Midjourney、待望のウェブエディタを公開 – AIアート制作がより直感的に

Midjourney、待望のウェブエディタを公開 - AIアート制作がより直感的に - innovaTopia - (イノベトピア)

Last Updated on 2024-10-25 08:18 by admin

AI画像生成サービス「Midjourney」が、新しいウェブベースの画像エディタを公開した。この新機能は2024年8月から、同社のウェブサイト(midjourney.com)で利用可能となっている。

主な新機能は以下の通り:

  • ブラウザ上で直接画像編集が可能なキャンバスエディタ
  • 画像のリフレーム、リペイント、領域の変更、パン、ズーム機能を単一のインターフェースに統合
  • ローカルディスクからの画像アップロード機能
  • ブラシツールによる特定領域の選択と編集機能

利用条件として、Discordサーバーで少なくとも10枚の画像を生成した実績が必要となる。

from:Midjourney launches AI image editor: how to use it

【編集部解説】

Midjourneyの新しいウェブエディターの登場は、AI画像生成ツールの民主化における重要な一歩と言えます。これまでDiscordというチャットプラットフォームを介してのみ利用可能だった同サービスが、より直感的なウェブインターフェースを提供することで、一般ユーザーにとってのアクセシビリティが大きく向上しました。

特に注目すべきは、新しいブラシツールの導入です。従来の四角形や投げ縄ツールに比べて、より繊細な編集が可能になりました。これにより、プロのデザイナーからアマチュアクリエイターまで、より精密な画像編集作業が行えるようになっています。

また、リフレーム、リペイント、領域の変更などの機能が単一のインターフェースに統合されたことで、作業効率が大幅に向上しています。これは単なる利便性の向上だけでなく、クリエイティブワークフローの変革につながる可能性を秘めています。

一方で、この技術革新には重要な課題も存在します。現在Midjourneyは著作権侵害に関する集団訴訟に直面しており、AI画像生成技術の法的・倫理的な課題が浮き彫りになっています。特に、ディープフェイクの作成や著作権侵害のリスクが高まる可能性について、慎重な議論が必要です。

興味深いのは、Midjourneyが段階的なアプローチを取っていることです。新機能へのアクセスには最低10枚の画像生成実績が必要とされ、さらに1,000枚以上の生成実績を持つスーパーユーザー向けの特別な機能も用意されています。これは、ツールの悪用を防ぎながら、責任あるAI技術の展開を目指す姿勢の表れと言えるでしょう。

長期的な展望として、このような統合型エディターの登場は、デジタルクリエイティブ産業全体に変革をもたらす可能性があります。従来の画像編集ソフトウェアとAI技術の境界線が徐々に曖昧になっていく中で、クリエイターに求められるスキルセットも進化していくことが予想されます。

【使ってみました(編集者TaTsu)】

Midjourneyでdiscordベースで最低10枚の実績があったので使ってみました。
Webベースでログインした画面がこちら。

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Midjourny

この左側のメニューから【edit】でエディターに入っていきます。

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Welcome

この記事のアイキャッチをアップロードしてみました。

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読み込んだ画像をもとにRetextureで画像を生成してみます。

同じ構図で異なるテイストの画像が4枚生成されました。

【用語解説】

  • Discord: チャットやボイスチャット機能を提供するプラットフォーム。LINEのPC版のような感覚で使えるコミュニケーションツール
  • プロンプト: AIに対する指示文。レストランでの注文のように、具体的に欲しい画像の特徴を伝える文章
  • アップスケール: 生成された画像の解像度を上げる処理。写真を拡大して鮮明にするようなイメージ

【参考リンク】

  1. Midjourney公式サイト(外部)
    AIによる画像生成サービスを提供する公式サイト。最新のウェブエディタも利用可能
  2. Discord公式サイト(外部)
    Midjourneyの利用に必要なコミュニケーションプラットフォーム

【参考YouTube】

Midjourney Tutorial: Full Guide to the New Web Version

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