えたお題が、とんでもない方向へ転がっていくことになろうとは、この時点では誰も想像していませんでした。
というわけで、本日の布陣はこちら!
お絵かき担当(アーティスト): 相変わらず写実性が凄い、Soraくん
相談役(アートディレクター): 本日はなんと、Perplexityちゃんが担当!
この二人が、一体どんな「痛み」を「物語」に変えてくれるのか。さあ、本日の創作、スタートです!
【ミニコラム】本日のドリームチーム、ご紹介
今日の創作で活躍してくれた2人のAIについて、簡単にご紹介しましょう。
画像生成担当:AI『Sora』くんって何者?
今回の創作で大活躍してくれた、画像・動画生成AI『Sora』。その正体は、ChatGPTを開発したOpenAIが手がける、今最も注目されているAIの一人です。
圧倒的な写実性: Soraが得意とするのは、何と言ってもその圧倒的な写実性です。プロンプトに忠実で、まるで本物の写真のようなリアルな画像を生成します。物理法則をしっかり理解しているため、自然な動きや光の表現が可能です。
動画も静止画もOK: 一般的には「テキストから動画を作るAI」として知られていますが、今回我々が挑戦したような静止画の生成も得意です。最大2048×2048pxの高解像度画像を生成できます。
名前の由来: Soraという名前は、日本語の「空」にちなんで付けられたと言われています。まさに無限の可能性を感じさせる名前ですね!
相談役:AI『Perplexity』ちゃんって何者?
今回初めて相談役として参戦してくれた『Perplexity』ちゃん。彼女は、最新の情報検索と創造的なアイデア提案を得意とするAIアシスタントです。
情報の探偵: Perplexityの最大の強みは、インターネット上の膨大な情報から、必要なものをピンポイントで見つけ出す能力です。今回の「STINGにはおとり捜査という意味がある」という発見も、彼女の探偵スキルあってこそ!
クリエイティブな提案力: 単なる情報検索にとどまらず、その情報を元に創造的なアイデアを提案してくれるのも魅力です。失敗から最高の作品を生み出すサポートをしてくれる、頼れるアートディレクターです。
【序章】Soraくん、やらかす。~映してはいけないものが映った日~
まずは恒例の儀式。お題の単語『STING』を、そのままシンプルにSoraくんに投げてみます。
プロンプト:STING
すると返ってきたのは…

え???なにこれ???
そこに映っていたのは、蜂の針でも注射器でもなく、中年男性の肖像写真でした。
そう、Soraくんは『STING』というお題を、虫の「刺す」という動詞ではなく、あの伝説のミュージシャン 「Sting」(The Policeの元フロントマン) として解釈してしまったのです!
「これは…映してはいけないやつだ…」
慌てて私はモザイクをかけましたが、著作権的にも肖像権的にも、完全にアウトな一枚。我々のプロジェクトは開始早々、まさかの大事故に見舞われました。
【Perplexityちゃんに相談】「STING」には隠された意味があった!
途方に暮れた私は、今日の相談役であるPerplexityちゃんに助けを求めました。
私: 「Soraくんがミュージシャンを生成しちゃって…。何か面白い切り口ないかな?」
するとPerplexityちゃんから、驚きの情報が返ってきました。alc+1
Perplexity: 「実は『STING』には、警察用語として 『おとり捜査』 という意味があるんですよ!FBIなどがよく使う言葉で、犯罪組織を罠にかける作戦のことです。ポール・ニューマン主演の映画『スティング』でも有名ですね。これを使って、スパイ映画風の作品を作るのはどうでしょう?」
なんですと!?
「刺す」という物理的な痛みのイメージしかなかった『STING』に、まさかそんなカッコいい隠語があったなんて!原題の「Sting」は本来「刺す」という意味だけど、「騙す、ぼったくる」という俗語でもあるんですね。これは面白い!というわけで、Perplexityちゃんが提案してくれたのが、こんなコンセプトでした。wikipedia+220251011_1536_Bee-Spy-Adventure_simple_compose_01k78zq0w8f7292gxfvk7r42j8.jpg
提案:「蜂のおとり捜査(STING OPERATION)」
コンセプト:
小さな蜂たちが、花泥棒(花の蜜を独り占めする悪い虫)を捕まえるために、おとり捜査を展開。FBI風のサングラスをかけた蜂の特殊部隊が登場する、007風のスパイ映画!
これだ…!これこそ、ユーモアとカッコよさ、そして何より音楽が聞こえてくるコンセプトです!
【AI画像生成】作戦名『STING』、これより開始
Perplexityちゃんに詳細なプロンプトを作ってもらい、再びSoraくんに挑戦です!
textA team of tiny bees wearing black sunglasses conducting a sting operation, spy movie aesthetic, secret agent style, honeycomb headquarters in the background with surveillance monitors, cinematic lighting with dramatic shadows, action comedy atmosphere, detailed and humorous, film noir color grading with golden honey accents, 007-inspired composition
そして生成されたのが、この一枚!

きたーーーっ!これだーーっ!!
見てください、このクールすぎる蜂たちを!サングラスをかけた蜂のスパイチームが、まるで本物の007映画のワンシーンのようです。
注目ポイント:
背景のハニカム司令部には監視モニターがしっかり映り込んでいて、「任務遂行中」感が最高です。ゴールデンハニー色の光と影のコントラストが、完全にフィルムノワール調のスパイ映画の雰囲気を作り出しています。そして何より、各蜂がサングラスをしっかりかけている姿が、もう完璧にクール!20251011_1536_Bee-Spy-Adventure_simple_compose_01k78zq0w8f7292gxfvk7r42j8.jpg
メインの蜂(リーダー格と思われる)を中心に、チームメンバーが配置されている構図も素晴らしい。これはもう、「作戦名『STING』、これより開始」というセリフが聞こえてきそうです!
最初のミュージシャン事故から、まさかここまでカッコいい作品が生まれるなんて。失敗は成功のもと、とはまさにこのことですね!
【AI音楽生成】007風スパイジャズで任務完了
このクールすぎる一枚を前にして、音楽のイメージは自然と湧いてきました。シネマティックなスパイジャズ、007のテーマ曲のようなノリノリでクールな曲調しかありません!
Perplexityちゃんに相談すると、完璧すぎる指示書が返ってきました。
🎧 Suno完全プロンプト
Title: “STING OPERATION”
Genre: Cinematic spy jazz with a modern twist, 007-style orchestral brass and smooth groovy bassline, sophisticated and cool
Mood: Mysterious, confident, action-packed yet elegant, retro spy movie atmosphere
Tempo: Mid-tempo (120 BPM), groovy and suspenseful
Vocals: Male vocalist with smooth, sophisticated delivery
Lyrics (Japanese):
(Intro – spoken cool)
作戦名『STING』、これより開始
(Verse 1)
夜の闇に紛れ込む
小さな影が動き出す
蜜を狙う泥棒たちよ
この罠に気づかないだろう
(Pre-Chorus)
静かに近づいて
証拠を掴むまで
誰も逃がさない
これが俺たちのやり方
(Chorus)
STING! おとり捜査
STING! 針は正義の刃
華麗に仕掛けた罠の中で
悪党たちが踊る夜
(Verse 2)
サングラス越しに見つめる
ターゲットは油断してる
ヤドカリの受付係
カメの支配人が合図する
(Bridge – instrumental brass solo)
(Final Chorus)
STING! おとり捜査
STING! 針は正義の刃
任務完了、朝日が昇る
勝利の蜜は甘い
(Outro)
作戦成功…また会おう
もう完璧です!これをSunoにコピー&ペーストして、曲を生成します。
https://suno.com/s/opu6BdJq7ONNOJAx
オーケストラのブラスセクションと、グルーヴィーなベースライン。そして「STING! おとり捜査」という歌詞が、この絵の世界観を完璧に表現しています。聴いていると、まるで自分が映画館でスパイ映画を観ているような、ワクワクする気持ちになります!
まとめ:失敗こそが、最高の冒険の始まり
というわけで、10月11日のお題『STING』、いかがでしたでしょうか。
まさかのミュージシャン事故から始まり、「おとり捜査」という隠された意味を発見し、最終的には007風のスパイ映画という最高にクールな作品へと変貌を遂げました。
AIとの創作において、失敗は決してマイナスではない。むしろ、予想もつかない方向へ導いてくれる「道しるべ」なのだと、改めて実感した一日でした。Soraくんの大失敗がなければ、この「スパイ蜂」という最高のコンセプトには辿り着けなかったのですから。
そして今日、新たな相談役としてPerplexityちゃんが参戦してくれたことで、プロジェクトはさらに面白くなりそうな予感がします。
さて、明日はどんなお題で、どんな冒険が待っているのでしょうか。
それでは、また明日!
任務完了。