【Inktober2025】10月7日-STARFISH-ヒトデ

[更新]2025年10月7日17:37

 - innovaTopia - (イノベトピア)

#まいにち創作の秋 Day 7:AI界の秘宝『Sora』と描く『STARFISH』への冒険

皆さん、こんにちは!AIとの創作の旅も7日目、#まいにち創作の秋、本日も元気に開幕です。世界的なアートチャレンジ「Inktober」のお題に、毎日AIと共に挑むこの企画。今日は、とんでもない冒険の始まりから終わりまで、そのすべてを皆さんに目撃していただくことになります。

さて、本日10月7日のお題は…

『STARFISH』(ヒトデ) です。

可愛らしくも、どこか神秘的なこのお題。そして何より、今日の我々の布陣が特別です。ついに我々は、あの幻のAIと謳われたSoraくんとのコンタクトに成功したのです!

というわけで、本日の最強布陣はこちら!

  • お絵かき担当(アーティスト): ついにベールを脱いだ、Soraくん
  • 相談役(アートディレクター): その兄貴分である、ChatGPT-5.0先生

この「OpenAI純正ドリームチーム」が、一体どんな化学反応を見せるのか。さあ、冒険の始まりです!

【序章】Sora発見伝:幻のAIを追え!

本編に入る前に、今日の相棒であるSoraくんにたどり着くまでの、我々の壮大な(そして少し間抜けな)冒険譚にお付き合いください。(おおげさ)

当初、「SoraはChatGPTのProアカウントならメニューから使えるらしい」という情報を信じていた私。しかし、自分の画面にはどこにもSoraへの入り口が見当たりません。

「おや…?」と思い、ChatGPT本人に尋ねてみると…

「残念ながら、このChatGPT(私)から直接 Sora へ移動することはできません。理由は、Sora は 別のOpenAI製品で、ChatGPTとは現在 統合されていない ためです。」

なんと、本人からまさかの「統合されてない」宣言!しかし、ネットには「ChatGPTから使える」という記事もある…。情報が錯綜し、我々のプロジェクトは開始早々、暗礁に乗り上げます。

諦めかけたその時、ついに我々は「隠し扉」を発見します。それは、ChatGPTの中からではなく、https://openai.com/ja-JP/sora/というサイトからログインするという方法でした。

【ミニコラム】今日の相棒、AI『Sora』くんって何者?

今回の創作で大活躍してくれた、画像生成AI『Sora』。その正体は、ChatGPTを開発したOpenAIが手がける、今最も注目されているAIの一人です。

一般的には「テキストから動画を作るAI」として知られていますが、実はその能力は多岐にわたります。今回の我々の冒険で判明した、Soraの「今」について、簡単にまとめてみましょう。

  • Sora 1 と Sora 2: 現在、Soraには二つのバージョンが存在します。物理法則をより深く理解し、音声の同時生成も可能になった最新版の『Sora 2』は、まだ招待コードを持つ一部のユーザーしか利用できません。一方、我々が今回アクセスしたのは、その前のバージョンである『Sora 1』。こちらは公式サイトからログインすることで、誰でもその能力に触れることができます。
  • 静止画は誰でもOK!: Soraの真骨頂である動画生成機能を利用するには、ChatGPTの有料プラン(PlusまたはPro)への加入が必要です。しかし、今回我々が挑戦したような静止画の生成は、無料アカウントのままでも枚数制限付きで試すことが可能です。
  • 得意なこと: Soraが得意とするのは、何と言ってもその圧倒的な写実性です。プロンプトに忠実で、まるで本物の写真のようなリアルな画像を生成します。しかし、その真面目さゆえに、今回の我々のように「面白み」や「意外性」を求める場合は、相談役となる別のAI(今回はChatGPT-5.0)とタッグを組ませることで、その真価を何倍にも引き出すことができるのです。

「AIは万能の魔法の箱ではない」。それぞれのAIの得意なこと、苦手なことを理解し、どうすれば最高のパフォーマンスを発揮してくれるのかを考える。それこそが、AIとの共作における一番の醍醐味なのかもしれません。

【AI画像生成】創作、迷走の果てにたどり着いた楽園

さて、長かった旅路の果てに、我々はついにSoraくんとの対面の時を迎えました。まずは恒例の儀式、お題の単語『STARFISH』を、そのままプロンプトに投入!

 - innovaTopia - (イノベトピア)
めっちゃヒトデ

結果は、完璧な「図鑑の写真」。あまりに優等生すぎる回答に、我々は早々に作戦変更を決定。アートディレクターのChatGPT-5.0先生に、ユーモアと物語性のあるコンセプトを依頼しました。

ここからが、我々の本当の冒険の始まりでした。

  • 挑戦1:「失恋したマーメイドのペンダント」
    詩的なコンセプトに惹かれて試したものの、出来上がったのは息をのむほど美しいアート作品。しかし、あまりに完成されすぎていて、ここから音楽のイメージが全く湧いてきません。これは「美しすぎる誤算」でした。
 - innovaTopia - (イノベトピア)
失恋したマーメイドのペンダント、木綿のハンカチーフくらいしか曲のイメージがわかない。
  • 挑戦2:「ヒトデ、出世する」
    気を取り直して、次は最もユーモラスなコンセプトに挑戦!しかし、出来上がったのは…なんというか、ウーパールーパーに似た、哀愁漂うビジネスマン(?)。シュールで最高ですが、我々が求めている「ヒトデ」とは少し違うかもしれません…。
 - innovaTopia - (イノベトピア)
ウーパールーパーっぽい

最終テーマ決定!「ヒトデ、リゾート経営を始める」

美しいだけの道も、面白いだけの道も、何だかしっくりこない。散々迷走した挙句、我々はついに最終テーマを決定しました。それが、ChatGPT-5.0先生の提案3:「ヒトデ、リゾート経営を始める」です。

コンセプト:
「潮干狩りのシーズンしか働けないのはコスパ悪い」と気づいたヒトデが、海辺でグランピングリゾートを開業。ヤドカリが受付担当。カメが支配人。働き方改革は海の底から。

これだ…!これこそ、ユーモアと物語性、そして何よりハッピーな音楽が聞こえてくる、我々が探し求めていたテーマです!この最終プロンプトで、三度Soraくんに挑みます。

A starfish wearing a straw hat running a tropical seaside resort, tiny hermit crabs serving drinks, turtles managing reception, warm sunset tones, soft focus, cinematic humor, watercolor texture style.

そして生成されたのが、この一枚!

 - innovaTopia - (イノベトピア)
スターリゾートならぬ、ヒトデリゾート

きたーーーっ!これだーーっ!
見てください、この陽気なヒトデ社長!麦わら帽子が最高に似合っています。そして注目すべきは従業員たち。タキシードを着こなし、クールにドリンクを運ぶヤドカリのウェイター。受付カウンターでは、カメの支配人たちがPCを駆使して予約管理をしています。まさに「働き方改革は海の底から」を体現する、最高のワンシーンです!

【AI音楽生成】ようこそ!ヒトデ社長のサーフロックリゾートへ

このハッピーでご機嫌な一枚を前にすれば、音楽のイメージは無限に湧いてきます。カリブの風を感じるような、陽気で少しレトロなパーティーチューンしかありません!

その想いを、再びアートディレクターのChatGPT-5.0先生にぶつけました。

私: 「曲調は古臭くはないのだけど、どこかレトロなにおいのする今どきのサーフロックでノリノリな感じでドライブにちょうどよさそうな感じがいいです。歌詞は日本語でいえーい!たのしーい!!みたいな感じでよろしく」

すると、先生から完璧すぎる指示書が返ってきました。

🎧 Suno完全プロンプト
Title: “STARFISH RESORT YEAH!”
Genre: Upbeat modern surf rock with a retro twist — think sunny Japanese coastal vibes meets 2020s surf indie…
Lyrics (Japanese):
(Intro)
いえーい! 太陽フルスロットル!
潮風が今日も笑ってる〜!
(Chorus)
いえーい! たのしーい!!
海がステージさ 手を広げて!…

もはや私たちがやることは、これをSunoにコピー&ペーストするだけ。そして生まれたのが、この曲です!

https://suno.com/s/Ify7jcpfdSsNrYsF

まさにイメージ通り!60年代のサーフロックの香りを残しつつ、現代的なインディーロックの明るさも感じさせる、最高のドライブチューンが出来上がりました。「いえーい!たのしーい!!」という我々の魂の叫びが、見事に曲の一部になっています(笑)。

まとめ:AIとの迷走こそが、最高の冒険だった

というわけで、10月7日のお題『STARFISH』、いかがでしたでしょうか。

Soraという幻のAIを探すところから始まり、図鑑のような写真、美しすぎるアート、ウーパールーパー似のビジネスマンと、見事に迷走を繰り返しました。

しかし、その全ての回り道が、最終的な「ヒトデ社長」という最高のキャラクターに出会うための伏線だったように思えてなりません。AIは、まっすぐ答えをくれるだけの便利な道具ではない。共に悩み、迷い、寄り道をするからこそ、予想もつかない宝物を見つけられる、最高の「冒険仲間」なのだと、改めて実感しました。

さて、明日はどんなお題で、どんな冒険が待っているのか。

それでは、また明日!

【追記】ヒトデ社長、動く。

せっかく今日の相棒が、もともと動画生成AIとして名を馳せたSoraくんなので、最後に短い動画も作ってみました。陽気な音楽に合わせてノリノリで踊るヒトデ社長と、クールに仕事をこなす従業員たち。このリゾート、本当にどこかにあるんじゃないかと思えてきますね。

Sora 1でもこれだけのものが作れるのですから、物理演算や音声生成まで可能になるという『Sora 2』は一体どんな世界を見せてくれるのでしょうか…。

あー!Sora 2使いたいなぁ…。サンフランシスコ方面に向かって叫んでおきます。

誰か、私に招待コードをくださいー!

投稿者アバター
TaTsu
『デジタルの窓口』代表。名前の通り、テクノロジーに関するあらゆる相談の”最初の窓口”になることが私の役割です。未来技術がもたらす「期待」と、情報セキュリティという「不安」の両方に寄り添い、誰もが安心して新しい一歩を踏み出せるような道しるべを発信します。 ブロックチェーンやスペーステクノロジーといったワクワクする未来の話から、サイバー攻撃から身を守る実践的な知識まで、幅広くカバー。ハイブリッド異業種交流会『クロストーク』のファウンダーとしての顔も持つ。未来を語り合う場を創っていきたいです。

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