Last Updated on 2024-07-29 09:30 by admin
6月に公開された「Luma Dream Machine」だがなかなかのペースでアップデートされているようだ。今回はLoop機能とEND FRAMEについて実際に試してみた。
Dream Machineについておさらい
Dream Machineは、Luma AIが開発したAI動画生成ツールです。
2024年6月12日に無料のオープンベータとして公開され、わずか数週間で大きな注目を集めました。このツールの特徴は、テキストプロンプトや画像から、高品質な短編動画を生成できる点です。
当初は1回の生成で5秒の動画を作成する機能が基本でしたが、その後のアップデートで機能が大幅に拡張されています。
時系列で見るアップデート
2024年6月12日:オープンベータ公開
Dream Machineが一般ユーザーに向けて公開されました。この時点での主な機能は以下の通りです:
- テキストプロンプトまたは画像からの5秒動画生成
- 高解像度(1024×576ピクセル)での出力
- 無料で月30回まで使用可能
2024年6月(日付不明):Extend機能の追加
公開から間もなく、Extend機能が追加されました。この機能により:
- 既に生成された5秒の動画をさらに5秒ずつ拡張可能に
- 最大で20秒程度まで動画を延長できるように
この機能追加により、ユーザーはより長尺の動画を作成できるようになり、表現の幅が大きく広がりました。
2024年6月27日:キーフレーム機能の実装
キーフレーム機能(後のEND FRAME機能)が実装されました。この機能の特徴は:
- 動画の始点と終点を別々の画像で指定可能
- 動画の展開をより細かくコントロール可能
この機能により、ユーザーは動画のストーリー性や変化をより詳細に設定できるようになりました。
2024年7月:Loop機能とEND FRAME機能の追加
最新のアップデートでは、以下の2つの重要な機能が追加されました:
- Loop機能
- シームレスに繰り返し再生できる動画を生成
- 単一の画像やプロンプトから連続的な動きを作成
- END FRAME機能
- 先述のキーフレーム機能と同様
- 動画の始点と終点を別々の画像で指定可能
これらの新機能により、Dream Machineの表現力と使い勝手が大幅に向上しました。
END FRAMEを試す
まずはEND FRAMEを試してみます。イメージを2枚アップロードすると1枚目と2枚目(END FRAME)の間を自然につないでくれるという機能です。
1枚目はこちらのイメージです。Dall-e3で生成した、宇宙ステーションのイメージです。
そして2枚目のイメージがこちらです。エイリアンにガンを向けているイメージです。
ちなみに以下の記事のアイキャッチに使用したものです。
「Alien: Rogue Incursion」VRで体験する極限の恐怖!エイリアンとの緊迫の戦いが2024年ホリデーシーズンに登場
2枚のイメージをDream Machineにアップします。
さて、うまくいくでしょうか。
画面遷移の後、エイリアンが現れて、ガンを構えるところがちゃんと表現されています。
Loopをつかってみる
つづいてはLoopです。こちらはなんとなく想像がつきますが、シームレスに繰り返し再生できる動画を簡単に作成できる機能です。
「InnovaTopia」と書いたプレートをピカピカと光らせてみたいと思います。
この写真をアップして、textに「Issued with a cyberpunk image, or sometimes sparked.」と入力しました。
いかがでしょうか?
Loopを使うとウェブサイトのヘッダー、デジタルサイネージ、SNSの投稿など、結構実用的に使えそうな気がします。