GPT-4活用!Chatbaseで自分専用AIチャットボットを作成 – コーディング不要の個人化AI時代到来

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Kai Waehnerという人物が、コーディングなしで自身のチャットボット「K.AI」を訓練した経験について報告した。Waehnerは、自身のウェブサイト(kai-waehner.de)に掲載された数百の記事を基に、OpenAIのGPT-4を使用してチャットボットを作成した。

彼は複数のチャットボットSaaSソリューションを評価し、最終的にChatbaseを選択した。Chatbaseは月額約20ドルで、GPT-4を使用し、1100万文字の制限がある。

他に評価したサービスには、WritesonicのBotsonicとLiveChatAIがあったが、これらは様々な問題により採用されなかった。

Waehnerは、使用するLLM(大規模言語モデル)が、訓練データの量よりも重要であることを発見した。また、多くのサービスが実際にはRAG(Retrieval Augmented Generation)とベクトルデータベースを使用して、ChatGPTに適切なコンテキストを提供していることを指摘した。

この記事は2024年6月23日にKai Waehnerのブログで公開された。チャットボットの作成と評価は、この日付以前の数週間にわたって行われたと推測される。

from:Hello, K.AI: How I Trained a Chatbot of Myself Without Coding

【編集部解説】

Kai Waehnerさんが自身のチャットボットを作成した経験は、AIの個人化と活用の新たな可能性を示しています。

コーディングなしでチャットボットを作成できるということは、技術的な障壁が低くなっていることを意味します。これにより、多くの人々が自分専用のAIアシスタントを持つ可能性が広がっています。

Waehnerさんが選択したChatbaseは、OpenAIのGPT-4を使用しています。これは最新の大規模言語モデルの一つであり、高度な自然言語処理能力を持っています。このような先進的なAIを個人が簡単に利用できるようになったことは、テクノロジーの進歩を如実に示しています。

しかし、この技術にはいくつかの課題もあります。例えば、Chatbaseの11万文字という制限は、大量の情報を持つユーザーにとっては制約となる可能性があります。また、AIが生成する回答の正確性や一貫性も重要な課題です。

個人情報やプライバシーの観点からも注意が必要です。自身の情報をAIに学習させることで、意図せず機密情報が漏洩するリスクがあります。

長期的には、このような個人化されたAIアシスタントが普及することで、情報へのアクセスや知識の共有方法が大きく変わる可能性があります。例えば、専門家の知識をAIを通じて簡単に利用できるようになるかもしれません。

一方で、AIへの依存度が高まることで、人間同士のコミュニケーションや直接的な知識伝達が減少する可能性もあります。これは社会や教育のあり方に大きな影響を与える可能性があります。

このような技術の進歩は、個人や企業に新たな可能性をもたらすと同時に、倫理的・法的な課題も提起しています。AIの利用に関する規制や、AIが生成した情報の責任所在など、今後さらなる議論が必要になるでしょう。

【参考リンク】

  1. Chatbase(外部)
    GPT-4を利用したカスタムAIチャットボットを作成できるサービス。

関連YouTube動画:

How to Build AI Chatbots for Clients (FULL GUIDE + SETUP)

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