Last Updated on 2024-08-09 07:28 by admin
OpenAIは2024年8月8日、ChatGPTの無料ユーザーに対してDALL-E 3を用いた画像生成機能を提供すると発表した。この新機能は、ChatGPTのウェブサイトおよびiOS/Androidアプリで利用可能となる。
無料ユーザーは1日あたり最大3回のDALL-E 3による画像生成が可能となる。一方、有料のPlus、Team、Enterpriseプランのユーザーは、より高速な画像生成と1日あたりより多くの生成回数を利用できる。
OpenAIによると、この機能はすでに一部のユーザーに提供されており、今後数週間でグローバルに展開される予定だ。ただし、画像生成機能は13歳未満のユーザーには提供されない。
ChatGPTの無料ユーザーは約1億人と推定されており、この機能追加により多くのユーザーがAI画像生成を体験できるようになる。OpenAIは、ユーザーがこの機能を創造的に活用することを期待している。
from:ChatGPT now lets free users generate up to two images per day made by DALL-E 3
【編集部解説】
OpenAIの最新の発表は、AIの民主化と創造性の拡大という観点から非常に興味深い展開です。ChatGPTの無料ユーザーにDALL-E 3による画像生成機能を提供することで、より多くの人々がAI技術の恩恵を受けられるようになります。
この動きは、AIの可能性を広く一般に開放するという点で画期的です。約1億人と推定されるChatGPTの無料ユーザーが、高度な画像生成AIを手軽に利用できるようになることで、創造的な表現の幅が大きく広がることが期待されます。
一方で、この機能の普及には潜在的なリスクも存在します。著作権の問題や、AIによる偽情報の生成、不適切なコンテンツの作成などが懸念されます。OpenAIは安全性に配慮し、13歳未満のユーザーには機能を制限するなどの対策を講じていますが、今後さらなる安全対策が必要になる可能性があります。