Last Updated on 2024-05-22 07:54 by 荒木 啓介
Macからユーザーを削除する方法について説明します。Macでは、「共有のみユーザー」と実際のデバイスユーザーの違いを理解することが重要です。「共有のみユーザー」設定を使用して、ネットワーク経由でファイルやフォルダへのアクセスを許可するユーザーを作成できます。また、共有情報とシステムへのアクセスを制限するためにも使用できます。ユーザーの削除方法は以下の通りです。
1. Appleメニュー > システム設定を開きます。
2. サイドバーから「ユーザーとグループ」をクリックします。(スクロールダウンが必要な場合があります。)
3. 削除したいユーザーまたはグループの隣にある情報ボタンをクリックし、「ユーザーを削除」または「グループを削除」をクリックします。
現在このMacにログインしているユーザーは選択できません。共有ユーザーは直ちに削除されます。他のユーザーの場合、まずそのホームフォルダーをどうするかを決める必要があります。ホームフォルダーをディスクイメージに保存するには、「ホームフォルダーをディスクイメージに保存する」を選択し、「ユーザーを削除」をクリックします。これにより、ユーザーのドキュメントと情報がアーカイブされ、必要に応じて後でユーザーを復元できます。ディスクイメージは/Users/Deleted Users/に保存されます。ユーザーのホームフォルダーをそのままにするには、「ホームフォルダーを変更しない」を選択し、「ユーザーを削除」をクリックします。ユーザーのドキュメントと情報は保存され、後でユーザーを復元できます。ホームフォルダーは/Users/に残ります。ユーザーのホームフォルダーをコンピューターから削除するには、「ホームフォルダーを削除する」を選択し、「ユーザーを削除」をクリックします。ユーザーのフォルダーが削除されます。ユーザーのホームフォーダーを削除しない場合、ユーザーとホームフォルダーの内容を復元できます。(共有のみユーザーにはホームフォルダーがありません。)
また、Mac用のMalwarebytesがあることが紹介されています。
【ニュース解説】
Macを共有している環境では、時には特定のユーザーを削除する必要が生じることがあります。このプロセスは、Macのシステム設定を通じて行われ、ユーザーの種類に応じて異なるオプションが提供されます。具体的には、「共有のみユーザー」と実際のデバイスユーザーの2種類があり、それぞれに対するアプローチが異なります。
共有のみユーザーは、ネットワーク経由でファイルやフォルダにアクセスするために設定されるユーザーで、これらのユーザーはシステム自体にはログインできませんが、特定の共有リソースへのアクセス権を持ちます。一方、実際のデバイスユーザーは、Macにログインし、システムリソースを使用することができます。
ユーザーを削除する際には、そのユーザーのホームフォルダーをどのように扱うかを選択する必要があります。ホームフォルダーを完全に削除することも、ディスクイメージとして保存して後で復元可能にすることも、または変更せずにそのまま残しておくことも可能です。これにより、ユーザーのデータを保護しつつ、必要に応じて後で復元する柔軟性が提供されます。
このプロセスは、Macのセキュリティとプライバシーを管理する上で重要な役割を果たします。不要になったユーザーアカウントを削除することで、不正アクセスのリスクを減らし、システムの整理整頓を保つことができます。また、ユーザーのデータをディスクイメージとして保存するオプションは、データのバックアップと復元の観点からも有用です。
しかし、このプロセスには慎重さが求められます。特に、ユーザーのホームフォルダーを削除する場合、その中のデータは完全に失われるため、重要なファイルや情報が含まれていないかを事前に確認する必要があります。また、共有のみユーザーを削除する際にも、そのユーザーがアクセスしていたファイルやフォルダに影響が出ないように注意が必要です。
このように、Macからユーザーを削除するプロセスは、システム管理の基本的な側面の一つであり、適切な手順を踏むことで、セキュリティとデータ保護の両方を確保することができます。