Last Updated on 2024-06-21 05:06 by 門倉 朋宏
Activisionは、Crash Bandicoot: N. Sane Trilogyが2000万ユニットの販売を突破したと発表した。このゲームは2017年にPlayStation 4で発売され、2018年にはNintendo Switch、Xbox One、PCでのリリースが続いた。2019年には販売ユニットが1000万を達成し、Activisionのクラシックフランチャイズの持続性を示したとされる。Crash Bandicootシリーズは、N. Sane Trilogyの発売以来、再び人気を博している。Activisionは2019年にCrash Team Racingのリメイク版であるCrash Team Racing Nitro-Fueledを、翌年には新しいCrashタイトルであるCrash Bandicoot 4: It’s About Timeを発表した。その他、2021年にはモバイル用のエンドレスランナー、Crash Bandicoot: On the Run、2023年には4対4のオンラインマルチプレイヤータイトル、Crash Team Rumbleがリリースされた。Trilogyのオリジナル開発者であるVicarious VisionsはBlizzard Albanyに改名され、昨年のDiablo IVの共同開発を行った。Crash 4の開発者であるToys for BobはActivisionから独立し、最初の独立プロジェクトに取り組んでいる。ActivisionがCrashシリーズの直近の計画を持っているかどうかは明らかではない。
【ニュース解説】
Activisionが、人気ゲームシリーズ「Crash Bandicoot: N. Sane Trilogy」の販売数が2000万ユニットを超えたことを発表しました。このゲームは、2017年にPlayStation 4で発売され、その後2018年にはNintendo Switch、Xbox One、PCでもリリースされました。2019年には既に1000万ユニットの売上を記録しており、Activisionのクラシックなフランチャイズの持続的な人気を示しています。
「Crash Bandicoot: N. Sane Trilogy」の成功は、シリーズの再興を象徴しています。Activisionはこの成功に続き、2019年には「Crash Team Racing Nitro-Fueled」、2020年には新作「Crash Bandicoot 4: It’s About Time」をリリースしました。さらに、2021年にはモバイル向けの「Crash Bandicoot: On the Run」、2023年にはオンラインマルチプレイヤータイトル「Crash Team Rumble」を発表しています。
このシリーズの成功は、開発チームにも大きな変化をもたらしました。オリジナルの開発者であるVicarious Visionsは、Blizzard Albanyへと改名され、最新作「Diablo IV」の共同開発を行いました。また、「Crash Bandicoot 4」の開発を手掛けたToys for Bobは、Activisionから独立し、新たなプロジェクトに取り組んでいます。
このニュースは、ゲーム業界におけるクラシックフランチャイズの持続可能性と、新旧の開発チームの進化の重要性を示しています。また、多様なプラットフォームへの展開や、新しいゲームの開発によって、ファン層を拡大し、シリーズの魅力を再確認させる戦略が功を奏していることがわかります。
しかし、Activisionが「Crash Bandicoot」シリーズに関して今後どのような計画を持っているのかは不明です。この不確実性は、ファンにとっては次の展開を心待ちにすると同時に、少しの不安も感じさせるかもしれません。長期的には、Activisionがこのシリーズをどのように進化させ、新しい世代のゲーマーを引きつけ続けるかが、その成功の鍵となるでしょう。
このような背景を踏まえると、ゲーム業界におけるクラシックタイトルのリメイクやリマスターが、単なる懐古ではなく、新たな創造性とイノベーションの源泉となり得ることが示されています。また、開発チームの変化や独立は、新しい視点やアイデアを生み出し、業界全体の発展に寄与する可能性を秘めています。
from Crash Bandicoot: N. Sane Trilogy surpasses 20M copies sold.