Last Updated on 2024-06-07 07:04 by admin
The Exit 8 VR、日本の地下通路やリミナルスペース、バックルームから着想を得たホラーウォーキングシミュレーションゲームが、来月Meta Questプラットフォームに登場する。
このゲームは元々昨年フラットスクリーンプラットフォームでリリースされ、KOTAKE CREATEによって開発された。MyDearest(Dyschronia: Chronos Alternateのパブリッシャー)によってVR化され、7月にリリースされる予定である。
プレイヤーは終わりのない地下通路内で「The Exit 8」を目指し、周囲の異常を見逃さずに脱出することが求められる。The Exit 8 VRは7月11日にMeta Questプラットフォームで$7で発売され、現在14%のプレオーダー割引が適用されている。
【編集者追記】用語解説
- リミナルスペース(liminal space):
移行的な空間のこと。通路や待合室、エレベーター内など、ある場所から別の場所へ移動する際の中間地点を指します。不安定で奇妙な雰囲気を持つことが特徴です。 - バックルーム(backrooms):
インターネットの都市伝説に由来する概念。現実世界の裏側にある、終わりのない廊下や部屋が無限に続く空間を指します。不気味な雰囲気と閉塞感が特徴的です。 - MyDearest:
東京に拠点を置くVR専門のゲーム開発・パブリッシャー企業です。代表作に「東京クロノス」シリーズなどがあります。
【参考リンク】
MyDearestオフィシャルサイト(外部)
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【ニュース解説】
日本の地下通路やリミナルスペース、バックルームをテーマにしたホラーウォーキングシミュレーションゲーム「The Exit 8」が、VRゲームとして新たな命を吹き込まれます。このゲームは、もともと昨年フラットスクリーンプラットフォームでリリースされたもので、開発はKOTAKE CREATEが手掛け、MyDearestがパブリッシングを担当しています。今回のVR化により、ゲームは7月にMeta Questプラットフォームで発売される予定です。
このゲームでは、プレイヤーは終わりのない地下通路の中で「The Exit 8」と呼ばれる出口を目指します。その過程で、周囲の異常に注意を払いながら進む必要があります。異常を見つけた場合は直ちに引き返し、見つからなければ前進を続けるというシンプルながらも緊張感のあるゲームプレイが特徴です。
VR技術の採用により、プレイヤーはより没入感のある体験を得ることができます。日本の地下通路やリミナルスペース、バックルームといった独特の空間をリアルに再現し、恐怖を体験することが可能になります。このようなVR化は、ゲームの世界に深く入り込むことを可能にし、従来のフラットスクリーン版とは異なる新しい体験を提供します。
しかし、VR技術の採用はポジティブな側面だけでなく、潜在的なリスクも伴います。例えば、VRゲームは一部のユーザーにとっては酔いやすいという問題があります。また、非常にリアルな恐怖体験がトラウマになる可能性も考えられます。これらの問題に対処するためには、開発者はユーザーの安全を考慮したゲーム設計が求められます。
VRゲームの普及は、ゲーム業界だけでなく、規制や健康への影響についての議論を促進する可能性もあります。特に、子供や若年層のユーザーに対する影響は慎重に検討する必要があります。将来的には、VR技術の進化と共に、よりリアルで没入感のあるゲーム体験が可能になる一方で、それに伴うリスクへの対策も進化していくことが期待されます。
「The Exit 8」のVR化は、ゲーム業界における新たな可能性を示しています。VR技術を活用することで、従来のゲーム体験を超えた新しい形のエンターテインメントが生まれることでしょう。同時に、この技術の発展は、業界に新たな課題をもたらすことも予想されます。これからのVRゲームの進化には、多くの期待が寄せられています。
from The Exit 8 VR Adapts The Horror Walking Sim Next Month On Quest.