Last Updated on 2024-06-17 18:36 by admin
先日、Luma AIがDream Machineの公式プロンプトガイドを公開しました。このガイドでは、より良い動画を生成するためのプロンプトの書き方が詳しく説明されています。
本記事では、初めにDream Machineのおさらいをした後に、プロンプトのガイドを日本語でざっくりまとめていきたいと思います。
Dream Machineとは
まず初めに、Dream Machineについておさらいしましょう。Dream Machineは、テキストや画像から高品質な動画を自動生成できるAIツールです。
ユーザーはGoogleアカウントでログインするだけで、プログラミングなどの専門知識がなくても直感的に利用開始できます。
無料プランでは月に30本まで動画を作成可能で、それ以上必要な場合は有料プランへの登録が必要となります。
【参考記事】Webで完結、Luma AI Dream Machine、SoraよりもKlingよりも身近に使える動画生成AI
Dream Machineの基本的な使い方
動画生成画面で、テキストを入力するか画像をアップロードし、送信ボタンをクリックするだけ。あとは120秒から数分ほど待てば、AIが自動で動画を生成してくれます。より詳細な指示を出したい場合は、追加のプロンプトを入力することもできます。また、「Idea」ボタンからサンプルのプロンプトを試したり、「Enhance prompt」で指示を補強したりといった機能も用意されています。それでは、公式の【How to prompt?】を日本語訳にして見ていきましょう。
How to prompt?
(プロンプトの出し方)
Image to Video(画像からビデオへ)
- 画像アイコンをクリックして、JPG、JPEG、またはPNG画像をアップロードしてください。
- 「エンハンス・プロンプト」を有効にすると、あなたがそのシーンで起こってほしいことを入力するだけでよい。例えば
<image of a car> + “a red car driving on a road”
良かったら上の画像をダウンロードして試してみてください。
- 希望する出力が得られない場合は、「Enhance prompt」なしで試すことができます。この場合、画像とシーンで起こしたいことを記述する必要があります。
- 「Enhance prompt」なしでは、動きがなかったり、または動きが少ないかもしれません。必要であれば、プロンプトに動作の合図(モーション・キュー)を含めるようにしてください。
- 「Enhance prompt」ありの場合、なしの場合のいずれも、どのような種類のアクションが実行されているか、シーンのさまざまな部分がどのように動くべきかを説明することが、画像内の重要なディテールをできるだけ(詳しく)描写する上で大事です。例として
A woman dancing ballet, her arms gracefully extending upward as she twirls around, the dancers behind her bowing low to the ground
- 特に、映像の中でどのような動きをさせたいかを説明するのに役立ちます。
Text to video(テキストからビデオへ)
- 良い結果を得るために始める素晴らしい方法は、「Enhanced Prompt 」を使うことです。これを有効にすることで、「海で泳ぐテディベア」のような短いプロンプトを使用することができ、ドリームマシンはより詳細なジェネレーションを作成するのに役立つ追加説明を自動的に生成します。
- 期待した結果が得られない場合は、「Enhanced Prompt 」なしで試してみてください。プロンプトは、シーンの内容と希望するアクションを記述する必要があります(3~4センテンス)。 例えば
In a somber, nostalgic style, a young man sits on a tree stump in a forest, the warm autumn leaves surrounding him. He wears a brown jacket, dark shirt, and blue jeans, his fingers deftly moving along the fretboard of an acoustic guitar.
- 一般的に、具体的に説明した方が良い結果が得られるかもしれません:
- Camera motion: `*“A dramatic zoom in”, “An FPV drone shot”*`
- Actions and motion: `*“A teddy bear swimming with its arms and feet as the turbulent water splashes all around”*`
- Object features: `*“A white teddy bear wearing sunglasses with soft fur texture”*`
- Setting and background: `“A beautiful cloudy sunset near a Caribbean beach”`
まとめ
以上、Luma AIのDream Machineについて、公式プロンプトガイドを参考に日本語で解説してきました。
Dream Machineは、テキストと画像から高品質な動画を生成できる画期的なツールです。
シンプルな操作で誰でも扱えるため、動画コンテンツ制作の間口を大きく広げてくれるでしょう。プロンプトの工夫次第で表現の幅が無限に広がるので、様々なパターンを試してみることをおすすめします。
ガイドを参考に、ディテールと感情を盛り込んだプロンプトを書いてみてください。
きっとクリエイティブな発想が刺激され、ユニークな動画が生み出せるはずです。Dream Machineはまだ発展途上の技術ですが、その可能性は計り知れません。
最後にこの記事をSNSで拡散などしていただけると、筆者の次回への執筆のエネルギーになります。
【参考リンク】
Dream Machine(外部)
Dream Machineの公式プロンプトガイド(英語:外部)
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