Last Updated on 2024-10-10 08:17 by admin
Meta AI、6か国に新展開:43か国でのサービス提供へ
Metaは2024年10月10日、AIチャットボット「Meta AI」を6か国に新たに展開すると発表した。対象国はブラジル、イギリス、フィリピン、ボリビア、グアテマラ、パラグアイ。今後数か月をかけて段階的に展開し、最終的に43か国で利用可能になる予定だ。
Meta AIは12言語以上をサポートし、アラビア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語などが追加される。利用可能なプラットフォームはFacebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、およびMeta.aiウェブサイトとなる。
Metaの創業者兼CEOのMark Zuckerberg氏は、AIモデル開発に注力し「勝利を目指す」と述べている。最近では、John CenaやJudi Denchなどの有名人の声をMeta AIに追加した。
この展開により、MetaはMicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiと競争を続けている。MicrosoftはCopilotの大幅なアップグレードを発表し、GoogleはFitbitなどの製品にGemini搭載機能を組み込んでいる。
from;Meta AI chatbot is rolling out to six more countries – Neowin
【編集部解説】
Meta AIの展開拡大は、AIアシスタント市場における競争の激化を示しています。MicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiといった強力なライバルが存在する中、Metaは独自の戦略を展開しています。
特筆すべきは、Meta AIが同社の主要プラットフォーム全てに統合されている点です。Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerといった巨大なユーザーベースを持つアプリに組み込むことで、Meta AIは急速に普及する可能性があります。これは、他社のAIアシスタントにはない強みといえるでしょう。
また、Meta AIの多言語対応も注目に値します。12言語以上をサポートし、アラビア語やインドネシア語など、新興市場で使用される言語にも対応する予定です。これにより、グローバルな規模でAIアシスタントの普及を加速させる可能性があります。
※ちなみに本記事を執筆現在、日本語には対応しておらず、Meta AIにアクセスすると「Meta AIはお住いの地域ではご利用いただけません」とのメッセージがでます。