JAXA H3ロケット、打ち上げ成功で完全復活。コスト半減と高信頼性で宇宙開発の未来を拓く

[更新]2025年10月26日14:34

JAXA次世代H3ロケット成功、失敗から1年で復活-高信頼性で国際競争力確保へ - innovaTopia - (イノベトピア)

失敗から1年半、H3ロケットが証明した日本の”再起力”と宇宙産業の未来

2025年10月26日午前9時0分15秒、種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット7号機は、新型宇宙ステーション補給機HTV-X1を正確に軌道へ投入した。

これは5機連続の成功であり、成功率は83.3%に向上している。 しかし、2023年3月の初号機失敗から、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。

実績ある部品の予想外の不具合、4か月にわたる暗闇のような原因究明、そして約11か月での復活──。 この物語は、日本の技術者たちが「失敗」をいかに「進化」に変えたかを示している。

SpaceXが年間133回の打上げで市場を席巻する中、H3が選んだ独自の戦い方とは何か。

2023年3月7日──期待と挫折の14分間

2023年3月7日午前10時37分55秒、H3ロケット試験機1号機は大気を震わせながら種子島宇宙センターの射点を離れていった。 2年の開発延期を経て、ようやく前進するはずだった日本の新型基幹ロケット。しかし、打上げから約14分後、第2段エンジンLE-5B-3が着火しないという予期せぬトラブルが発生し、指令破壊を余儀なくされた。

皮肉なことに、開発で手を焼かせた新型エンジン・第1段のLE-9は正常に燃焼していた。 失敗の原因となったのは、実績ある既存技術の第2段エンジンLE-5B-3だった。 調査の結果、電源系統の過電流発生が原因と判明したが、文部科学省の報告書は「長年の実績を重視したことや、対策・確認の不足」を指摘している。

この失敗により、搭載されていた先進光学衛星「だいち3号」も失われ、日本の災害管理能力に影響を与える深刻な事態となった。 技術開発における「実績への過信」という普遍的な落とし穴を、H3は代償を払って学ぶこととなった。

暗闇を抜けた4か月──徹底的な原因究明

失敗直後から始まった原因究明は、想像を絶する困難な道のりだった。JAXA H3プロジェクトの岡田匡史プロジェクトマネージャー(当時)は後に「出口がなかなか見えない時期が4か月ほど続き、暗闇の中で時間だけがどんどん流れてゆく感覚もありました」と振り返っている。

JAXAは失敗原因となった可能性がある部品を9カ所まで絞り込み、 徹底的な分析を進めた。そして2023年8月、ついに転機が訪れる。「『3つのシナリオ以外には失敗原因はあり得ない』という結論に至った時、未来への光がようやく見えた気がしました」と岡田プロジェクトマネージャーは語っている。 出口の見えない暗闇をようやく抜け、対策を施し確認試験を重ねる日々が始まった。

2024年2月17日──復活の瞬間

2024年2月17日午前9時22分55秒、H3ロケット試験機2号機は閃光を放ち、飛び立った。 種子島に広がる青空の中、宇宙を目指しまっすぐ上昇していく機体。初号機失敗から約11か月という短期間での復活だった。

岡田プロジェクトマネージャーは、2号機の飛行について「予測値のど真ん中を飛んでいく」精度を示したと証言している。 この成功は、単なる復活ではなく、日本の技術者たちの執念と組織の学習能力の高さを証明するものだった。

そして2号機以降、H3は快進撃を見せる。2024年7月の3号機で地球観測衛星「だいち4号」を搭載しての”本格デビュー”を果たし、 11月の4号機では初の静止軌道への衛星投入(Xバンド防衛通信衛星「きらめき3号」)に成功。 2025年2月の5号機では準天頂衛星「みちびき6号機」を打ち上げ、 そして10月26日の7号機でHTV-X1の軌道投入に成功した。 わずか1年9か月で5機連続成功という、異例のスピードでの信頼性構築である。

成功率83.3%が示す「日本らしい戦い方」

H3の現在の成功率は83.3%(6機中5機成功)。 前世代のH-IIAロケットが達成した98%(50機中49機成功)にはまだ及ばないが、 H3は確実に信頼性を積み上げている。

ここで注目すべきは、日本が選んだ戦略である。SpaceXのFalcon 9は99.39%の成功率を誇り、2025年には年間133回もの打上げを実施している。 圧倒的な「速さ」と「回数」で市場を席巻するSpaceXに対し、H3が武器とするのは「確実性」と「予定通りに打ち上がる信頼性」だ。

H-IIAが達成したオンタイム打上げ率85%は世界最高水準であり、 この「天候以外の技術的トラブルによる延期の少なさ」という価値は、顧客にとって計画の確実性を意味する。実際、H3はすでにUAEの小惑星探査機、米ビアサット、仏ユーテルサットなどの国際受注を獲得している。

これは「再使用 vs 使い捨て」という二項対立を超えた、第三の道と言える。市場独占者と同じ土俵で戦わず、日本の強みを活かした独自のポジショニング戦略だ。

コスト50億円の革新──技術思想が示す未来

H3のもう一つの革新は、打上げコストの大幅削減である。H-IIAの約100億円から約50億円へ、半減を実現した。 これを支えるのが、新型エンジンLE-9と徹底的なコストエンジニアリングだ。

LE-9エンジンは、前世代のLE-7Aの1.4倍の推力を実現しながら、部品点数を削減している。 採用された「エキスパンダーブリードサイクル」は、シンプルで信頼性が高い設計思想に基づいている。 さらに注目すべきは、世界の主流がケロシン(RP-1)燃料である中、H3が液体水素にこだわり続けている点だ。

液体水素エンジンは、環境負荷が低く(燃焼で生じるのは水蒸気のみ)、比推力が高いという性能面での優位性がある。 これは単なる現在の競争力だけでなく、将来の宇宙インフラ──月や火星での推進剤製造、持続可能な宇宙開発──を見据えた長期ビジョンの現れだ。

また、H3は3つの形態(H3-30/22/24)を持つモジュラー設計により、ミッションに応じた最適化が可能だ。 今回の7号機で初飛行したH3-24W形態は、LE-9エンジン2基に固体ロケットブースターSRB-3を4本装着した「最強構成」であり、 16トンのHTV-X1を運ぶために選択された。 この柔軟性こそが、固定仕様の時代から「ミッションに応じて最適化する時代」への転換を象徴している。

HTV-X1──「運ぶ」から「実験する」への進化

今回H3が軌道に投入したHTV-X1は、単なる補給機ではない。従来の「こうのとり」(HTV)から輸送能力が1.5倍に向上しただけでなく、 ISS離脱後に最長1.5年間も軌道上で単独飛行が可能という革新的な機能を持つ。

HTV-X1は物資補給を終えた後、約3か月間にわたって軌道上実験プラットフォームとして機能する。 搭載された技術実証ミッションは以下の3つだ

H-SSOD(超小型衛星放出):
ISSよりも高い高度約500kmから日本大学の「てんこう2」を放出し、超小型衛星の運用期間延長を実証。

Mt.FUJI(軌道上姿勢運動推定実験):
衛星レーザ測距用小型リフレクターを搭載し、地上からのレーザ光観測による世界初の姿勢運動推定実験を実施。

DELIGHT(展開型軽量平面アンテナ)とSDX(次世代宇宙用太陽電池):
将来の宇宙太陽光発電システムに必要な大型宇宙構造物の構築技術を実証。

これは「運ぶだけ」から「運んで・実験する」への価値転換であり、 宇宙ビジネスにおける単機能から多機能への進化を示している。HTV-X1の革新性は、限られた打上げ機会を最大限に活用する効率化戦略であり、宇宙産業全体のイノベーションを加速する可能性を秘めている。

2030年代を見据えた日本の立ち位置

H3とHTV-Xの成功は、2030年代の宇宙社会における日本の立ち位置を左右する重要な一歩だ。2026年にはLUPEX(日印月面探査)への参加が予定され、 NASAのアルテミス計画にも日本は深く関与している。

ISSは2030年に運用を終了する予定だが、その後は商業宇宙ステーションや月ゲートウェイへの補給展開が視野に入る。 JAXAはH3高度化計画として、打上げ能力の向上と年間打上げ回数の増加を検討しており、 衛星コンステレーション需要の拡大にも対応していく構えだ。

地政学的にも、H3の存在意義は大きい。ロシアのウクライナ侵攻以降、欧米諸国はロシアのSoyuzロケットに依存できなくなった。 一方で中国は長征シリーズで年間48回の打上げを実施し、97%の成功率を達成している。 SpaceXが市場の50%以上を独占する中、 「宇宙輸送の多様性」は安全保障的にも重要な価値となっている。

H3は「信頼できる第二の選択肢」として、国際社会における選択肢の自由を保証する存在になりつつある。 これは単なる技術的達成ではなく、テクノロジーと地政学が交差する領域での戦略的成功である。

失敗を力に変える文化──人間の進化と共に

H3ロケットの物語が示すのは、失敗から学び、復活する「再起力」の本質だ。初号機失敗から約11か月での復活、 そしてその後の5機連続成功は、日本の技術者たちの執念と、組織としての学習能力の高さを証明している。

「出口の見えない暗闇」を4か月間さまよった経験は、 単なる技術的困難ではなく、人間としての試練でもあった。しかしその困難を乗り越えたからこそ、H3は真の信頼性を獲得しつつある。これは「完璧でなくても、諦めない」という、日本らしい価値観の現れとも言える。

SpaceXの圧倒的な市場支配、中国の急速な台頭という厳しい国際競争の中で、H3が選んだのは独自の戦い方だった。「速さ」ではなく「確実性」、「回数」ではなく「予定通り」、「再使用」ではなく「持続可能性」──これらの価値提案は、日本の技術哲学そのものだ。

2025年は、H3にとって極めて重要な年となっている。すでに7号機まで成功し、12月7日には8号機(みちびき5号機搭載)の打上げが予定されている。 さらに、固体ブースターなしの最小構成「H3-30形態」の初飛行も控えている。 これらが成功すれば、H3はその多様な形態と高い信頼性により、日本の基幹ロケットとしての地位を確固たるものにするだろう。

技術の進化は、人間の進化と共にある。H3ロケットの復活劇は、失敗を恐れず挑戦し、困難を乗り越えることで真のイノベーションが生まれることを示している。2030年代の宇宙社会において、日本が独自の価値を提供し続けられるか──その答えは、まさに今、種子島の空から宇宙へと飛び立っている。

【用語解説】

H3ロケット
日本の新型基幹ロケット。H-IIAの後継機として2014年から開発され、打上げコストを従来の約半分(50億円)に削減しつつ、高い信頼性を目指す。3つの形態(30/22/24)を持ち、ミッションに応じた柔軟な対応が可能。

HTV-X(新型宇宙ステーション補給機)
「こうのとり」(HTV)の後継となる無人補給機。輸送能力が1.5倍に向上し、ISS離脱後も最長1.5年間の軌道上飛行が可能。物資補給だけでなく、軌道上実験プラットフォームとしても機能する。

LE-9エンジン
H3ロケット第1段に使用される液体水素/液体酸素エンジン。エキスパンダーブリードサイクルを採用し、前世代のLE-7Aの1.4倍の推力を実現しながら部品点数を削減。シンプルで高信頼性が特徴。

LE-5B-3エンジン
H3ロケット第2段に使用される液体水素/液体酸素エンジン。実績あるLE-5Bの改良型だが、試験機1号機では電源系統の過電流により着火せず失敗の原因となった。

エキスパンダーブリードサイクル
ロケットエンジンの燃焼サイクルの一種。燃料(液体水素)がエンジンの冷却と同時に気化膨張し、その圧力でターボポンプを駆動する方式。構造がシンプルで信頼性が高い。

SRB-3(固体ロケットブースター)
H3ロケットの補助推進装置。打上げ時に0本、2本、または4本を装着することで、打上げ能力を調整できる。H3-24W形態では4本を使用し最大の推力を得る。

オンタイム打上げ率
予定された打上げ時刻通りに打ち上げられる確率。天候以外の技術的トラブルによる延期の少なさを示す指標。H-IIAは約85%で世界最高水準を達成していた。

静止トランスファ軌道(GTO)
静止軌道衛星を投入するための楕円軌道。ロケットはまずGTOに衛星を投入し、その後衛星自身が軌道修正して静止軌道に到達する。

地球低軌道(LEO)
地上から高度160~2,000km程度の軌道。国際宇宙ステーション(ISS)は高度約400kmのLEOを周回している。

ISS(国際宇宙ステーション)
日本、米国、ロシア、欧州、カナダが共同で運用する有人宇宙施設。高度約400kmを周回し、2030年頃までの運用が予定されている。

だいち3号(ALOS-3)
先進光学衛星。地上の詳細な観測が可能で、災害監視や地図作成に使用予定だったが、H3試験機1号機の失敗により失われた。

だいち4号(ALOS-4)
先進レーダ衛星。天候や時間帯に関わらず地表を観測できる。H3ロケット3号機で2024年7月に打上げられ、H3初の実用衛星搭載ミッションとなった。

みちびき(準天頂衛星システム)
日本版GPS。日本上空に長時間滞在する軌道設計により、ビルや山間部でも高精度な測位サービスを提供する。

H-SSOD(HTV Small Satellite Orbital Deployer)
HTV-Xから超小型衛星を放出する装置。ISSよりも高い高度約500kmから衛星を放出することで、衛星の運用期間を延長できる。

Mt.FUJI(衛星レーザ測距実験)
地上からレーザ光を宇宙機に照射し、反射光を観測することで精密な軌道と姿勢を推定する技術実証実験。世界初の取り組み。

DELIGHT(展開型軽量平面アンテナ)
将来の宇宙太陽光発電システムや大型宇宙構造物に必要な、パネル展開・結合技術を実証する実験装置。

アルテミス計画
NASAが主導する有人月面探査計画。2020年代後半の有人月面着陸を目指し、日本も参画している。

LUPEX(Lunar Polar Exploration Mission)
日本とインドが共同で実施する月極域探査ミッション。2026年頃の打上げを予定している。

月ゲートウェイ
月周回軌道上に建設予定の有人宇宙ステーション。アルテミス計画の一環として、月面探査の拠点となる。

衛星コンステレーション
複数の小型衛星を連携させて運用するシステム。通信や地球観測などで、広範囲を効率的にカバーできる。


【参考リンク】

JAXA(宇宙航空研究開発機構)(外部)
日本の宇宙開発を担う国立研究開発法人。H3ロケットの開発・運用を主導し、有人宇宙活動、衛星開発、宇宙科学研究などを総合的に推進している。

JAXA H3ロケット特設サイト(外部)
H3ロケットの技術解説、打上げ実績、今後の予定などを掲載。ロケットの仕組みや開発の歴史を詳しく知ることができる公式情報源。

ファン!ファン!JAXA! – H3ロケット7号機特設サイト(外部)
H3ロケット7号機とHTV-X1のミッション詳細、打上げカウントダウン情報を提供。一般向けにわかりやすく解説されている。

JAXA きぼう利用ポータルサイト – HTV-X(外部)
HTV-X1号機のミッション内容、搭載物資、技術実証実験の詳細を掲載。ISS補給ミッションの全体像を理解できる。

三菱重工業 – 宇宙事業(外部)
H3ロケットの製造・打上げサービスを担当する企業。ロケット開発の歴史、技術紹介、打上げ実績などを公開している。

SpaceX公式サイト(外部)
Falcon 9ロケットやStarshipを開発・運用する米国の民間宇宙企業。再使用型ロケット技術で宇宙輸送市場を牽引している。

内閣府 宇宙開発戦略推進事務局(外部)
日本の宇宙政策の司令塔。宇宙基本計画、国際協力、産業振興などの政策情報を提供している。

sorae 宇宙へのポータルサイト(外部)
日本の宇宙メディア。H3ロケットをはじめとする国内外の宇宙開発ニュースを詳しく報道している。

Science Portal – JST(外部)
科学技術振興機構が運営する科学技術情報サイト。H3ロケットや宇宙開発に関する専門的な解説記事を掲載している。


【参考動画】


【参考記事】

JAXA | H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げ結果(外部)
2025年10月26日のH3ロケット7号機打上げ成功の公式プレスリリース。打上げ時刻、飛行経過、HTV-X1の分離確認など、ミッションの基本情報を提供している。

JAXAが新型補給機「HTV-X1」を搭載した「H3」ロケット7号機を打ち上げ – sorae(外部)
HTV-X1の輸送能力が従来の1.5倍(質量5.82トン、容積78立方メートル)に向上したこと、ISS離脱後も最長1.5年間飛行可能という技術革新を詳しく報道。

H3ロケット 7号機打ち上げ成功!初号機失敗から最強型へ(外部)
試験機1号機の失敗から5機連続成功までの軌跡を詳述。成功率83.3%への向上、H3-24W形態の初飛行、16トンのペイロード投入成功などの数値データを提供。

H3ロケット打ち上げ成功!「失敗で強くなった」軌跡と未来 – 三菱電機(外部)
岡田匡史プロジェクトマネージャーの証言を含む復活の詳細。「出口の見えない暗闇」を4か月さまよった原因究明の過程と、2号機での「予測値のど真ん中」を飛ぶ精度を実現した技術改善を解説。

日の丸ロケット「H3」のコスパは?米SpaceXや中国「長征」と徹底比較 – ダイヤモンド・オンライン(外部)
H3(50億円)、H-IIA(100億円)、Falcon 9再使用型(20億円以下)、長征シリーズ(50-70億円)など、世界の主要ロケットの打上げコストを具体的に比較分析。

H3ロケット、4機連続打ち上げ成功 「みちびき」静止衛星を搭載 – Science Portal(外部)
H3ロケット5号機(2025年2月2日)の成功により4機連続成功を達成したことを報道。みちびき6号機の打上げ詳細と、H3の信頼性向上の経緯を解説。

H3ロケット打ち上げ成功 失敗を乗り越えた技術者たちの執念 – 東京エレクトロン(外部)
2024年7月のだいち4号打上げ成功(3号機)を契機に、試験機1号機の失敗原因(第2段エンジンLE-5B-3の電源系統過電流)の詳細と、徹底的な対策実施の過程を技術的に解説。

【編集部後記】

「出口が見えない夏」と呼ばれた苦闘を乗り越え、ついに打ち上がったH3ロケット。その成功の報に、胸が熱くなった方も多いのではないでしょうか。この快挙は、開発に携わった多くの方々の粘り強い努力が結実した瞬間であり、日本の宇宙開発が新たな一歩を踏み出した証だと感じます。

世界では再利用ロケットが主流となる中、H3が「使い捨て」という型でコストと信頼性の両立を目指す戦略を選んだ点も、非常に考えさせられます。これは、日本のものづくりが宇宙という新たな舞台で、どのような価値を示せるのかという挑戦なのかもしれません。

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TaTsu
『デジタルの窓口』代表。名前の通り、テクノロジーに関するあらゆる相談の”最初の窓口”になることが私の役割です。未来技術がもたらす「期待」と、情報セキュリティという「不安」の両方に寄り添い、誰もが安心して新しい一歩を踏み出せるような道しるべを発信します。 ブロックチェーンやスペーステクノロジーといったワクワクする未来の話から、サイバー攻撃から身を守る実践的な知識まで、幅広くカバー。ハイブリッド異業種交流会『クロストーク』のファウンダーとしての顔も持つ。未来を語り合う場を創っていきたいです。

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