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「ガチAI」がSlackを革新!業務自動化と専門知識を一体化したAIパートナーのベータ版提供開始

「ガチAI」がSlackを革新!業務自動化と専門知識を一体化したAIパートナーのベータ版提供開始 - innovaTopia - (イノベトピア)

Last Updated on 2025-05-13 07:59 by admin

Slackで「ガチ」にAIを使いこなす時代がやってきた! 単なるチャットボットではなく、専門知識を持ち、実際に業務をこなしてくれる「デジタル同僚」が誕生。写真から領収書情報を自動抽出したり、専門分野の相談に乗ってくれたり…。そんな夢のようなAIパートナー「ガチAI」のベータ版が、ついに提供開始されました。これからのビジネスシーンがどう変わるのか、一緒に見ていきましょう!


株式会社ルーズデイズ(本社:東京都新宿区、代表取締役:中屋誠次)は2025年5月12日、Slack上で利用できるAIパートナーアプリ「ガチAI / GACHI.ai」のベータ版の提供を開始した。

「ガチAI」は「AIをガチに使いこなす」をコンセプトに開発されたSlack向けAIアプリケーションである。ユーザーはSlack上で自然な会話形式でAIに質問したり、専門的なアドバイスを求めたり、定型・非定型業務の自動化を指示したりすることが可能だ。

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ベータ版では、正式リリース版に搭載予定の主要な機能を利用できる。主な機能は以下の通りである。

  • 対話型AIパートナー機能:Slack上でメンションやDMを通じて自然な会話形式でAIと対話し、スレッドの文脈を理解した継続的な対話を実現する。
  • 専門家チャンネル機能:法務、税務、財務、IT、カスタマーサポート、マーケティングなどの専門分野の知識を持つAIを特定のSlackチャンネルに配置できる。
  • パートタイマータスク機能:写真からの領収書情報のExcelへの自動抽出、スレッド内容に基づいた入出庫状況の整理、指定URLの内容のPDFレポート化など、約20種類の非定型タスクをAIに依頼し業務を自動化できる。
  • ドキュメント作成・変換機能:PDF、Word、Excel、PowerPoint、画像、HTML+CSS、Markdown、CSV、テキストなど多様な形式のドキュメント作成・相互変換に対応する。
  • Web検索機能:AIの知識のカットオフ日に制限されることなく、最新情報へのアクセスや指定URLからの情報収集が可能である。
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ベータ版は2025年5月12日から提供が開始され、Slackを利用するすべての企業・個人ユーザーが対象となる。利用方法は「ガチAI」公式サイト(https://gachi.ai/)のインストールボタンからインストールできる。

株式会社ルーズデイズは、「AIをすべての人にとってより身近で実用的なツールに」というビジョンのもと、革新的なAIソリューションの開発・提供を行っている。今回のベータ版提供は正式版リリースに先立ち、ユーザーからのフィードバックを製品開発に活かすことを目的としている。

References:
文献リンクSlackでAIを“ガチ”に使いこなす!Slack完結型AIパートナー「ガチAI (GACHI.ai)」、待望のベータ版を提供開始 PRTIMES

【編集部解説】

「ガチAI」の登場は、ビジネスコミュニケーションツールとAIの融合という点で注目に値します。特にSlackというビジネスの現場で広く使われているプラットフォーム上で完結するという点が革新的です。

従来のAIツールの多くは専用のウェブサイトやアプリを立ち上げる必要がありましたが、「ガチAI」はすでに日常的に使用しているSlack上で利用できるため、新たなツールへの移行コストが低く、導入障壁が低いという利点があります。

特に注目すべきは「専門家チャンネル機能」です。法務や税務、財務などの専門分野に特化したAIを各チャンネルに配置できる点は、従来のAIチャットボットとの大きな違いといえるでしょう。これにより、複雑なプロンプトエンジニアリングの知識がなくても、専門的な質問に対して適切な回答を得られる可能性が高まります。

また「パートタイマータスク機能」も興味深い特徴です。約20種類の非定型タスクをAIに依頼できるという点は、単なる質問応答システムを超えた業務自動化ツールとしての可能性を示しています。例えば、領収書の情報を自動抽出してExcelに入力するといった作業は、多くの企業で時間を要する業務の一つです。

一方で、2024年8月に報告されたSlackのAI機能における脆弱性の事例からも分かるように、AIツールのセキュリティリスクについても考慮する必要があります。特に企業の機密情報を扱う場合、データの取り扱いやプライバシー保護に関する懸念は常に存在します。

「ガチAI」が提供するWeb検索機能は、AIの知識のカットオフ日に制限されないという点で有用ですが、情報の正確性や信頼性をどのように担保するのかという点も重要な課題となるでしょう。

また、AIによる業務自動化が進むことで、従来人間が行っていた業務の一部が置き換えられる可能性もあります。これは生産性向上という側面がある一方で、雇用や働き方に影響を与える可能性も考えられます。

今回のベータ版提供開始は、正式リリースに向けたユーザーフィードバックの収集が主な目的とされています。実際のビジネス現場での使用を通じて、どのような改善点や新機能のニーズが見えてくるのか、今後の展開に注目したいところです。

AIツールの進化は日進月歩であり、「ガチAI」のような特定プラットフォームに最適化されたAIアプリケーションは、今後さらに増えていくことが予想されます。企業がこうしたツールをどのように活用し、業務効率化やイノベーション創出につなげていくかが、今後のビジネス競争力を左右する重要な要素となるでしょう。

【用語解説】

Slack
ビジネスコミュニケーションツールの一つ。チームでのメッセージのやり取り、ファイル共有、ビデオ通話などができる。日本企業でも広く導入されており、いわば「ビジネス版LINE」のような存在である。

AIパートナー
人工知能を活用した対話型のアシスタント。ユーザーの質問に答えたり、タスクを自動化したりする。「ガチAI」の場合は、Slack上で動作する。

プロンプトエンジニアリング
AIに適切な指示を出すための技術や方法論。AIから望ましい回答を得るために、質問や指示をどう設計するかという専門知識。

ベータ版
正式リリース前の試験的なバージョン。ユーザーからのフィードバックを集めて改善するために提供される。

【参考リンク】

ガチAI公式サイト(外部)
Slack向けAIパートナー「ガチAI」の公式サイト。サービス概要や導入方法を確認できる。

株式会社ルーズデイズ公式サイト(外部)
「ガチAI」を開発・提供する企業の公式サイト。会社概要や事業内容を確認できる。

ガチAI公式ブログ外部)
「ガチAI」の活用事例や最新情報が掲載されているブログサイト。

ガチAIのファイル変換機能解説(外部)
ガチAIのファイル変換機能について詳しく解説されている記事。

【参考動画】

【編集部後記】

みなさんは日々の業務でSlackを使っていますか?「ガチAI」のようなツールは、私たちの働き方をどう変えていくのでしょうか。単純作業の自動化だけでなく、専門知識へのアクセスも容易になる時代、どんな業務をAIに任せたいと思いますか?あるいは、「絶対に人間が担当すべき」と考える業務はありますか?ぜひコメント欄で皆さんの考えをシェアしてください。AIとの協働が当たり前になる未来、一緒に考えていきましょう。

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TaTsu
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