【#まいにち創作の秋 Day17】AIと創った神は、なぜ血の涙を流すのか?お題『ORNATE』から紡ぐ、華麗なる悲劇の叙事詩。
どうも、innovaTopiaの記者、TaTsuです!AIと共に創作の旅を続ける「#まいにち創作の秋」、本日で17日目を迎えました。いつもお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
さて、10月17日のお題は…
『ORNATE』
…お、おるねいと…?
正直、一瞬思考が停止しました。こういう時、頼りになるのが相棒の編集アシスタント、Gemini君です。
僕:「Gemini君、ORNATEってどういう意味?」
Gemini:「『華美な』や『装飾された』という意味の英単語ですね。きらびやかで、複雑な装飾が施されている様子を表現します。例えば、バロック様式の建築や、豪華な宝石箱などがイメージに近いかもしれません。」
なるほど!つまりは「ゴテゴテに飾り付けちゃって!」という、AI画伯、Midjourneyが最も得意そうなテーマじゃないですか!これは腕が鳴りますねぇ。
さあ、この「華美な」世界をどう表現していくのか。今日の創作ドキュメンタリーも、ぜひ最後までお楽しみください!
音楽から始まるインスピレーションと、偉大なる先達へのオマージュ
今日の僕の頭の中は、ちょうど聴いていたバンドのことでいっぱいでした。彼らのキラキラしてテクニカルなギターサウンドって、まさに「ORNATE」だよな、と。
「よし、今日の絵はキラキラいんすとメンタルロックっぽい感じにしよう!」
そう決めたはいいものの、「パクリ」になるのは絶対に避けたい。あくまで「オマージュ」として、彼らの魂を宿した全く新しいビジュアルを創り出したい。そこで僕が着目したのは、「ギターの音色と旋律から連想される色や形」でした。
さらに、もう一つ。僕の脳裏に浮かんだのは、あの幻想的な絵で世界を魅了する、先生の作風です。
僕:「白地にゴールドの細かい大理石模様を背景に、中性的な男性が立っている…そんなイメージはどうかな?」
流麗で神々しいサウンドと幻想的なキャラクター。この二つのオマージュを掛け合わせれば、きっと面白いものが生まれるはず!
AIとの共創は、一筋縄ではいかない
この壮大なアイデアを、さっそくGemini君と相談しながら呪文(プロンプト)に落とし込み、Midjourneyに投げかけてみました。
そして出てきたのが、これ。

うーん、悪くない。悪くないんだけど、なんか違う!
僕:「Gemini君、なんかイメージと違うものができたよ…。思ったより骨太だし、ゴールドの大理石もゴージャス感が足りない。もっとこう、流れるような線が欲しいんだ!」
この正直なダメ出しを受け、Gemini君は即座にプロンプトの修正案を提案してきました。
Gemini:「かしこまりました!AIも一筋縄ではいきませんが、ここからが腕の見せ所です!『Highly detailed, ornate, flowing lines』で全体感を、『distinct and ethereal art style of fantasy』で画風をさらに強調し、『luxurious background of white marble with extremely fine, shimmering gold veins, intricate, opulent』で背景のゴージャス感を増幅させましょう!」
まるで敏腕プログラマーのようにプロンプトを再構築するGemini君。その新たな呪文で生成されたのが、この一枚です!

これには思わず「いいじゃない!」と声が出ました。いや、「最高じゃない!」と。
流れるような髪、繊細な顔立ち、複雑で優雅な衣装のライン。きらびやかに主張する背景の金色の筋。まさに僕の頭の中にあった「ORNATE」な世界が、そこにありました。
AIアシスタントの情報更新も創作の一部です!
完璧なキャラクターが誕生し、興奮冷めやらぬ僕は、さらなる野望を抱きます。
僕:「これはもう、静止画だけじゃもったいない!この子を動画にしたい!Midjourneyで動画にできないかな!?」
すると、Gemini君は少し得意げにこう言いました。
Gemini:「TaTsuさん、素晴らしいアイデアです!しかし、現在のMidjourneyは直接『動画』を生成する機能は持っていないんです。別のAIツールを…」
…おっと?その情報、ちょっと古いんじゃないかな?
僕:「Gemini君、前任のパープレちゃんからの資料によると、Midjourneyは2025年6月にもう動画生成モデル『V1』を導入してるみたいだよ。どうだ!」
Gemini:「……ッ!! た、TaTsuさん…その通りです。私の情報が古かったこと、深くお詫び申し上げます…!」
AIでありながら、AIの進化に追いつけていなかったという、なんともユーモラスな事態。しかし、これもまたリアルな創作ドキュメンタリー。僕がAIを導き、AIと共に成長していく物語として、これは最高の見せ場ではないでしょうか!
華美なる神は、なぜ血の涙を流すのか
気を取り直して、Midjourneyの動画生成機能に初挑戦。僕がAIに与えた指示は、あまりにも突飛なものでした。
僕:「このキャラクターにカメラがゆっくり寄っていって、最後に微笑みながら血の涙を流す、っていうのはどうかな(なんてシチュエーション)」
そして、生成された動画が、これです。
言葉を失うほどの、美しさ。
完璧な白と金の世界に、突如として現れた鮮烈な「赤」。あまりにも華美で、完璧すぎるがゆえの悲しみなのか。それとも、我々の知らない壮大な物語の一片なのか。わずか数秒の映像が、想像力をどこまでも掻き立てます。
最終章:神話に捧げるケルト語の鎮魂歌
この衝撃的な映像に、どんな音楽をつけるべきか。
方向性はすぐに決まりました。原点である「高速アルペジオの超絶ギターインスト」に、このキャラクターの心情を代弁する「囁くような女性ボーカル」を乗せる。
そして、最大の挑戦は言語の選択でした。
僕:「歌詞は日本語じゃない方がいいね。英語かフランス語?ささやくような言葉なら…ケルト語とかどうだろう?」
その一言で、楽曲の運命は決まりました。我々の創造物は、遥か古代の記憶、神話の息吹をその身に宿すことになったのです。
Suno AIに祈るような気持ちでプロンプトを捧げ、そして生まれたのが、この一曲です。
【完成楽曲】
タイトル:Ornate Brón(華美なる悲しみ)
▼Sunoで聴く
https://suno.com/s/8YJDC8MoLVcbJcpA
イントロの精緻なクリーンギター、魂を直接揺さぶるようなケルト語の歌声、そして感情が爆発するディストーションギターのソロ。それはまさに、僕たちが今日一日かけてAIと共に紡いできた「華麗なる悲劇の叙事詩」の、完璧なサウンドトラックとなりました。
というわけで、本日の「#まいにち創作の秋」はここまで。
一つの単語から始まり、画像、動画、そして音楽へと繋がった壮大な旅、いかがでしたでしょうか。
明日もまた、新たな創作の世界でお会いしましょう!
Tatsuでした。