ソフトバンク株、24年ぶり最高値を記録!Arm成功とAI投資が奏功

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Last Updated on 2024-07-05 07:26 by admin

ソフトバンクグループの株価が、7月4日に11,190.00円で終了し、24年ぶりの最高値を記録した。

※参考:日本経済新聞「ソフトバンクG株価」(外部)

これは、2000年2月15日に達成した11,000円の過去最高値を上回るものである。

この株価上昇は、ソフトバンクが過半数を所有する英国のチップ設計会社Armの公開市場での成功と、テクノロジー株全体の回復に伴うビジョンファンドの財務状況の改善によるものである。

ソフトバンクは1981年に創業し、1994年に日本で上場した。インターネットブームの中、1990年代半ばにYahooへの200万ドルの投資を行い、テクノロジー企業への投資を開始した。

しかし、インターネット株の暴落により、ソフトバンクの株価は一時、ドットコムバブルのピーク時から90%以上下落した。2021年2月16日には、約21年ぶりに過去最高終値を更新した。

ビジョンファンドは、2017年にソフトバンクがテクノロジー投資のパイオニアとして立ち上げた巨大な投資部門である。

しかし、中国政府による国内テクノロジー企業への規制強化の影響を受けるなど、一部の投資が失敗に終わった。2022年には過去最高の損失を記録し、孫正義は投資戦略を「防御」から「攻撃」へと転換し、AIへの投資機会に注目していると述べた。

Armの成功は、ソフトバンクの株価上昇の一因とされ、ソフトバンクはArmの約90%を保有している。

Armの株価は、今年だけで約124%上昇している。ソフトバンクの投資戦略は、AIエコシステムポートフォリオの開発に長期にわたって焦点を当てており、Armの買収は、半導体市場のダイナミクスへの直接的な露出と、AIの使用事例やプラットフォームの進展に先駆けた半導体設計の知的財産の所有を可能にした。

投資家は、ソフトバンクグループの評価が保有する資産を公正に反映しているかどうかに注目している。

例えば、ソフトバンクの評価額は約1015億ドルであり、Armの市場資本化は約1760億ドルである。これは、ソフトバンクグループ全体の評価を大きく上回っている。孫正義は最近、AIの未来とソフトバンクがこの技術の中心になることについての興奮を表明し、人間よりも1万倍賢いとされる人工超知能(ASI)の世界についてのビジョンを語った。

【編集者追記】用語解説

  • Arm(アーム)
    ソフトバンクグループが約90%の株式を保有する英国の半導体設計会社です。スマートフォンやタブレットなど、世界中のモバイルデバイスの大半で使用されているプロセッサの設計を手がけています。アームは「世界のスマートフォンの頭脳」とも呼ばれる重要な企業です。
  • NAV(Net Asset Value:純資産価値)
    投資ファンドの資産から負債を差し引いた価値のことです。ソフトバンクグループの場合、保有する株式や投資先企業の価値から借入金などを差し引いた額を指します。NAVは投資会社の実質的な価値を示す重要な指標です。
  • 生成AI
    人工知能の一種で、テキストや画像、音声などを自動的に生成する技術です。ソフトバンクが投資を計画しているパープレキシティAIは、この分野で注目されているスタートアップ企業です。

【参考リンク】
ソフトバンクグループオフィシャルサイト(外部)

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【ニュース解説】

ソフトバンクグループの株価が24年ぶりに最高値を更新したというニュースは、同社が直面してきた様々な挑戦とその克服の物語を物語っています。1981年の創業以来、ソフトバンクは技術革新の最前線に立ち、特にインターネットとAIの分野で重要な役割を果たしてきました。この株価の上昇は、ソフトバンクが過去の困難を乗り越え、未来への新たな投資戦略に成功していることの証です。

ソフトバンクの株価上昇の背景には、複数の要因がありますが、特に注目されるのは、Armという英国のチップ設計会社の成功と、AI技術への投資です。Armは、スマートフォンやクラウドデータセンターなど、幅広い分野で使用される半導体の設計を手掛けており、その成功はソフトバンクの株価を押し上げる重要な要素となっています。また、AI技術への投資は、将来の成長分野への先見の明を示しており、特に大規模言語モデル(LLM)に関連するAI技術の進展が、投資家の関心を集めています。

ソフトバンクのビジョンファンドは、世界中のテクノロジー企業への大規模な投資を行っていますが、その過程で一部の投資が失敗に終わるなど、挑戦も伴ってきました。しかし、最近のAIへの注目とArmの成功は、ビジョンファンドの戦略が長期的には正しい方向にあることを示しています。孫正義CEOが「攻撃」モードに転換し、AIへの投資機会に注目していることは、ソフトバンクが今後も技術革新の最前線に立ち続ける意志があることを示しています。

しかし、ソフトバンクの株価が保有する資産の公正な価値を反映していないという指摘もあります。特に、Armの市場価値とソフトバンクグループ全体の評価額との間には大きな乖離があり、これが株価にどのように影響しているのかは投資家にとって重要な問題です。孫正義が提唱する人工超知能(ASI)のビジョンが実現すれば、ソフトバンクの価値はさらに高まる可能性がありますが、その達成には多くの挑戦と不確実性が伴います。

このニュースは、ソフトバンクが過去の挑戦を乗り越え、未来への大胆な投資で成功を収めていることを示しています。しかし、その成功は新たな挑戦をもたらし、ソフトバンクがこれからも技術革新の最前線に立ち続けるためには、投資戦略の見直しや市場の変化への適応が求められます。ソフトバンクの今後の動向は、テクノロジー業界全体にとっても重要な意味を持ち、多くの人々が注目しています。

from SoftBank stock hits its first record high in 24 years — Arm and AI helped it get there.

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TaTsu
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