Last Updated on 2024-04-24 08:27 by 荒木 啓介
CompTIAは、米国国防総省のサイバー知識とスキルを強化する取り組みを支援している。この取り組みには、国防総省マニュアル8140.03（DoDM 8140.03）が含まれ、IT、サイバーセキュリティ、サイバー効果、サイバー情報、サイバー支援における資格のあるサイバー労働力を管理し達成するためのよりターゲットを絞った柔軟なアプローチとオプションを提供する。CompTIAの8つの認定は、DoDM 8140.03の下で、DoDサイバー労働力内の31の異なる職務に対応している。これらの職務は、技術サポートやネットワーク運用の専門家から、サイバー防御法医学アナリスト、サイバーポリシーおよび戦略プランナー、情報システムセキュリティ開発者およびマネージャーに至るまで多岐にわたる。
CompTIAの認定は、実世界の設定で問題を解決する個人の能力を評価するパフォーマンスベースの試験を通じて、基本的なスキルを検証する。これらの認定はベンダーニュートラルであり、国際的に認識され、アメリカ国家規格協会（ANSI）によってISO 17024標準に準拠して認定されている。CompTIAは、世界中の技術専門家に350万以上の認定を授与しており、そのうち80万以上がサイバーセキュリティ関連の分野である。
CompTIAは、TechNet Cyberで「DoD 8140のナビゲートと実装」についての教育セッションを主導する。このイベントは、年次で開催されるArmed Forces Communications & Electronics Association International（AFCEA）による主要イベントである。今年の会議は6月25日から27日までボルチモアコンベンションセンターで開催される。CompTIAの認定がDoDM 8140.03の職務にどのようにマッピングされるかを知るには、CompTIAのウェブサイトを訪問する。
【ニュース解説】
CompTIAが米国国防総省（DoD）のサイバー知識とスキル強化の取り組みを支援していると発表しました。この取り組みには、DoDマニュアル8140.03（DoDM 8140.03）が含まれ、IT、サイバーセキュリティ、サイバー効果、サイバー情報、サイバー支援における資格のあるサイバー労働力を管理し達成するためのよりターゲットを絞った柔軟なアプローチとオプションを提供します。CompTIAの8つの認定は、DoDサイバー労働力内の31の異なる職務に対応しています。
CompTIAの認定は、実世界の設定で問題を解決する個人の能力を評価するパフォーマンスベースの試験を通じて、基本的なスキルを検証します。これらの認定はベンダーニュートラルであり、国際的に認識され、アメリカ国家規格協会（ANSI）によってISO 17024標準に準拠して認定されています。CompTIAは、世界中の技術専門家に350万以上の認定を授与しており、そのうち80万以上がサイバーセキュリティ関連の分野です。
この取り組みは、サイバーセキュリティの専門知識とスキルを持つ労働力の需要が高まる中、特に重要です。サイバー攻撃の増加と複雑化に伴い、国家の安全保障を守るためには、高度な技術と知識を持つ専門家が不可欠です。CompTIAの認定を通じて、DoDはそのような専門家を確実に識別し、育成することができます。
このプログラムは、サイバーセキュリティのキャリアを目指す個人にとっても大きなメリットがあります。CompTIAの認定は、そのスキルと知識が国際的な基準に準拠していることを証明するため、就職やキャリアアップにおいて有利に働く可能性があります。また、DoDとの連携により、軍事、民間、政府の契約者を問わず、より多くの職種でCompTIA認定が求められるようになることが予想されます。
しかし、このようなプログラムの拡大は、適切な規制やガイドラインの整備を必要とします。認定プログラムの質を維持し、不正な認定の発行を防ぐための厳格な基準が求められます。また、技術の進化に伴い、認定内容の定期的な更新が必要になるでしょう。
長期的には、このような取り組みがサイバーセキュリティの専門家の質と量の両面での向上に寄与し、国家のサイバーセキュリティ体制の強化に繋がることが期待されます。また、民間企業においても、このような認定を持つ人材の確保がビジネスの安全性と信頼性を高める上で重要な要素となるでしょう。
from CompTIA Supports Department of Defense Efforts to Strengthen Cyber Knowledge and Skills.
