出典:Pixelity Inc.公式プレスリリースより引用
Pixelity Inc.は2026年2月23日、横浜アリーナで開催された『EVANGELION:30+;30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』の会場内「EVA EXTRA 30」ラウンジにて、開発中の新作XRゲーム『EVANGELION: Δ CROSS REFLECTIONS』の最新情報を公開するイベントステージを開催した。ステージにはゲームディレクターのチェ氏が登壇し、ゲームのコンセプト、システム、2種類のプレイモード、コントローラー不要のハンドトラッキング操作を紹介した。
続いて、本ゲームにて登場するオリジナルキャラクターを演じる声優声優の梶原岳人、菱川花菜、畠中祐、石見舞菜香の4名が登壇し、MC・百花繚乱の進行のもとキャラクターへの印象や収録エピソードを語った。また、2026年内にグローバルでのハンズオン体験機会を実施予定であることも発表された。イベント期間中の3日間、ピクセリティブースでは事前抽選制による試遊体験が実施された。Pixelity Inc.は2017年設立のVR・MR・XR専門のゲーム開発会社である。

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<開催レポート>新作XRゲーム『EVANGELION: Δ CROSS REFLECTIONS』最新情報を公開するイベントステージを開催!
【編集部解説】
本作『EVANGELION: Δ CROSS REFLECTIONS』の最大の特徴は、VRとMR(複合現実)を融合したXR体験である点です。プレイヤーはエヴァのパイロットそのものではなく、NERV士官候補生(オリジナルキャラクター)として第3新東京市やNERV本部を舞台に行動します。ゲームモードはストーリーモードとバトルシミュレーションモードの2種類が用意されており、物語体験と戦闘体験の両軸で構成されています。
NERV士官候補生として「コントローラーを持たず自分の手で操作する」という体験は作品世界のコンセプトとの親和性が高く、ハンドトラッキングは「コントローラーを持つ」という現実への引き戻しをなくし、没入感を高める技術としても機能します。
ハンドトラッキングの採用について、Road to VRはカジュアル路線へのシフトを示唆するものだと懐疑的に評価しています。しかし、NERV士官候補生として「コントローラーを持たず自分の手で操作する」という体験は作品世界のコンセプトとの親和性が高く、ハンドトラッキングは「コントローラーを持つ」という現実への引き戻しをなくし、没入感を高める技術としても機能します。
開発元のPixelityは韓国拠点のVR/MR/XR専門スタジオです。本作は原作アニメ全26話のストーリーをベースにした3部作構成を予定しており、第1弾は原作の第1〜11話を題材にしています。対応プラットフォームはMeta QuestおよびSteamが有力視されており、2026年内にグローバルでの体験会も予定されています。
IPものVRゲームという観点では、過去に『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』という先例があります。本作は『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』のようにストーリーモードとバトルモードを明確に分けることで、体験の幅を持たせようとする設計意図が見て取れます。
長期的な視点では、本作の成否が日本の大型IPとXR技術の組み合わせの試金石になり得ます。エヴァンゲリオンという世界的知名度を持つIPがXRゲームとして成立するかどうかは、今後の同種プロジェクトの展開に大きな影響を与えるでしょう。VRヘッドセットの普及がまだ途上にある現在、体験会を通じて裾野を広げる取り組みは、業界全体にとっても注目すべき動向です。
【用語解説】
ハンドトラッキング
VR/ARヘッドセットに搭載されたカメラが手や指の動きをリアルタイムで認識し、コントローラーなしで操作を可能にする技術。Meta Quest 3などが標準機能として搭載している。直感的な操作を実現する一方、現時点では動きの激しい操作での認識精度に課題もある。
【参考リンク】
Pixelity Inc. 公式サイト(外部)
韓国拠点のXR専門ゲームスタジオ。『EVANGELION: Δ CROSS REFLECTIONS』の開発元。VR/MR/XRに特化したゲーム・コンテンツ制作を手がける。
EVANGELION:30+ 公式サイト(エヴァフェス)(外部)
『新世紀エヴァンゲリオン』30周年記念フェスの公式サイト。本作の最新情報が発表された「EVA EXTRA 30」の公式ページ。
エヴァンゲリオン公式X(旧Twitter)(外部)
エヴァンゲリオンシリーズの公式SNSアカウント。最新情報やイベント告知を随時発信している。
機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 公式サイト(外部)
編集部解説で比較対象として言及したVR作品の公式サイト。Meta Quest向けVRによるガンダムのナラティブ体験作品。
【参考動画】
【参考記事】
Neon Genesis Evangelion is Getting an Official XR Game with First Instalment in 2026(外部)
Road to VRによる本作の初報。Pixelityの概要、Studio Kharaとのライセンス契約、3部作構成などを報じている。
New Evangelion XR Game to Host 1st Playtests in Japan, California(外部)
Anime News Network記事。第1弾が原作第1〜11話を題材とすること、東京・カリフォルニアでのプレイテスト実施を報じている。
Neon Genesis Evangelion anime series to get official XR game trilogy adaptation(外部)
AUTOMATON MEDIA英語版。Pixelityの韓国拠点スタジオとしての詳細、Studio Kharaとの経緯、3部作構成を整理している。
Neon Genesis Evangelion: Δ Cross Reflections Will Be Playable at Live Events This Year(外部)
UploadVR記事。2026年に行われるグローバルな体験会に向けた開催計画を報じている。
EVANGELION:Δ CROSS REFLECTIONS, a new XR game(外部)
Saiga NAK記事。第1弾が原作第1〜11話を題材にすること、NERV士官候補生設定の詳細を報じている。
【編集部後記】
「NERV士官候補生として、自分の手でエヴァの世界に入り込む」——VRヘッドセットを被った瞬間、目の前に第3新東京市が広がる。そんな体験を想像するだけで、思わず前のめりになってしまいます。
ハンドトラッキングで自分の指を動かすたびにシステムが反応し、コントローラーという「現実」を介さずにあの世界と繋がれるとしたら——それはまさに、かつてアニメの画面越しに憧れ続けた「あの感覚」に、これまでで一番近づける瞬間になるかもしれません。自分の手がそのままエヴァの世界と繋がる、というのはXRだからこそ実現できる体験です。
原作第1〜11話を丸ごと体験できる第1弾、ストーリーモードではどんな演出が待っているのか、バトルモードでは使徒との戦闘がどこまで熱くなるのか、考えはじめたらキリがありません。世界各地で体験イベントも予定されているとのこと、日本での開催が決まったら真っ先に飛び込んでみたいと思っています。
みなさんは、VRの中でどんなエヴァ体験を夢見ていますか?








































