Apple折りたたみiPhone「Ultra 3」報道|第3世代まで続くロードマップが浮上

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まだ初代すら正式発表されていないAppleの折りたたみiPhoneですが、早くも第3世代までの計画が報じられています。注目すべきは第3世代の画面サイズそのものより、Appleが折りたたみ端末を一度限りではなく、世代を重ねて育てようとしている可能性です。


Appleは、「iPhone Ultra」と噂される折りたたみiPhoneについて、第1世代を2026年、第2世代を2027年、第3世代を早ければ2028年に投入する計画があると報じられている。Bloombergのマーク・ガーマンによれば、第3世代は内外のディスプレイを前世代より大型化する可能性がある。

第1世代は内側7.8インチ、外側5.5インチ、Touch ID、A20、C2モデムを採用すると報じられており、価格は2,000ドル前後またはそれ以上になると予想されている。

From: 文献リンクFoldable ‘iPhone Ultra 3’ Rumored to Feature Larger Displays

【編集部解説】

今回の情報で興味深いのは、第3世代モデルの画面が大型化するという個別の仕様以上に、Appleが折りたたみiPhoneについて少なくとも3世代にわたるロードマップを検討していると報じられた点です。

MacRumorsによると、Bloombergのマーク・ガーマンは、第1世代の折りたたみiPhoneが2026年、第2世代が2027年、第3世代が早ければ2028年に登場すると伝えています。第3世代までの計画が報じられたのは今回が初めてだとMacRumorsは説明しています。

もちろん、これはAppleが公表した製品ロードマップではありません。2026年8月10日時点でAppleの公式iPhoneラインアップに折りたたみモデルは掲載されておらず、製品名「iPhone Ultra」についても正式発表されていません。

そのため、「Appleが3年間の発売を確定した」と捉えるのは早計です。一方で、複数世代の開発情報が出てきたことが事実なら、折りたたみiPhoneを一度限りの実験的なモデルではなく、世代更新を前提とした製品群として検討している可能性はあります。これは今回の報道から読み取れる編集部の解釈です。

第1世代で完成させるのではなく、世代ごとに改善する可能性

報道されている各世代の違いを見ると、その方向性はさらに分かりやすくなります。

第1世代は約7.8インチの内側ディスプレイと約5.5インチのカバーディスプレイを備え、A20チップ、C2モデム、Touch IDなどを採用すると報じられています。価格は2,000ドル前後、またはそれ以上になる可能性があります。

Bloombergも2026年4月、Apple初の折りたたみiPhoneが同年9月の通常のiPhone発表時期に合わせて投入を目指していると報じていました。ただし、当時の報道でも投入時期は最終確定ではないとされています。価格についても2,000ドルを超える可能性があるとされています。

一方、第2世代は第1世代と同じディスプレイを引き継ぐ可能性があり、第3世代になって内側と外側の画面がわずかに大型化すると報じられています。具体的なサイズはまだ示されていません。

この情報どおりなら、Appleは毎年筐体を全面刷新するのではなく、初期世代の基本設計を維持しながら、数世代をかけて画面サイズや使い勝手を調整していく可能性があります。ただし、この製品戦略そのものをAppleが説明したわけではなく、現段階では報道内容からの推測にとどまります。

初代を買うか、後の世代を待つかという問題も

購入を考えるユーザーにとって、3世代の存在が報じられたことは判断を難しくする材料でもあります。

初代モデルには、Apple初の折りたたみiPhoneを使えるという新しさがある一方、2,000ドルを超える可能性がある価格や、初めて採用されるフォームファクターゆえの未知数も残っています。

さらに第2、第3世代まで継続するのであれば、初代で見つかった課題を後続モデルで修正していく余地もあります。反対に、現在報じられている2027年や2028年の計画は変更される可能性もあり、後継モデルを前提に購入を先送りできる段階でもありません。

現時点で確かなのは、Apple自身が折りたたみiPhoneをまだ正式発表していないことです。

それでも、第1世代の発売前から第3世代までの情報が出始めたことは、折りたたみiPhoneを見る際の焦点を「Appleも折りたたみスマートフォンを作るのか」から、「Appleはこの製品をどのように育てていくのか」へ移しつつあります。今後は初代の完成度だけでなく、後継世代で何を変えていくのかも注目点になりそうです。

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【編集部後記】

まだ初代すら正式発表されていない段階で、第3世代までのロードマップが見え始めていることには驚かされます。これだけ先の世代まである程度のビジョンが描かれているのであれば、Apple側も折りたたみiPhoneに一定の需要があると見込んでいるのかもしれません。単発の実験的な製品ではなく、時間をかけて育てていくシリーズとして考えている可能性も感じます。
そう考えると、初代がどのような完成度で登場するのかはもちろん、その後どの部分を改良していくのかも気になります。


個人的には、折りたたみiPhoneそのもの以上に、Appleがこのカテゴリーをどこまで本気で定着させようとしているのかに注目したくなりました。


【用語解説】

フォルダブルスマートフォン(折りたたみスマートフォン)
柔軟なディスプレイとヒンジを備え、画面を折りたたんで携帯できるスマートフォン。横方向に開くブック型と、縦方向に折りたたむフリップ型などがある。

カバーディスプレイ
ブック型の折りたたみ端末を閉じた状態で使用する外側の画面。今回の報道では、第3世代で内側の画面とともに大型化する可能性が伝えられている。

メインディスプレイ
折りたたみ端末を開いた状態で使用する内側の大画面。通常のスマートフォンより広い表示領域を確保しやすく、動画、電子書籍、複数アプリの表示などに利用される。

製品ロードマップ
製品の開発や世代更新について、中長期的な方向性や予定を示す計画。本記事で扱う2026年から2028年の情報はAppleの公式発表ではなく、報道に基づく未確定のロードマップである。

【参考リンク】

iPhone|Apple(日本)(外部)
Appleが日本で展開するiPhoneシリーズの公式ページ。現行ラインアップ、各モデルの特徴、購入方法などを確認できる。

Apple Newsroom(日本)(外部)
Appleの公式ニュースルーム。新製品やサービスの正式発表、プレスリリース、画像などが公開される。

【参考動画】

The MacRumors Show: Apple’s Foldable iPhone ‘Ultra’
MacRumorsが2026年4月時点の折りたたみiPhoneに関する発売時期、予想価格、画面サイズ、薄型設計などの噂を整理した動画。

【参考記事】

iPhone Fold Expected to Launch on Time in September Despite Delay Rumors|MacRumors(外部)
Mark Gurman氏の報告を基に、初代折りたたみiPhoneの2026年9月投入計画と、発売時期が最終確定ではない点を整理した記事。

iPhone Ultra’s Price Range Revealed|MacRumors(外部)
折りたたみiPhoneの米国価格が2,000ドルを超える可能性と、「iPhone Ultra」という名称があくまで噂段階であることを伝えた記事。

iPhone Ultra 2 Gets Green Light for Development, Says Leaker|MacRumors(外部)
Digital Chat Stationの情報として、第2世代の折りたたみiPhoneの開発承認や、第1世代と同じディスプレイを使う可能性を報じた記事。

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乗杉 海
SF小説やゲームカルチャーをきっかけに、エンターテインメントとテクノロジーが交わる領域を探究しているライターです。 SF作品が描く未来社会や、ビデオゲームが生み出すメタフィクション的な世界観に刺激を受けてきました。現在は、AI生成コンテンツやVR/AR、インタラクティブメディアの進化といったテーマを幅広く取り上げています。 デジタルエンターテインメントの未来が、人の認知や感情にどのように働きかけるのかを分析しながら、テクノロジーが切り開く新しい可能性を追いかけています。

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