HiberWorldがゲーム作成の新時代を切り開く、550万ワールドの大台達成！

Last Updated on 2024-03-19 10:37 by 荒木 啓介

HiberWorldは、ウェブベースのゲーム作成ツールに新しいゲームプレイモードを数ヶ月にわたって追加した。これにより、プレイヤーやクリエイターは一人称視点での世界探索、車両の運転、他のプレイヤーとの対戦、サイドスクロールの世界など、様々な体験が可能になった。特に、車両とレースを追加した1月には、ユーザーが1週間未満で1,000以上のレーシングワールドを作成した。現在、このプラットフォームは550万以上のユーザー作成ワールドをホストしている。

HiberWorldは2017年に設立され、3Dワールド作成を民主化することを目指している。無料で利用できるこのプラットフォームは、ゲーム作成を容易にするためにAIベースのノーコードツールに投資している。1月には、現在アルファテスト中のAIワールドクリエーターを発表した。また、Hiberのウェブベースゲームは、既存のウェブサイトに埋め込むことやモバイルでプレイすることが可能である。

新しい開発者は、昨年Hiber3Dエンジンにアクセスを提供されたReact開発者に加わることができる。HiberはHiber3D開発キット（HDK）を通じて、自社のファーストパーティゲームをHiberWorldプラットフォームで開発している。HiberLabsシリーズは、スリラーや車両レスリングのスモ車、独自のサイドスクローラーシリーズなど、様々なジャンルをカバーしている。これらの新モードに加え、Hiberは将来のアップデートでより多くの収益化の機会を追加する予定である。これまでにHiberは1,950万ドルの資金を調達している。

【ニュース解説】

HiberWorldは、ウェブベースのゲーム作成ツールであり、最近数ヶ月にわたって新しいゲームプレイモードを追加しました。これにより、ユーザーは一人称視点での世界探索、車両の運転、他のプレイヤーとの対戦、サイドスクロールの世界など、多様な体験を楽しむことができるようになりました。特に、車両とレースの追加は大きな反響を呼び、短期間で1,000以上のレーシングワールドが作成されました。現在、このプラットフォームは550万以上のユーザー作成ワールドをホストしています。

HiberWorldの目指すところは、3Dワールド作成をより多くの人に開放することです。このために、AIベースのノーコードツールを導入し、ゲーム作成のプロセスを簡素化しています。これにより、プログラミングの知識がない人でも簡単にゲームや3Dワールドを作成できるようになります。また、ウェブベースであるため、特別なソフトウェアをインストールする必要がなく、既存のウェブサイトにゲームを埋め込んだり、モバイルでプレイすることが可能です。

このプラットフォームの拡張は、新しい開発者にも門戸を開いています。特に、React開発者はHiber3Dエンジンへのアクセスが提供され、HiberWorldプラットフォーム上で独自のファーストパーティゲームを開発することができます。これにより、より多様なゲームや体験が生み出されることが期待されます。

HiberWorldの取り組みは、ゲーム作成の民主化だけでなく、クリエイターに収益化の機会を提供することにも焦点を当てています。将来的には、より多くの収益化の機会が追加される予定であり、クリエイターが自身の作品から収益を得ることができるようになることが期待されます。

このような取り組みは、ゲーム業界におけるクリエイティビティの促進と、ユーザー参加型のコンテンツ作成の拡大に寄与するでしょう。しかし、ユーザー生成コンテンツの管理や著作権の問題、収益化モデルの持続可能性など、考慮すべき課題もあります。また、AIを活用したゲーム作成ツールの発展は、ゲーム開発のアクセシビリティを高める一方で、クリエイティブな作業の自動化に関する議論を呼ぶ可能性もあります。

長期的には、HiberWorldのようなプラットフォームがゲーム開発のパラダイムを変え、より多くの人々がゲーム作成に参加することで、ゲーム業界の多様性とイノベーションが促進されることが期待されます。同時に、これらの変化が業界の規制やゲームの質にどのような影響を与えるか、注視する必要があります。

from HiberWorld adds new modes to web-based game creation tool.