信頼性の高いリーカーIce Universeによると、AppleはiPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro MaxのDynamic Islandの幅を20.76mmから13.49mmに縮小する可能性がある。これは約35%の減少となる。
この変更により、フロント画面上部のカットアウトがより目立たなくなり、ディスプレイの外観がクリーンになると予想される。
ただし、この情報は具体的な数値を伴うものの、測定方法やプロトタイプかCAD図面に基づくものかなど詳細は不明である。高さの変更についても言及されていない。
現時点では量産確定の情報ではなく、複数の情報源による裏付けが待たれる段階である。
カットアウトが縮小すれば、Dynamic IslandのUIアニメーションやLive Activitiesの表示方法も調整される可能性がある。
From:
Your iPhone 18 Pro could get a much smaller Dynamic Island
【編集部解説】
iPhone 18 ProのDynamic Island縮小の噂は、Appleのデザイン哲学における重要な転換点を示唆しています。2022年のiPhone 14 Pro登場時、Dynamic Islandはノッチからの脱却として革新的な機能でしたが、同時に画面占有率を犠牲にする妥協案でもありました。
今回のリーク情報が示す35%という縮小率は、技術的に大きな進歩を意味します。カットアウト内にはFace IDのためのTrueDepthカメラシステム、赤外線カメラ、投光イルミネータ、近接センサーなど多数のセンサーが詰め込まれています。これらを20.76mmから13.49mmへと7.27mm分も小型化するには、センサー配置の再設計、より小型なコンポーネントの開発、あるいは一部機能の統合が必要です。
複数の情報源によると、この縮小を可能にするのはFace IDのflood illuminator(投光イルミネータ)を画面下に移動させる技術です。比較的小型で光学的にシンプルなこのコンポーネントを画面下に配置することで、Dynamic Islandのサイズを大幅に縮小できると考えられています。一方、dot projectorや赤外線カメラは引き続き中央のDynamic Island内に配置される見込みです。
特に注目すべきは、この変更がユーザー体験に与える心理的影響です。Dynamic Islandは日常的に何十回も視界に入る要素であり、その存在感が減少することで画面への没入感が大きく向上します。明るい背景のアプリやWebページでは、現在のDynamic Islandはかなり目立ちますが、約3分の1狭くなれば視覚的な違和感は大幅に軽減されるでしょう。
ただし、このリークにはいくつかの疑問符が残ります。幅の縮小は報じられていますが、高さについては言及がありません。もし高さが変わらなければ、カットアウトの形状は現在よりも縦長になり、視覚的なバランスが変わる可能性があります。また、測定の根拠となるソースが明示されていない点も慎重に見るべきポイントです。
ソフトウェア面での影響も見逃せません。Dynamic Islandの特徴であるアニメーション展開、Live Activities、通知表示などは、現在のハードウェアサイズを前提に設計されています。カットアウトが小さくなれば、これらのUI要素の表示方法や展開ロジックも再設計が必要になるはずです。Appleがどのようにこのバランスを取るのか、対応するiOSでの実装が注目されます。
長期的な視点では、信頼性の高いディスプレイアナリストRoss Young(Counterpoint Research VP)が2025年6月に示したロードマップが参考になります。同氏によると、2027年の20周年記念iPhoneでも小さくなったDynamic Islandは継続し、2028年にFace ID全体が画面下に移動してセルフィーカメラのみがホールパンチ型で残る形になり、完全なall-screen designの実現は2030年になる見込みです。この予測が正しければ、iPhone 18 ProのDynamic Island縮小は、完全フルスクリーン化への長い道のりにおける重要な一歩といえます。
競合との比較においても、この変更は意味を持ちます。Android陣営では既にパンチホール型カメラや画面下カメラ技術が進んでおり、Appleは画面占有率の面で後れを取っていました。Dynamic Island縮小は、完全なフルスクリーンへの過渡期における現実的な解決策といえるでしょう。
リーク情報の信憑性については、Ice Universeという情報源の実績が重要です。同氏はこれまでも多くのApple製品情報を正確に予測してきた経緯があります。しかし、現時点では単一ソースからの情報であり、CADデータやサプライチェーン情報など複数の独立した情報源による裏付けがないため、確定情報として扱うのは時期尚早です。
最終的に、この変更が実現すれば、iPhone 18 Proは視覚的により洗練されたデバイスになります。ただし購買決定においては、他のスペック向上や価格、発売時期なども総合的に判断する必要があります。今後数ヶ月でさらなるリーク情報や部品画像が出てくることが予想されますので、続報に注目したいところです。
【用語解説】
Dynamic Island(ダイナミックアイランド)
iPhone 14 Pro以降に搭載されている、画面上部のピル型カットアウト領域。従来のノッチを置き換える形で導入され、Face ID用のTrueDepthカメラシステムを収納しながら、ソフトウェア的にアニメーションや通知、Live Activitiesの表示領域として機能する。静的な「切り欠き」ではなく、動的に拡張・縮小するインターフェース要素として設計されている。
Live Activities(ライブアクティビティ)
iOS 16以降で導入された機能で、スポーツの試合スコア、配達状況、音楽再生などのリアルタイム情報をロック画面やDynamic Islandに継続的に表示する仕組み。ユーザーがアプリを開かなくても最新情報を確認できる。
TrueDepthカメラシステム
Appleが開発した3D顔認識技術で、赤外線カメラ、投光イルミネータ(flood illuminator)、ドットプロジェクター(dot projector)などで構成される。Face IDによる顔認証、Animoji、ポートレートモード撮影などに使用される。
Flood Illuminator(投光イルミネータ)
TrueDepthカメラシステムの一部で、顔全体を赤外線で照らすコンポーネント。Face IDの認証精度を高めるために使用され、比較的小型で光学的にシンプルな構造のため、画面下への移動が技術的に最も実現しやすいとされている。
Ice Universe
Samsung、Apple製品のリーク情報で知られる信頼性の高い情報提供者。過去に多くの正確な予測実績を持つ。
Ross Young
Counterpoint Research VP、Display Supply Chain Consultants(DSCC)の共同創設者兼CEO。ディスプレイ業界の専門家として、Appleを含むスマートフォンメーカーのディスプレイ技術動向について高い的中率を誇るアナリスト。
CAD図面
Computer-Aided Design(コンピュータ支援設計)の略。製品設計に使用される精密な設計図面で、製造前の試作や部品設計に用いられる。
【参考リンク】
Apple – iPhone(外部)
Appleの公式iPhoneページ。最新モデルの仕様、機能、価格情報を提供。
iPhone ユーザガイド – Apple サポート(外部)
iPhoneの各機能の詳細な使い方、設定方法を解説する公式サポートページ。
【参考記事】
iPhone 18 Pro: Leaker Reveals Alleged Size of Smaller Dynamic Island – MacRumors(外部)
Ice Universeのリーク情報を詳しく報じ、Dynamic Islandの幅が約13.5mmに縮小される具体的数値を提示している。
iPhone 18 Pro series’ Dynamic Island cutout dimensions leaked – GSMArena.com(外部)
iPhone 18 ProのDynamic Islandが13.49mm幅になるという情報を報道し、約35%の縮小率を詳述。
20th Anniversary iPhone May Not Have All-Screen Design After All – MacRumors(外部)
Ross Youngの最新コメントを詳報。2027年の20周年記念iPhoneでもDynamic Islandが継続する見込みを伝えている。
Here’s What Apple’s iPhone Could Look Like Every Year Through 2030 – MacRumors(外部)
Ross Youngによる2030年までのiPhoneディスプレイ進化のロードマップを視覚的に解説している。
iPhone 18 Pro Dynamic Island Could Shrink by 35% [Rumor] – iClarified(外部)
Dynamic Island縮小の技術的背景として、Face IDセンサーの統合や再配置の可能性を指摘している。
【編集部後記】
画面上部の小さな変化が、スマートフォン体験全体に与える影響は意外に大きいものです。Dynamic Islandの縮小は、単なるデザイン変更を超えて、日々の使い心地を左右する要素となるでしょう。iPhoneの次期モデルを検討されている方にとって、こうした細部の進化は購入タイミングを考える上で重要な判断材料になるかもしれません。みなさんは、画面の没入感とカメラシステムの高機能化、どちらをより重視されますか?また、2030年頃に予想される完全な画面下カメラ技術の実用化まで待つべきか、それとも段階的な改良を楽しむべきか。innovaTopia編集部としても、今後のAppleの技術戦略に注目していきたいと思います。



































