Last Updated on 2025-05-03 13:08 by admin
「失くす」という日常のストレス因子に、革新的ソリューションが登場。2025年5月1日、MAMORIO株式会社は世界最小クラスの紛失防止タグ「MAMORIO(型番:MAM-004)」を発売した。前モデルから電池寿命を約2ヶ月延長し約14ヶ月持続するこの小型デバイスは、専用アプリとの連携で持ち物の移動履歴や最終位置を可視化し、現代人の「なくすを、なくす」生活革命を加速させる。
2025年5月1日、MAMORIO株式会社は世界最小クラスの紛失防止タグ「MAMORIO(型番:MAM-004)」を発売した。この製品は、前モデルに比べて電池寿命が約2ヶ月延長され、約14ヶ月使用可能だ。小型軽量で、財布や鍵などに自然にフィットするデザインが特徴だ。専用アプリと連携することで、持ち物の移動履歴や最後にあった場所を確認できる機能も備えている。
from “なくすを、なくす。”安心を、もっと長く。世界最小クラスのスマートタグ『MAMORIO(型番:MAM-004)』新登場!
【編集部解説】
MAMORIO(型番:MAM-004)は、従来モデルからさらに小型化を追求しつつ、約14ヶ月の長寿命バッテリーを実現した点が最大の技術的特徴です。タグ本体のサイズは約35.5×19×3.5mm、重さ3gと、「世界最小クラス」を名乗るにふさわしい軽量コンパクト設計となっています。これにより、従来取り付けが難しかった薄手のアイテムにもシームレスに装着でき、ユーザーの“付け忘れ”という根本的な課題を解決しています 。
また、MAMORIO独自のAR探索機能や「レベルメーター」による近接表示によって、Bluetoothの電波強度を視覚的に把握できる点も注目すべき革新です。タグ自体にスピーカーを搭載しない代わりに、スマートフォンのカメラ上に方向指示を重ねることで、騒音環境下でも視覚的に発見を支援します 。
社会的意義としては、ユーザー同士で紛失物を探す「みんなでさがす」クラウドネットワークと、日本全国の鉄道会社や商業施設に設置された固定受信機「MAMORIO Spot」を組み合わせたハイブリッドネットワーク戦略が挙げられます。特に、JR東日本や東京メトロ、東急電鉄など多数の交通インフラと連携することで、落とし物が集約されやすい駅構内での自動検知を可能にし、従来の“人頼み”だった遺失物回収プロセスを大幅に効率化しています。
さらに、法人向けには「MAMORIO Biz」として資産管理ソリューションを提供し、建設現場や医療施設などでの資産追跡・管理ニーズにも対応しています。個人利用にとどまらず、社会インフラや企業の業務プロセスに組み込まれることで、紛失防止タグの可能性をB2B領域まで拡張している点も評価できます。
これらの技術革新と社会的連携により、MAMORIO MAM-004は単なるガジェットを超え、「失くすを、なくす。」という社会的ミッションを実現するプラットフォームとして進化を遂げています。ユーザーの日常だけでなく、企業や公共インフラの遺失物対策にも貢献する製品として、今後の展開が期待されます。
【用語解説】
MAMORIO株式会社:
日本のIoT企業で、紛失防止タグ「MAMORIO」を開発しています。旧社名は株式会社落し物ドットコムで、失くした物を探しあうコミュニティサイトから始まった。
【参考リンク】
MAMORIO公式サイト(外部)世界最小クラスの紛失防止タグ「MAMORIO」の情報を提供しています。
MAMORIO Biz(外部)法人向けの紛失防止IoTソリューションを提供しています。