Last Updated on 2024-02-16 12:15 by admin
ビットコインの半減期が次の価格ハイプサイクルを引き起こすか?
ビットコインETFの開始後、市場関係者は次の価格上昇イベントを探している。ビットコインETFは承認後、期待を超えると同時に期待に応えられない面も見せた。ビットコインETFのトップ3は5億ドル以上の資金流入を見せ、ビットコインへの需要を示している。承認前の数週間でビットコインは約48,000ドルまで上昇した。
多くのアナリストやトレーダーは、ビットコインの半減期が次の価格上昇のきっかけになることを期待している。半減期は4年に一度、マイナーへのビットコイン報酬が半減するイベントで、これが価格に織り込まれているかどうかは長年の議論の対象である。
ビットコインETFの承認は、次のハイプサイクルに何が起こるかの手がかりを与えるかもしれない。新しいビットコインファンドのリストは売り時であり、ビットコインはその後約12%下落した。ETFが新たな投資家や資金を引き寄せるかは、実際のビットコインへの需要にかかっている。
一方で、半減期の物語は供給側の話であり、新しいコインの市場への供給が制限された後、ビットコインネットワークの使用が安定または増加すると仮定すると、価格が上昇する可能性がある。しかし、これまでの半減期後の価格上昇が直接的な関係があるとは限らない。
CoinSharesの最新の「マイニングレポート」では、半減期の約4ヶ月前にハッシュレートの成長がピークに達することがしばしばあり、「ビットコインラッシュ」によるものかもしれないと指摘している。しかし、新しいビットコインの供給が今後100年以上続くことを考えると、供給ショックの経済的論理は少し不安定である。
CoinSharesは価格予測を提供していないが、半減期後にマイニングがより競争的になり、最も効率の低いマイナーが市場から退出する可能性があるとしている。現在のビットコインマイニングの難易度は歴史的な高さにあり、ハッシュレートは2023年に100%以上跳ね上がった。半減期後には「マイナーの流出」が予測されている。
ビットコインの価格予測については、もしビットコインの価格が40,000ドル以上を維持するなら、マイナーの収益が低下する可能性がある。マイナーはビットコインの最大の売り手であり、収益性の低下は売り圧力を生むかもしれない。
しかし、半減期をビットコイン価格にとってプラスの触媒と見る人も多い。ただし、半減期がもたらすのはハイプの瞬間であることがほぼ確実である。