Last Updated on 2024-10-18 08:19 by admin
OpenAIがChatGPTの公式Windowsアプリをリリース
OpenAIは2024年10月17日、ChatGPTの公式Windowsアプリをリリースしました。このアプリは、Windows 10以降のOSで利用可能で、Microsoft Storeからダウンロードできます。
主な特徴は以下の通りです:
- ChatGPTの無料版と有料版(Plus、Team、Enterprise)のユーザーが利用可能
- Windows OSとの深い統合により、ショートカットキーでの起動やドラッグ&ドロップでのファイル共有が可能
- 音声入力と音声出力に対応
- デスクトップ通知機能を搭載
- マルチタスク機能により、複数の会話を同時に管理可能
このアプリは、OpenAIがモバイルアプリに続いて提供するデスクトップ向けの公式アプリです。OpenAIは今後、macOS向けのアプリもリリースする予定だと発表しています。
ChatGPTのWindowsアプリは、MicrosoftのOfficeソフトウェアとの競合が予想されます。特に、文書作成や編集、プレゼンテーション資料の作成などの分野で、従来のOfficeソフトウェアに代わる選択肢となる可能性があります。
from
:OpenAI just launched ChatGPT for Windows—and it’s coming for your office software
:ChatGPT has a Windows app now
【編集部解説】
ChatGPTのWindows版アプリがリリースされたことは、AIとの対話がより身近になる重要な一歩だと言えるでしょう。このアプリは、デスクトップ環境でのAI利用をより快適にし、ユーザーの生産性向上に貢献する可能性を秘めています。
特筆すべきは、このアプリがWindows OSと深く統合されている点です。ショートカットキーでの起動やドラッグ&ドロップによるファイル共有機能は、ユーザーの作業フローをスムーズにする工夫と言えるでしょう。これにより、AIアシスタントを日常的なタスクにシームレスに組み込むことが可能になります。
また、音声入力と音声出力に対応していることも注目に値します。これにより、テキスト入力が苦手なユーザーや、マルチタスクを行いながらAIと対話したいユーザーにとって、より使いやすいツールとなることが期待されます。
一方で、このアプリの登場は、既存のオフィスソフトウェア市場に大きな影響を与える可能性があります。特に、文書作成やプレゼンテーション資料の作成といった分野で、従来のソフトウェアに代わる選択肢となる可能性があります。
しかし、AIの利用にはプライバシーやセキュリティの問題も付きまといます。企業や個人の機密情報をAIに入力することのリスクについて、ユーザーは十分に注意を払う必要があるでしょう。
また、AIへの過度の依存は、人間の創造性や批判的思考力を低下させる可能性もあります。AIを補助ツールとして適切に活用し、人間の能力を拡張する方向で使用することが重要です。
長期的には、このようなAIツールの普及により、仕事の進め方や教育のあり方が大きく変わる可能性があります。AIとの共生を前提とした新しいスキルセットの獲得が、今後ますます重要になってくるでしょう。
【実際に使ってみた】
Microsoft Storeから実際にDLしてみました。
起動するとログインはブラウザが立ち上がって、【Chat GPT デスクトップアプリを立ち上げる】という表示がでてアプリが立ち上がります
※立ち上がらないときは画面をクリック
使い勝手は、メニューバーなどがない分すっきりしてる以外はブラウザ版と同じ。
ただ、ショートカットキー【Alt】+【Space】で立ち上がるのは便利。
Copilotキーが無いPCを使ってる分にはChatGPTを使う頻度が自然にあがりそう。