8月3日、この本を読み終えました。Adobeのアカウントは持っています。それでも無料化されたAffinityの入門書を買ったのは、素材をAIで作りCanvaで並べたあと、細部を詰める一手間のためにIllustratorを開くほどでもない、あの中途半端な工程が気になっていたからです。
2026年6月30日、『無料のデザインツールAffinity ビジネス活用超入門』が発売された。発行はエムディエヌコーポレーション、発売はインプレス。定価2,420円(本体2,200円+税10%)、192ページ、ISBN978-4-295-20857-0。奥付には2026年7月1日 初版第1刷発行と記されている。著者は浅野桜、虎野とも、原田里紗、佐藤理樹、染谷昌利の5名である。
本書の前提には、2025年10月にCanvaが発表したAffinityの刷新がある。写真編集、ベクター編集、ページレイアウトに分かれていた3つの製品が1つのアプリケーションへ統合され、同時に全ユーザーへ無償で提供されることになった。Canvaの発表によれば、公開から4日間で100万人以上が新規登録している。
構成はPART1「Affinityの基本を学ぶ」(6章)、PART2「ビジネス文書のデザイン力UP!」(3章)、PART3「Canvaと連携する」(1章)。デザインの改善前後をBEFORE→AFTER形式で対比し、その差を生む操作手順を並置する編集方針を採る。作例データと、読者限定の「そのまま使えるSNS・資料デザインテンプレート集」がダウンロード特典として付属する。
本稿では、この本を「ビジネスパーソン向けの操作解説書」としてではなく、AIとテンプレートツールの普及によって生じた制作工程の余白を埋める本として読む。
From: 『無料のデザインツールAffinity ビジネス活用超入門』発売|株式会社エムディエヌコーポレーション
AIで作り、Canvaで並べた、その先
私はWebデザイナーでもあるので、Adobeのアカウントは持っています。にもかかわらず、無料化されたAffinityに興味を持ちました。
素材をAIで作り、Canvaで構成する。この流れは速くて快適ですが、細部を詰めようとすると自由度が足りません。かといってIllustratorを開くほどの工程でもない。その余白が、長いあいだ空いたままでした。
持っている人ですら手を伸ばす道具とは、どういうものなのでしょうか。
Adobeでは埋まらなかった理由
この余白がなぜ長く残ってきたのかを考えると、価格そのものよりも、課金の形に理由があったように思います。
サブスクリプションは、頻繁に使う人にとっては合理的な仕組みです。しかし逆から見ると、使用頻度の低い人にとっては不利な課金形態でもあります。月に数回、あるいは年に数回しか開かないソフトウェアのために、毎月支払いを続けるという判断は成り立ちにくい。買い切りであっても、その頻度なら躊躇するでしょう。
結果として選ばれてきたのは、Canvaやプレゼンテーションソフトで妥協するか、そもそも作らないか。少なくとも私の周囲では、この二択を繰り返している人が少なくありませんでした。
2025年10月の無料化が解いたのは、この不整合だったと私は見ています。金額がゼロになれば、使用頻度がどれだけ低くても、持っておくことに損がなくなります。無料化がとりわけ大きな意味を持ったのは、「お金を払えない人」よりも「使う回数が少ない人」に対してだったのではないか。少なくとも私自身は、そのように受け取りました。
Affinityを開発したのは、イギリスのSerif社です。同社は2024年3月にCanvaの傘下に入り、約1年半を経て今回の統合と無料化に至りました。制作データは端末内に保存され、通常の編集作業はオフラインでも行えます。ただし、アプリの認証には少なくとも30日に1回のインターネット接続が必要です。この点は、後段で触れる組織導入の話にも関わってきます。
本書が扱っているのは、AI以後の工程である
ここからが、本書を手に取った理由です。
書名は「ビジネス活用超入門」であり、想定読者はマーケターや広報担当者、提案資料を作るビジネスパーソン、そして社内文書をまとめる総務担当者とされています。しかし目次をたどると、そこに並んでいるのは、AIで素材を作ったあとに必要になる工程と、かなりの精度で重なっていました。
PART1第3章の「画像トレース」は、ラスター画像を解析して編集可能なベクターの曲線や図形へ変換する機能です。AIが出力したロゴやアイコンを、拡大しても劣化しない形式に起こす工程がここにあたります。
第4章のピクセルスタジオでは、選択範囲の作り方が丁寧に扱われます。オブジェクト選択ツールや選択ブラシツールで範囲を微調整し、特定部分だけ色を変える「リカラー」を適用する。生成画像の不自然な箇所を選択し、描画や修復、生成編集などで部分的に整える作業は、この領域に含まれます。元データを壊さずに効果を重ねる「ライブフィルター」による非破壊編集も、生成物を試行錯誤しながら整える場面と相性がよい。
第6章の「スライス機能」は、ロゴやアイコン、バナー、SNS用素材を、ページ全体ではなく必要な範囲だけ指定して個別ファイルとして書き出す仕組みです。制作物をアセットとして切り出す工程が、ここで完結します。
そしてPART3。CanvaとAffinityの役割分担がマトリクスで示され、[エクスポート]から[Canva Design]への直接転送や、CanvaからPDFで書き出してAffinityで仕上げる逆方向の流れが説明されます。AIによる生成については、背景画像やコピーの生成を「たたき台」として位置づけ、最終的な調整は人が行う流れが推奨されます。生成画像に人物の手や文字、ロゴの歪みといった不自然な箇所がないかの確認が必須であること、既存キャラクターやブランドロゴへの類似・依拠、商用利用が禁じられたライセンスへの抵触といった論点が、文化庁の動向にも触れながら解説されています。
著者陣がそう意図して書いたかどうかは分かりません。ただ、本書の守備範囲は、AI以後のワークフローで最後に残る工程とよく重なっている。そう読み取れます。
もう一つの顔:日本の印刷実務知の継承
一方で、本書にはまったく別の顔もあります。
PART1第2章では、初期設定として単位をptからmmへ変更することが勧められます。印刷物の寸法管理ではmmのほうが扱いやすいためです。カラープロファイルとしては、日本国内の商業印刷で広く使われてきた「Japan Color 2001 Coated」が挙げられます。ただし実務では、Japan Color 2011 Coatedを含め、用紙や印刷会社が指定するプロファイルが優先されます。
第6章では、印刷用PDF規格の一つであるPDF/X-4での書き出し手順、一般的な商業印刷における画像解像度の目安である300〜350dpi、裁ち落とし、そして黒の扱いまで踏み込みます。小さな文字や細線では、複数版の見当ずれによるにじみを避けるため、リッチブラックではなくK100%を使う。こうした判断が具体的に示されます。
レイアウトスタジオの章も同様です。マスターページ、ノンブル、柱、段組、テキストフレームのリンク、テキストの回り込み、カーニングとトラッキングの違い、段落スタイルと文字スタイルの登録。表計算ソフトの名簿データを名刺やラベルのテンプレートへ一括で流し込む「データ結合」も扱われます。
これらは、日本の印刷・出版の現場が積み上げてきた実務知の語彙です。著者陣に、書籍制作を中心に紙媒体のデザインを多く手掛けるグラフィックデザイナーの佐藤理樹氏が加わり、奥付によれば本書のDTPも同氏が担当していることを踏まえると、この密度には理由があると分かります。
AI以後の工程と、DTP以来の実務知。この二つが1冊に同居していることが、本書のもっとも特異な点だと私は考えています。
BEFORE→AFTERという方法の選択
PART2は、本書の実用面での中心です。
写真の上に置いた文字を読ませるための袋文字の設定。四角い顔写真を丸く切り抜いてプロフィール欄の印象を整えるクリッピングマスク。POINT、注意、補足といった役割ごとに形と色を変える吹き出しの作り分け。Excelから貼り付けた表を、罫線の色や数値の整列位置から調整し直す表ツール。Excelの円グラフを取り込んでパーツごとに分解し、スライド全体の配色に合わせて再構成する手順。
実務を知っている人が書いていると感じさせる箇所もあります。Instagramのサムネイルについて、プロフィール画面の一覧表示で文字が切れないよう、表示範囲を計算してビジュアルと見出しを収めるという指摘。文字が詰まりすぎた営業資料のスライドを、要点整理とトラッキング・行間の調整、図形によるブロック分割で組み直す手順。SNS発信やビジネス活用の視点からの活用例は、SNS運用支援を本業とする原田里紗氏が担当しています。
ここで、本書の方法論について一つ触れておきたいことがあります。
本書は、余白、整列、コントラスト、視線誘導、ジャンプ率といったデザインの基本原則を、用語として説明しません。原則を言葉で教える代わりに、改善前と改善後を並べて見せ、その差を生んだ操作を隣に置く。読者は規則を覚えるのではなく、事例を蓄積していくことになります。
これは意図的な選択でしょう。原則から入る本は、読み終えても手が動かないことがあります。事例から入る本は、明日から使える。忙しい人が最短で操作を習得できるように構成したという編集方針とも一致しています。
ただし代償もあります。掲載された事例から外れた場面に出会ったとき、判断の拠りどころが手元にありません。応用が効くかどうかは、読者が事例からどれだけ原則を自力で抽出できるかにかかってきます。本書は言語化能力を与える本ではなく、比較によって目を作る本である。私はそのように理解しています。
どんな人に向き、どんな人には向かないか
向いている読者
AIで素材を作る習慣があり、その仕上げに物足りなさを感じている方。提案資料やSNS用の画像、社内文書を自分の手で作っている非デザイナーの方。Canvaは日常的に使っているものの、テンプレートから外れた瞬間に手が止まるという方。チラシや名刺、冊子まで自分で完結させたい小規模事業者や個人事業主の方。
著者自身も「はじめに」で、CanvaやPowerPointの普及を前提として認めたうえで、「もう少し細かく調整したい」「思った通りにアレンジできない」というもどかしさを出発点に置いています。想定読者像は明確です。
向いていない読者
デザインの原理原則から体系的に学びたい方には、別の本が必要です。前述のとおり、本書は原則を用語として教えません。デザインの入門書を1冊も読んだことがない場合は、本書と原則系の本を併読する構成をおすすめします。
また、192ページで3つのスタジオとビジネス応用、Canva連携までを扱う以上、個々の描画技術の深掘りは限定的です。Adobe Creative Cloudからの全面移行を検討している方にとっても、互換性や既存データの移行といった観点は本書の射程外となります。
姉妹書との違い
同じインプレスグループから、2026年3月18日に『Affinity入門 無料ではじめるプロ並みデザイン』(224ページ、2,420円、著者はインプレスデザイン編集部)が刊行されています。こちらは基本機能やインストール方法から、ピクセル・ベクター・レイアウトの各機能、Canva連携までを章立てで押さえる機能網羅型です。ツールの全体像を体系的に把握したいなら『Affinity入門』、自分の業務資料を明日から改善したいなら本書、という選び方になるでしょう。
【編集部解説】
本書の「はじめに」に、こういう趣旨の一文があります。AIで簡単に画像を作れる時代だからこそ、自分で意図を持ち、伝えたい内容に合わせて調整・デザインできる力が、発信における武器になる。署名は、共著者の一人である原田里紗氏の個人名です。
私はこの記事を書くにあたって、当初は「道具に主体を明け渡さない」という論点を、記事の側から提示するつもりでいました。ところが著者は、それを先に書いていました。しかも操作解説書の冒頭で、です。
この態度を、道具の民主化という長い流れの中に置いてみます。1980年代半ば、ページ記述言語とレーザープリンター、そしてページレイアウトソフトの登場によって、写植と版下の専門職が担っていた組版が個人の机の上に降りてきました。1993年にはWebの技術が無償で一般に公開され、1990年代を通じて公開手段が誰の手にも渡っていきます。2010年代には、Canvaに代表されるツールが、テンプレートという形でデザインの型を広く行き渡らせました。
2025年10月のAffinity無料化は、この系譜の最新章だと私は考えています。ただし今回降りてきたのは「型」ではなく、型を自分で作るための道具そのものでした。テンプレートの中で完結する自由と、白紙から組み立てられる自由は、質的に別のものです。著者が「もう少し細かく調整したい」というもどかしさを出発点に置いたのは、この違いを正確に捉えていたからだろうと思います。
もう一つ、本書をめぐって記録しておきたい事実があります。
本書の奥付には、2026年7月1日 初版第1刷発行とあります。発行は株式会社エムディエヌコーポレーション、発売は株式会社インプレス。著作権に関する条項にも、エムディエヌコーポレーションの名が権利の一方の主体として記されています。
その2026年7月1日、エムディエヌコーポレーションはインプレスに吸収合併され、法人として消滅しました。1992年の設立から34年。パーソナルコンピューターによる出版の日本での普及とともに歩み、デザインとDTPの専門書を送り出してきた会社です。インプレスは、MdNというブランドは自社の中で生き続けると表明しています。奥付の発行日と、法人が消滅した日が同じであることは、出版の商慣行上、おそらく偶然です。ただ、その日付が刻まれた本が残るという事実は変わりません。
Adobe一強への対抗として買い切りを掲げたSerifは、Canvaに買収され、無料化された。DTPの知を出版で支えてきたMdNは、インプレスに吸収された。道具が誰の手にも届くようになっていく一方で、その道具と知識を供給してきた側では、統合が進んでいます。本書は、その両方の交点に置かれた1冊ということになります。
そのうえで、私は「デジタルの窓口」として、期待と同じだけ不安の相談も受ける立場にあります。本書の外側の話を、2つだけ補足させてください。
1つ目は、無料が持続する条件についてです。
Canvaは自社の発表の中で、有料顧客が2,800万を超え、年換算収益が35億ドル(約5,250億円。1ドル=150円換算)規模に達していることを、Affinityを無料で提供できる基盤として説明しています。Canvaの説明によれば、無料化は本業の収益構造が支えている経営判断だということになります。この構造を理解しておくことは、悲観するためではなく、依存の度合いを自分で選ぶために役立ちます。制作物のマスターデータをどの形式で手元に残しておくか、という程度の備えで十分でしょう。
2つ目は、組織で導入する場合の観点です。
Affinityの利用にはCanvaアカウントが必要です。本書ではCanvaのほか、Google、Facebook、LINE、Appleなど外部サービスのアカウントでもログインできることが解説されています。加えて、先に触れたとおり認証のために定期的なオンライン接続が求められます。個人が自宅で使う分には手続き上の一手間ですが、企業や自治体が業務で導入する場合には、アカウント管理の方針、取り扱う情報の区分、AI機能を利用する際のデータの扱いといった論点が発生します。ソフトウェアが無償であることと、組織として導入するコストがゼロであることは、別の話です。金銭以外の管理・教育・審査のコストが残るためで、情報システム部門を持たない中小企業ほど、ここは丁寧に確認しておきたいところです。
誤解のないように書いておくと、本書は事実を落としてはいません。PART1第2章のコラム(P022、P030)では、生成拡張や生成編集といったCanva AIスタジオの機能を使うにはCanva Proの契約が必要であることが明記されています。ログインの手順も丁寧です。PART3の権利に関する記述は、先に触れたとおりです。
書かれていないのは、それらを結びつけたときに見えてくる構造のほうです。なぜこのソフトは無料なのか。その無料は何によって支えられているのか。個々の事実は、操作の手順として提示されます。読者がいま置かれている位置の説明としては、提示されません。
これは入門書としての正しい割り切りだと思います。手を動かして資料を作りたい人に、プラットフォーム戦略の分析は要りません。その役は、本書の外側にいる私たちが引き受けるべきものでしょう。
【編集部後記】
空白と書きましたが、正確ではありません。GIMPもInkscapeもScribusも、ずっとそこにありました。無料で、高機能で、動きます。
それでも全振りできなかった。開発が続く保証はどこにあるのか、印刷所に持ち込んで通るのか、詰まったとき日本語で聞ける相手はいるのか。答えが見えないまま本番の仕事を預ける判断は、なかなかできません。
Affinityが違って見えるのは、機能ではなくCanvaが背後にいることです。技術の空白は埋まっていた。埋まっていなかったのは、信用のほうでした。
【用語解説】
Affinity(アフィニティ)
イギリスのSerif社が開発したグラフィックソフト。2024年3月にCanvaの傘下に入り、2025年10月に写真編集・ベクター編集・ページレイアウトの3製品を1つに統合したうえで無料化された。利用にはCanvaアカウントが必要だが、Google、Apple、LINEなど外部サービスのアカウントも使用できる。制作はオフラインで行えるが、認証のため少なくとも30日に1回のオンライン接続が必要である。
ベクター/ピクセル/レイアウトの3スタジオ
Affinityが備える3つの作業環境。ベクターは図形やイラストの描画、ピクセルは写真の補正・加工、レイアウトは複数ページのドキュメント制作を担う。1つのアプリ内で切り替えて作業を完結でき、ツールを組み合わせたカスタムスタジオも作成できる。
ベクターデータとピクセルデータ
ベクターデータは数式で定義される曲線や図形で表現されるため、固定の解像度に依存せず、拡大しても輪郭が劣化しない。ピクセルデータは色のついた点の集合で画像を表現し、写真の記録に適するが、拡大すると粗さが目立つ。
画像トレース
ラスター画像を解析し、編集可能なベクターの曲線や図形へ変換する機能。生成AIが出力した画像やロゴを、拡大しても劣化しない形式に起こす際に用いられる。
非破壊編集
元の画像データを直接書き換えずに、効果や補正を重ねて適用する編集方式。Affinityではフィルターをライブフィルターとして適用した場合がこれにあたり、後から効果の強さを変更したり、取り消したりできる。
スライス機能
1つのドキュメントの中から、必要な範囲だけを指定して個別ファイルとして書き出す仕組み。ロゴ、アイコン、バナー、SNS用素材などを、まとめて効率よく出力する用途で使われる。
カラープロファイル/Japan Color 2001 Coated
色の再現基準を定めた設定情報。Japan Color 2001 Coatedは日本国内の商業印刷で広く使われてきた代表的なプロファイルの一つだが、Japan Color 2011 Coatedも提供されており、実際には用紙や印刷会社が指定するものを優先する。
PDF/X-4
印刷用途に限定したPDF規格の一つ。透明効果やレイヤー情報、ICCプロファイルを保持したまま入稿できる。ただしPDF/X-1aなど別の規格を指定する印刷所もあるため、入稿先の指定を確認する必要がある。
リッチブラックとK100%
リッチブラックはCMYKの複数の色を重ねて作る濃い黒、K100%は黒インキのみで表現する黒。小さな文字や細線にリッチブラックを用いると、複数版の見当ずれによって輪郭がにじむため、K100%が適する。一方、大面積の黒ではリッチブラックのほうが濃く見える場合がある。
マスターページ/ノンブル/柱
マスターページは複数ページで共通する要素を一括管理する仕組み。ノンブルはページ番号、柱はページ上部などに置く章・節の見出しを指す、印刷・出版の実務用語である。
データ結合
表計算ソフトなどの外部データを、共通のデザインテンプレートへ一括で流し込み、複数の成果物を自動生成する機能。名刺、宛名ラベル、証明書などの制作で用いられる。
フリーミアム
基本機能を無料で提供し、追加機能や上位機能を有料とする収益モデル。Affinityの場合、本体そのものは機能制限なく無料で提供され、Canvaのプレミアム契約に紐づく生成AI機能が任意で追加される構成となっている。
【参考リンク】
全く新しいAffinity:誰もがプロのデザインを無料で作成できる|Canva(外部)
3製品を統合した新Affinityの無料化を告げるCanvaの日本語公式発表。設計思想が語られる。
Why we made Affinity free, and how we’ll keep it that way(外部)
無料化を継続できる根拠をCanva自身が説明した公式記事。4日間で100万人登録の数字も記載。
Do I need to be online to authenticate Affinity?|Affinity Help Center(外部)
オフラインでの利用範囲と、30日ごとに必要となる認証接続について説明した公式ヘルプ。
無料のデザインツールAffinity ビジネス活用超入門|MdN BOOKS(外部)
本書の版元による商品ページ。目次、対象読者、特典データの案内が確認できる。
Affinity入門 無料ではじめるプロ並みデザイン|インプレスブックス(外部)
同グループが3月に刊行した機能網羅型の入門書。本書との読み比べを検討する際の参照先。
AIと著作権について|文化庁(外部)
生成AIと著作権をめぐる考え方を整理した公的資料。類似性と依拠性の論点が示される。
【参考記事】
デザイン書の老舗・MdNが消滅へ インプレスに吸収合併(外部)
本書の発行元が7月1日付で法人として消滅した経緯を伝える報道。背景が簡潔にまとまる。
『Affinity入門 無料ではじめるプロ並みデザイン』を3月18日に発売(外部)
姉妹書の公式リリース。章構成とページ数が明記され、本書との違いを比較しやすい。
Canva Relaunches Affinity as Free All-in-One Design App(外部)
統合と無料化の要点に加え、アカウント必須という条件の意味を整理した英文記事。
Check out Canva’s new, perpetually free Affinity software(外部)
発表前の販売停止からの経緯を追った、制作者向けメディアによる詳報。背景がつかめる。


















