Last Updated on 2024-08-14 11:29 by admin
2024年8月13日、Googleは新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズを発表した。この新シリーズには、「Pixel 9」「9 Pro」「9 Pro XL」の3機種と、折りたたみ式スマートフォン「9 Pro Fold」が含まれる。
Pixel 9シリーズの特徴は、GoogleのAI技術「Gemini」を活用した新機能「Pixel Screenshots」だ。この機能は、ユーザーが撮影したスクリーンショットをAIで分析し、後から検索可能にする。
価格は、基本モデルのPixel 9が799ドル(約117,500円)から、Pro modelが999ドルと1099ドル、折りたたみ式モデルが1799ドルからとなっている。
発売日は、Pixel 9が8月22日、折りたたみ式モデルが9月4日に設定されている。
さらに、Googleはスマートウォッチ「Pixel Watch 3」(2サイズ展開)とワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」も同時に発表した。
これらの新製品は、AppleやSamsung Electronicsとの競争を意識したものであり、特にAppleの次期iPhone 16に先駆けてデビューすることとなる。
from:Google makes your Pixel screenshots searchable with Recall-like AI feature
【編集部解説】
Googleが例年より早くPixelシリーズの新製品を発表しました。この戦略的な動きは、スマートフォン市場での競争力強化を狙ったものと考えられます。
特に注目すべきは、Googleが自社開発のAI「Gemini」をPixel 9シリーズに深く統合している点です。これは単なる機能追加ではなく、スマートフォンの使い方を根本から変える可能性を秘めています。
例えば、新機能「Pixel Screenshots」は、ユーザーが撮影したスクリーンショットをAIで分析し、後から検索可能にします。これにより、情報の整理や再利用が格段に容易になるでしょう。
また、Geminiアシスタントの導入により、より自然な対話型インターフェースが実現します。これは、テキスト、画像、音声など多様な入力方法に対応し、ユーザーとAIのコミュニケーションを一層円滑にするでしょう。
カメラ機能の強化も見逃せません。特にPixel 9 ProとPro XLに搭載された5倍光学ズームと「Video Boost」機能は、スマートフォンでのビデオ撮影の質を大きく向上させる可能性があります。
一方で、AIの深い統合には潜在的なリスクも存在します。プライバシーの問題や、AIへの過度の依存などが懸念されます。Googleがこれらの課題にどう対応するかが、今後の焦点となるでしょう。
7年間のOSアップデートとセキュリティ更新の提供は、長期的な製品サポートを重視する消費者にとって魅力的です。これは、スマートフォンの使用期間延長にもつながり、環境負荷の軽減にも寄与する可能性があります。