Last Updated on 2024-10-04 07:04 by admin

SideQuestのインストールがQuestデバイスに対してより簡単になりました。これまでのインストールプロセスでは、PCからインストーラーをダウンロードし、それを使用してQuestにアプリをインストールする必要がありましたが、新しい方法ではWebUSBというブラウザAPIを利用して、PCやAndroid端末のウェブブラウザから直接、USB経由でインストールできるようになりました。このプロセスには、Questを開発者モードに設定する必要がありますが、iPhoneを除くほぼ全てのデバイスのウェブブラウザから直接行えます。iOSのSafariはWebUSBをサポートしていないため、iPhoneからは利用できません。

また、SideQuestのVR内アプリの機能が強化され、PCアプリでのみ調整可能だった高度なヘッドセット設定（ガーディアンの切り替え、近接センサー、レンダリング解像度、固定フォビエイテッドレンダリング、CPUとGPUレベル、ビデオキャプチャ設定の調整）をVR内アプリからも行えるようになりました。

Quest v62アップデートにより、Air Linkセッションのバッテリー寿命が50%以上延長されたこと、Questヘッドセットの動作不良の原因とその対策、Quest v63アップデートでQuest 2とQuest Proに追加された横になりながらの使用モード、そしてオンラインのQuestヘッドセットがMetaのサーバー障害により1時間使用できなくなった事象が報告されています。

【ニュース解説】

SideQuestのインストールプロセスが、Questデバイスに対してより簡単になりました。これまでのプロセスでは、PCからインストーラーをダウンロードし、それを使用してQuestにアプリをインストールする必要がありましたが、新しい方法ではWebUSBというブラウザAPIを利用して、PCやAndroid端末のウェブブラウザから直接、USB経由でインストールできるようになりました。この変更により、開発者モードに設定されたQuestデバイスへのアプリインストールが、より手軽に行えるようになります。ただし、iOSのSafariはWebUSBをサポートしていないため、iPhoneからは利用できません。

さらに、SideQuestのVR内アプリの機能が強化され、これまでPCアプリでのみ調整可能だった高度なヘッドセット設定を、VR内アプリからも行えるようになりました。これにより、ユーザーはヘッドセットのさまざまな設定を、より柔軟に調整することが可能になります。

この技術の進化は、VR技術のアクセシビリティとユーザビリティを向上させるものです。ユーザーは、より簡単に、そして迅速にアプリをインストールし、カスタマイズすることができるようになります。これは、VRコンテンツの開発者にとっても、自分たちの作品をより広いユーザー層に届ける機会を提供します。

しかし、この技術の普及にはいくつかの潜在的なリスクも伴います。例えば、開発者モードを利用することで、不正なアプリがインストールされる可能性があります。これにより、ユーザーのプライバシーやセキュリティが危険にさらされることも考えられます。そのため、このような技術を利用する際には、信頼できるソースからのアプリのみをインストールするなど、ユーザー自身が注意を払う必要があります。

長期的な視点で見ると、この技術の進化は、VR業界全体の成長に寄与する可能性があります。より使いやすく、アクセスしやすいVR体験が提供されることで、VR技術の普及が加速されるかもしれません。また、このような技術の進化は、将来的にはVRデバイスの機能や性能の向上にもつながるでしょう。ただし、その過程で、ユーザーの安全とプライバシーを守るための規制やガイドラインの整備も重要になってきます。

from SideQuest Can Now Be Installed Onto Your Quest More Easily.