Last Updated on 2024-08-27 22:59 by admin
Meta Quest 3向けの独占タイトル『Batman: Arkham Shadow』が2024年10月にリリース予定である。開発はCamouflaj社が担当し、Oculus Studios(現Meta)が発売元となる。
本作は『Batman: Arkham Origins』と『Batman: Arkham Asylum』の間の物語を描き、アーカムシリーズの正式な続編として位置付けられる。Roger Craig Smithが『Arkham Origins』に続いてバットマン役を務める。
ゲームの舞台はゴッサム・シティで、プレイヤーはVRでバットマンとなり、新たな敵「ラットキング」と対峙する。ストーリーには、ジム・ゴードンやハービー・デントなどの公職者の誘拐事件が含まれる。
ゲームプレイには、アーカムシリーズの特徴であるコンボ主体の戦闘システム、グラップネルガンを使った移動、スモークボムの使用などが含まれる。また、スカークロウやハーレー・クインの起源にも触れる内容となっている。
Camouflaj社は2022年10月にMeta(旧Facebook)に買収され、Oculus Studiosの一員となった。同社は以前に『République』や『Marvel’s Iron Man VR』を開発している。
from:Hands-on: ‘Batman: Arkham Shadow’ Brings the Series’ Signature Combat to VR
【編集部解説】
「Batman: Arkham Shadow」は、Meta Quest 3向けの独占タイトルとして注目を集めています。この作品は、Arkhamシリーズの正統な続編として位置付けられており、ファンの期待も高まっています。
まず、開発元のCamouflaj社について触れておきましょう。同社は「Marvel’s Iron Man VR」を手がけた実績があり、VRゲーム開発のノウハウを持っています。Meta(旧Facebook)に買収されたことで、Quest 3の性能を最大限に引き出すことが期待されます。
本作の特筆すべき点は、VR技術を活用した没入感の高いゲームプレイです。従来のArkhamシリーズの特徴であるコンボ主体の戦闘システムやグラップネルガンを使った移動が、VR空間でどのように再現されるのか注目です。特に、リアルタイムの影のレンダリングに力を入れているという点は、ゲームの雰囲気作りに大きく貢献するでしょう。
ストーリー面では、「Batman: Arkham Origins」と「Batman: Arkham Asylum」の間の物語を描くことで、既存のファンにも新たな発見があると思われます。新たな敵「ラットキング」の登場や、ハーレー・クインやスカークロウの起源に触れる内容は、バットマン世界の深みを増す要素となるでしょう。
一方で、Quest 3独占タイトルであることは、アクセシビリティの面で課題を残しています。VRヘッドセットを持っていないファンや、他のプラットフォームのユーザーにとっては、プレイする機会が限られてしまいます。