Samsung Galaxy Z Fold8 明日のイベントで発表か|ワイド型とUltraに分かれる次世代Foldの狙い

[更新]2026年7月21日

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折りたたみスマートフォンは、画面が大きければ便利という単純な製品ではありません。Samsungが準備しているとされる2つのFoldは、形を変えるモデルと、従来の方向性を引き継ぐモデルに分かれる可能性があります。その違いから、次のFoldが誰のための端末になるのかを考えます。


Samsung Electronicsは、2026年7月22日に英国ロンドンで開催する「Galaxy Unpacked 2026」で、「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Flip8」を公開する見通しだ。

報道によると、Galaxy Z Fold8は4対3に近いワイド画面を採用し、Galaxy Z Fold8 Ultraは従来のFoldシリーズに近い縦長の形状を継承する。Ultraには2億画素のメインカメラを含む背面カメラ3基と、前世代より大きいバッテリーが搭載される可能性がある。256GBモデルの予想価格はFold8が1899ドル、Fold8 Ultraが2099ドルとされているが、製品名や仕様、価格は正式発表前の情報である。

From: 文献リンクSamsung unveils three-foldable lineup in London, raises Fold 8 prices

【編集部解説】

今回の報道で注目すべきなのは、Samsungが単にGalaxy Z Fold7の後継機を投入するのではなく、横折り型の製品を異なる方向性の2モデルに分けようとしている点です。報道どおりであれば、「Galaxy Z Fold8」は4対3に近いワイド画面による新しい使い方を提案し、「Galaxy Z Fold8 Ultra」は従来のFoldシリーズに近い形状を引き継ぐモデルになります。

4対3に近い画面比率の採用は、単に画面を大きくすることとは意味が異なります。端末を開いた際の縦横のバランスが変われば、Webページや電子書籍、写真、文書、2つのアプリを並べた画面の見え方も変わります。Fold8は、折りたたみスマートフォンを開いて使う場面を、従来とは異なる形で設計したモデルと読み取れます。

一方、Fold8 Ultraは、新しい形状を試す製品というより、これまでのGalaxy Z Foldシリーズを使ってきた人に向けたモデルになりそうです。元記事は、2億画素のメインカメラを含む背面カメラ3基と、前世代より大きいバッテリーを搭載する可能性を伝えています。

ただし、現行のGalaxy Z Fold7もすでに約2億画素のメインカメラを備えています。そのため、画素数だけではUltraの明確な進化とはいえません。カメラセンサーや望遠性能、画像処理などに変更があるのかは、正式発表を待つ必要があります。

つまり、2モデルの違いは「標準モデルと高性能モデル」という単純な上下関係ではない可能性があります。Fold8は画面形状と開いた状態での使い方を重視し、Fold8 Ultraは現在のFoldシリーズに近い形状を維持する構成です。新しい形を選ぶか、慣れた形を引き継ぐモデルを選ぶかという、方向性の異なる選択肢が用意されることになります。

価格については、256GBモデルのGalaxy Z Fold8が1899ドル、Galaxy Z Fold8 Ultraが2099ドルになると報じられています。いずれも正式価格ではありませんが、単純に性能だけで選ぶのではなく、画面の形や本体サイズ、重量、閉じた状態での操作性まで含めて比較する必要があります。

現時点でSamsungが公式に明らかにしているのは、2026年7月22日にロンドンでGalaxy Unpackedを開催し、新しいフォームファクターを持つGalaxy製品を発表することまでです。Fold8やFold8 Ultraという製品名、画面比率、カメラ構成、バッテリー容量、価格は正式発表されていません。

日本では、Galaxy Unpackedが7月22日22時から日本語字幕付きで配信される予定です。発表後には国内向け新製品の予約開始も予定されていますが、どのモデルが日本で販売されるのか、海外と同じ製品構成になるのか、国内価格がいくらになるのかは明らかになっていません。

購入を検討する際は、カメラやバッテリーの数値だけでなく、開いた状態と閉じた状態の本体サイズ、重量、アプリの表示、片手で持った際の使いやすさを確認する必要があります。今回の発表で問われるのは、どちらが上位かではなく、2つのFoldがそれぞれどの使い方に向けて設計されているかです。

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【編集部後記】

折りたたみスマートフォンは、性能だけでなく、開いた画面をどう使うかで価値が大きく変わります。
横に広い画面は、文章や写真、複数アプリを見る場面では魅力的ですが、持ちやすさや重量との両立も欠かせません。
一方で、従来型に近いUltraは、慣れた使い方を保ちながら完成度を高める選択肢になりそうです。
どちらが優れているかではなく、自分の使い方にどちらが合うかを見極める必要があります。
正式発表では、画面比率だけでなく、重さや厚さ、アプリ表示がどこまで最適化されているのかにも注目したいところです。
私たちは新しい形そのものではなく、その形が日常をどれだけ便利にするのかで選ぶことになるのでしょう。


【用語解説】

フォルダブルスマートフォン
柔軟なディスプレイとヒンジ機構を使い、本体を折りたためるスマートフォン。横方向に開くFold型と、縦方向に開くFlip型などがある。

アスペクト比
画面の横幅と縦幅の比率。4対3、3対2、16対9などで表され、同じ画面サイズでも文章や写真、動画、複数アプリの表示方法が変わる。

mAh(ミリアンペア時)
バッテリー容量を示す単位。数値が大きいほど容量は多いが、実際の使用時間はディスプレイやプロセッサの消費電力、通信環境などにも左右される。

2億画素カメラ
最大約2億個の画素で画像を記録できるカメラセンサー。画素数が多いほど必ず高画質になるわけではなく、センサーサイズやレンズ、画像処理も撮影品質に影響する。

【参考リンク】

Samsung Japan公式サイト(外部)
Samsung Galaxyのスマートフォン、タブレット、ウェアラブル製品などを紹介する日本向け公式サイト。

Samsung Galaxy Z Fold7(外部)
現行の横折り型スマートフォンGalaxy Z Fold7の機能、画面サイズ、カメラ、バッテリーなどを紹介する公式製品ページ。

Samsung Newsroom 日本(外部)
Samsung Electronicsの製品発表、イベント、企業活動などを掲載する日本向け公式ニュースルーム。

【参考記事】

Galaxy Unpacked 2026年7月:「新しいかたち」がついに登場|Samsung Newsroom 日本(外部)
2026年7月22日にロンドンで開催されるGalaxy Unpackedの公式案内。新しいフォームファクターを持つGalaxy製品の発表と、日本時間22時からの配信を告知。

Samsung Galaxy Z Fold7 スペック|Samsung Japan(外部)
Galaxy Z Fold7の約2億画素メインカメラ、4400mAhバッテリー、画面サイズ、重量などを確認できる公式スペック表。

Samsung Galaxy Z Fold7: Raising the Bar for Smartphones|Samsung Global Newsroom(外部)
Galaxy Z Fold7発表時の公式記事。大型化したメイン画面やマルチタスク、コンテンツ編集における利用方法を紹介。

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乗杉 海
SF小説やゲームカルチャーをきっかけに、エンターテインメントとテクノロジーが交わる領域を探究しているライターです。 SF作品が描く未来社会や、ビデオゲームが生み出すメタフィクション的な世界観に刺激を受けてきました。現在は、AI生成コンテンツやVR/AR、インタラクティブメディアの進化といったテーマを幅広く取り上げています。 デジタルエンターテインメントの未来が、人の認知や感情にどのように働きかけるのかを分析しながら、テクノロジーが切り開く新しい可能性を追いかけています。