Last Updated on 2024-07-12 09:20 by 門倉 朋宏
「Laser Limbo」は、Quest App Labで早期アクセスが可能な混合現実ゲームであり、自宅をレーザータグスタイルのゲームが楽しめるマルチプレイヤーアリーナに変える。このゲームは、インディースタジオfreeroam.arによって開発され、シングルプレイヤーまたはマルチプレイヤーで遊べる。レーザーピストルやレーザータグベストなど、チームカラーを示すと同時に敵のターゲットとなるアイテムが特徴である。
「Laser Limbo」には、他のプレイヤーとの対戦のほか、コインチェイス、協力型チームパズル、バレットタイムシューターなど、様々なモードが含まれている。これらのモードでは、勝利を達成するためにプレイヤーが避けなければならない独特のレーザートラップが特徴である。また、環境をカスタマイズできるマップエディターも含まれている。
このゲームは、ドイツのVR会社VR-Nerdsの共同創設者であるNico UtheとChristoph Springerによって作成された。以前はロケーションベースエンターテイメント(LBE)オペレーター向けに早期アクセスが提供されていたが、現在はQuestのApp Labで無料のオープンベータ版としてリリースされている。App Labでの自宅版は2人までのプレイが可能で、LBE版には最大8人までのプレイを可能にする追加のオペレーターアプリが含まれている。現在、Quest 2/3/Proに対応しており、無料でベータ版をプレイできる。フルリリースは2024年第3四半期に予定されており、より多くのゲームモードとオプションが含まれる予定である。
【ニュース解説】
「Laser Limbo」は、自宅やオフィスなどの室内空間を活用して楽しむことができる新しいタイプの混合現実(Mixed Reality, MR)ゲームです。このゲームは、プレイヤーが実際の空間で動き回りながら、仮想のレーザータグを体験できるように設計されています。インディースタジオfreeroam.arによって開発されたこのゲームは、シングルプレイヤーまたはマルチプレイヤーでのプレイが可能で、レーザーピストルやレーザータグベストなど、リアルなゲーム体験を提供するアイテムが特徴です。
ゲームモードには、他のプレイヤーとの直接対決、コインを集めるコインチェイス、チームで協力するパズル、バレットタイムを活用したシューティングなどがあり、それぞれに特有のレーザートラップが設置されています。これらのトラップを避けながら目標を達成することが、勝利への鍵となります。また、マップエディターを使用して、プレイ環境を自由にカスタマイズすることも可能です。
このゲームは、VR分野での経験を持つNico UtheとChristoph Springerによって創設されました。当初はロケーションベースエンターテイメント(LBE)向けに提供されていましたが、現在はQuestのApp Labを通じて、より広いユーザーに向けて無料のオープンベータ版がリリースされています。これにより、自宅で手軽にMRゲームを楽しむことが可能になりました。
このゲームの登場は、家庭内でのエンターテイメントの形を大きく変える可能性を秘めています。従来のビデオゲームやボードゲームとは異なり、プレイヤーは実際に身体を動かしてゲームを楽しむことができ、より没入感のある体験を提供します。しかし、室内で活発に動き回ることによる安全性の問題や、周囲の物を壊してしまうリスクなど、注意すべき点もあります。
また、この技術の発展は、将来的には教育やトレーニング、リハビリテーションなど、エンターテイメント以外の分野にも応用される可能性があります。例えば、仮想空間でのチームビルディング活動や、特定のスキルを身につけるためのシミュレーショントレーニングなどが考えられます。ただし、このような技術の普及には、プライバシーやデータセキュリティに関する懸念、適切な規制の確立など、解決すべき課題も多く存在します。
「Laser Limbo」のフルリリースは2024年第3四半期に予定されており、さらに多くのゲームモードやオプションが追加されることで、ユーザー体験はより豊かなものになることが期待されます。このゲームは、MR技術を活用した新しい形のエンターテイメントの可能性を示しており、今後の展開が非常に楽しみです。
from Multiplayer Mixed Reality Laser Tag Comes to Quest App Lab in ‘Laser Limbo’.