#まいにち創作の秋 Day 6:AIと迷走?『PIERCE』を巡る詩と笑いの創作旅行記
皆さん、こんにちは! 創作の旅も6日目、#まいにち創作の秋が続いています。世界的なアートチャレンジ「Inktober」に沿って、毎日AIと作品を生み出すこの企画。もはやライフワークと化してきました。
さて、本日10月6日のお題は… 『PIERCE』(突き刺す、貫通する) です。
うーん、またしても物理的で、ちょっと攻撃的な言葉。でも、ただ槍が刺さる絵では芸がない。そこで今回は布陣を変更し、僕の頼れる相談役 Google Gemini と、初挑戦となる画像生成AI Adobe Firefly のコンビで挑むことにしました。
【AI画像生成】Firefly初陣!まずは恒例、単語一発勝負!
まずは新人Fireflyの実力を見るため、お題の単語『PIERCE』をそのままプロンプトに投入!さあ、どう出るか?

結果がこちらです(笑)。
- 画鋲(プッシュピン): 「突き刺す」ものだから、まあ理解できます。
- 桟橋 (Pier): まさかのダジャレ! 『PIERCE』を音で解釈して桟橋(ピア)!AIのこういう思考、嫌いじゃないです。
- ビーチと街のイラスト: これは…なぜ…?AIの深淵を覗いた気がします。
Firefly先生、なかなかの天然っぷりを発揮してくれました。このままでは記事にできないので、やはり頼れるGemini先生に助けを求めます。
Gemini先生の神アドバイス!詩的コンセプト5選
僕: 「Geminiさん、助けてください!Fireflyに『PIERCE』って入れたらダジャレが返ってきました…槍とか剣とか以外で、詩的なアイデアが欲しいです!」
すると、Gemini先生からアートディレクター顔負けの素晴らしい回答が届きました。
お久しぶりです!Fireflyのダジャレ、AIあるあるですね…!…(中略)…詩的で心に響くような『PIERCE』のアイデアをいくつか提案させてください。
- 静寂を突き刺す一滴
- 雲海を貫く山頂
- 森の闇に射す一筋の光
- 魂を見透かす鋭い視線
- コンクリートを割る一輪の花
創作、まさかの迷走へ…「笑いが欲しい」と頼んだ結果
この素晴らしい提案に感動しつつも、「待てよ、このブログのコンセプトは『なんだかクスリと笑える』じゃなかったか?」と。そこで、Gemini先生に無茶振りをしてみることに。
ワタシ: 「ありがとう、でも、言い忘れてたよ。もう少しユーモアを入れてくれる?」
なるほど!『クスリと笑える』というテーマ、大事なことを言い忘れてましたね!了解です!…(中略)…遊び心あふれるアイデアをいくつか提案しますね。
1. 最強の豆腐、板を貫く
2. ドーナツに穴をあける猫の視線
3. UFOに一本釣りされる靴下
4. 図書館の静寂を突き破るオナラ
…Geminiくん、ユーモア苦手なのかな?
なんというか、真面目な人が一生懸懸命考えたシュールなギャグ、という感じで、これはこれで愛おしい(笑)。散々迷走した挙句、結局最初の詩的な路線に戻ることに。
最終テーマ決定!「戦場のがれきを貫いて咲く名も知らぬ花」
Geminiの提案「コンクリートを割る一輪の花」を元に、僕自身で最終テーマを練り上げました。それがこちら。
「戦場のがれきを貫いて咲く名も知らぬ花」
生命力の象徴である「花」と、破壊の象徴である「戦場のがれき」。この対比こそ、『PIERCE』というテーマの本質を最も力強く表現できるのではないか。そう確信し、このテーマで再度Fireflyに挑みます。
Fireflyの本気!感動のフォトリアル画像が爆誕
さあ、長かった旅路もいよいよ大詰め。この最終テーマを元にしたプロンプトを、Fireflyに打ち込みます。
A single, resilient wildflower piercing through the rubble and debris of a war-torn battlefield, cinematic lighting, photorealistic, symbol of hope

そして生成されたのが、この一枚。
[ここにFireflyで生成した「戦場の花」の画像のスクリーンショットを挿入]
これだ…!これが見たかったんだ!
がれきの冷たさと、花の持つ生命の温かさ。そのコントラストが胸に突き刺さる、まさにテーマ通りの一枚が生まれました。
【AI音楽生成】魂の叫びをSuno AIと共に
この力強い一枚を前に、僕の頭の中には明確な音楽のイメージが湧いていました。ただ綺麗なだけの曲じゃない。もっと生々しい、魂を揺さぶるような曲にしたい。その想いを、再びGemini先生にぶつけました。
僕: 「バックに復興してる工事の音があってもいいね。アコギをじゃらんじゃらんかき鳴らして、だんだん盛り上がっていく感じの女性の魂の叫びみたいな曲。突き刺すというところが歌のテーマではなく、がれきをも貫く名も知らぬ花の生きる強さみたいなところを歌にしたい。英語の歌詞とプロンプトを書いて」
この具体的なオーダーに対し、Gemini先生が完璧な歌詞とプロンプトを生成してくれました。
Suno Prompt:
Epic Indie Folk Rock, raw soulful female vocals, passionate acoustic guitar strumming. A slow build to a powerful, anthemic chorus. Ambient background sounds of distant, hopeful construction work, hammers on metal.Lyrics:
(Verse 1)
Concrete bones and rusted steel
A new day’s noise, a turning wheel
Hear the hammers in the distance, singing a new song
Right here in the place where everything went wrong(Chorus)
A crack of color in the gray
That pierces through the stone today
A nameless warrior, fighting all alone
With a wild, unbreakable heart of my own
Yeah, this wild, unbreakable heart of my own!(Outro)
Yeah, this wild, unbreakable heart… IS MY THRONE!
この指示書を元にSuno AIで生成したのが、この曲です。
https://suno.com/s/RypQr3PPYVkkhjBK
まさにイメージ通り!アコギの掻き鳴らしから始まり、力強い女性ボーカルが魂の叫びを歌い上げる。そして、歌詞にしっかりとお題の pierces
を入れ込みつつ、テーマである「花の生きる強さ」を見事に表現してくれました。最後の「IS MY THRONE!」という叫びには鳥肌が立ちました。
まとめ:AIとの迷走もまた楽し
というわけで、10月6日のお題『PIERCE』、いかがでしたでしょうか。
今回は、詩的な路線とユーモア路線を行ったり来たり、見事に迷走しました(笑)。しかし、その過程でAIの様々な顔を見ることができました。シンプルな単語にはダジャレで返し、詩的な要求には完璧に応え、ユーモアを求めれば全力でシュールなアイデアを出してくる。
AIは万能の魔法の箱ではなく、対話を通じて共に作品を作り上げる、個性豊かなパートナーなのだと改めて実感しました。この迷走こそが、AIとの共作の面白さなのかもしれません。
さて、明日はどんなお題で、どんな冒険が待っているのか。
それでは、また明日!