Last Updated on 2025-08-09 22:45 by りょうとく
皆さんこんにちは!innovaTopiaのライター乗杉です!今回はXREAL社から発売された新作ARグラスXREAL One Proをお借りしましたので、XREAL Oneとの違いやどういうところが「Pro」なのか、みなさんに紹介していこうと思います!
XREAL One Proとは?
XREAL One ProはXREAL Oneに次ぐ、7月24日にXREAL社から発売された最新ARグラスです。新開発の光学モジュール「X prism」を搭載しており、視野角がOneの50度から57度に広がり、サイズも44%カットされた、最上位モデルにふさわしい進化を遂げています。詳しくは発表会の模様をお届けした記事があるので、気になる方はそちらをご覧ください!
XREAL Oneとの違いってどんなもの?
innovaTopiaではこれまでXREAL Oneの記事を多数投稿してまいりました。そのような中で今回発売されたXREAL One Pro、ズバリ一番気になるのはやはり「Oneとの違い」です。今回は実際にOneとOne Pro、見た目の違いも紹介していこうと思います。

比べてみて真っ先に目が行ったのが、フレーム上部とレンズの違いです。Oneの方では私が眼鏡をかけているのもありますが、つけながらOneをかけると、どうしてもぶつかってしまい、眼鏡の破損が怖かったのですが、One Proは新光学モジュールのおかげで側面から見たとき三角形になっていた部分が改善、平らになったことで眼鏡を付けていても非常につけやすくなりました。
これは眼鏡ユーザーの自分からするととても大きな違いに感じられました。


もちろん眼鏡ユーザーへのアプローチも依然として変わらず行っています。XREAL One向けにレンズを取り扱っているJUN GINZAはOne Proでも引き続きレンズの販売を行っています。しかし眼鏡のままつけられるのならそれでも十分と感じるユーザーも多いでしょう。そんな人でも今回のOne Proであれば満足できる方もいるはずです。


視野角に関しては正直普段使いではあまり違いを感じませんでした。というのも、そもそも視野角50度が思ったより広く、歩きながら使うなどではなく、モニター代わりに使うような形だと50度でも十分なためです。もちろん57度であるメリットも存在するので、使うユーザーによってどちらがいいかは選べるのは良い点です。
映像や音声に関してもXREAL Oneで十分高いスペックを誇っているので、こちらもOneで満足できるユーザーも多いと思います。XREAL社も「用途によって使い分けて欲しい」と言っている通り、使用目的によってどちらを買うか決められるのは非常に嬉しいポイントです。ただ先ほども言ったように、眼鏡ユーザーはそのまま使うならOne Proが非常におすすめできます。
XREALOneでは眼鏡との併用を行うと、眼鏡本体に対する物理的な負担が非常に大きかったです。しかし、One Proでは眼鏡と併用しても本体に対する負担が非常に少なく、眼鏡をかけながらでも長時間の使用が可能です。対応するレンズがあるとはいえ、やはりこの点は魅力です。
また、先日発売されたXREALEyeにもしっかり対応しています。XREALOneに撮影機能と6Dofを付与するデバイスです。
One Proのスペックでの6Dof対応は非常に魅力的です。One proは光学チップがX prismになったことで、輝度が700nitsに増しました。XREALOneでも非常に快適な仮想空間ディスプレイ環境を体験することができましたが、輝度が増したことで、One Proでは視認性が大きく増しました。
ディスプレイ外部から、内部の映像が見えにくくなったことによりプライバシー性が増しました。カフェや、出張での移動中の電車内で使うなら周囲からの視線を防ぐのにピッタリでしょう。
業務シーンでXREALOneを用いるならばOneProの方に軍配があがるでしょう。

OneProを用いてのゲームプレイや動画視聴も通常のXREALOneよりかなり快適な体験をすることができました。やはり眼鏡を普段から使っていますので、眼鏡にフィットしているOneProは顔に痛みも感じにくく、長時間の着用でも気にせず使っていくことができそうです。

また、音響部分も見逃せません。XREAL Oneに続き今回も、Boseによるチューニングが行われていますが、One Proの方が若干の音質向上がなされていると聞いていたので、実際に耳を澄まして動画を再生してみました。
実際、X Prismによる画面の見やすさの向上、視野角が広がったことにより、よりワイドに見ることができるようになった部分も合わさり、まるでライブのような臨場感を体験することができました。
Oneの時から思っていましたが、イヤホンのように耳をふさぐわけではなく、つるの部分から音が出るのは個人的には臨場感が増してすごく好感が持てます。収音性も高く、さすがに大音量にすると周りにも音が漏れてしまいますが、ある程度の音量であればそこまで音漏れも気になりませんので、外であってもイヤホンを付けずに楽しむことができるのもポイントが高いです。もちろんイヤホンをスマホなどに差せば、スピーカーから音を出さないようにもできますので、ユーザーごとに使い分けができるのも良い点です。
ここで、着用感について重要な要素を一つ付け加えておきたいと思います。それはIPD(瞳孔間距離)への対応です。
IPDとは左右の瞳孔の中心間の距離のことで、一般的に成人男性で約64mm、女性で約62mm程度とされています。ARグラスにとってIPDは非常に重要な要素で、個人のIPDに合わない場合、画面がぼやけて見えたり、疲労感が増したりする原因となります。OneProでは2つのサイズが用意されており、幅広いユーザーが違和感なく使えるようになっています。

もしXREALOneを持っていないなら、がっつりゲームをしたり、動画の視聴目的でXREALOneProから買うのも十分にありな選択だなと思えます。もちろん84980円という値段は気軽に手を出しにくい値段ではあります。
しかし、購入したことに対するコストパフォーマンスは間違いなく良いだろうと断言できます。筆者がXREALOneを愛用していますが、XREALOneでもその良さを充分に堪能しています。
XREALOneProならもっと多くの魅力を堪能できるでしょう。
今XRグラスの購入に迷っている方には、XREALOneProは間違いなくおすすめできる製品です。
