AIVAを使ってみた”DAWの常識を覆す、AIコンポーザーの誕生”

AIVAを使ってみた"DAWの常識を覆す、AIコンポーザーの誕生" - innovaTopia - (イノベトピア)

まずはAIVAで作った曲をお聞きください。この曲をAIVAで作ってみた!
という内容の記事です(^^

AIVAとは

AIVA(エイヴァ)は、ルクセンブルクのスタートアップ企業AIVA Technologies社が開発した音楽生成AIです。

クラシック音楽から現代的な電子音楽まで、幅広いジャンルの楽曲を生成することができます。AIVAの特徴は、AIが音楽を生成してくれるだけではなく、生成した音楽を編集もできて、MIDIで出力できることです。

AIVAは2017年に世界初のAI作曲家として、フランスの音楽著作権協会SACEMに登録されました。人間の作曲家と同等の価値を持つ(?)AIなのです。

AIVAが生成した楽曲をMIDIデータとして、プロの作曲家やアレンジャーが使用する高度なDAW(Digital Audio Workstation)に取り込むことができます。

AIVAを使ってみよう

無料でも何回も作曲はできるし、編集も特に制限はないのでまずはやってみることにしました。

アカウント登録

まずはAIVAのオフィシャルサイトでアカウント登録をします。

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httpswwwaivaai

メールアドレス、またはGoogleアカウントで登録できます。

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Googleアカウントかメールアドレスで登録

登録が済んでログインすると早速使えます。

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ログインしたところ

このままWeb版を使用しても良いのですが、動きがもっさりするとのことなので、アプリ版をダウンロードしてそれを使います。

Mac版、Win版、LINUX版があります。(筆者はWin版です)

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環境に合ったものをダウンロードする

使ってみる

アプリ版を立ち上げると(Web版でも同じ)左にメニューが並んでいます。

試しに【Radio】をクリックするとRadio Stationの画面が現れてジャンル別に音楽を聴くことができます。

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Radio Station

作曲にチャレンジ

左上の【Create Track】をクリックするといろんな方法で作曲できることがわかります。

ここでは一番上の【From a Style】から曲を作っていくことにします。

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From a Styleをクリック

Style Libraryの一覧が出てくるので、好みのものを選びます。

※なんと!16頁もあるのね!

ここではFantasywaveを選びました。理由はアイコンが派手だったから…

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Fantasywaveにしよう

この段階でキーとか曲の長さなどを選べますが、今回はAutoにしました。

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キーやら長さやらを選べます

しばらく待つと曲の完成です(^^♪

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曲ができた^^

ちょっとアレンジ?

出来上がった曲を編集できるか見てみましょう。

曲の右側にあるメニューから【Open in Editor】をクリックします。

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編集していきます

こういう感じで編集画面になりますので、テンポを変えたりファイル名を変えたりできます。

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ファイル名は変えよう

楽器ごとに(パートごとに)変更することもできます、ここではメロディを選択しました。完全にDAWですね。

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メロディをアレンジ

楽器、音源をパートごとに変更することも可能です。

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音源を変更

完成した曲をダウンロード

形式を選んでダウンロードします。無料のアカウントだと月に3回までしかダウンロードできないので慎重に。

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ダウンロード

完成-Dawn of Innovation-

完成しました。
Dawn of Innovation

イノベーションの夜明けというネーミングはともかく(;’∀’)
なかなかい感じではないでしょうか?

【用語解説】

  1. MIDI (Musical Instrument Digital Interface)
    電子楽器やコンピューター間で音楽データをやり取りするための規格です。楽譜のデジタル版のようなものと考えると分かりやすいでしょう。
  2. DAW (Digital Audio Workstation)
    デジタル音楽制作ソフトウェアのことです。パソコン上で音楽を録音、編集、ミキシングするための総合的なツールです。
  3. SACEM (Société des Auteurs, Compositeurs et Éditeurs de Musique)
    フランスの音楽著作権管理団体です。日本でいうJASRACのようなものです。

【参考リンク】

  1. AIVA Technologies(外部)
    AIを使って音楽を作曲するサービスを提供する企業。AIVAの開発元です。

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