Last Updated on 2024-11-06 08:15 by admin
株式会社タイミー(本社:東京都港区、代表取締役:小川嶺)は、2024年10月31日、カスタマーサポートにKARAKURI chatbotを導入しました。
主要データ:
- タイミーの登録ワーカー数:900万人
- 導入事業所数:297,000拠点
- スポットワーク業界全体の会員数:約2,500万人
導入目的:
- 24時間365日の問い合わせ対応
- 台風や年末年始などの繁忙期における問い合わせ増加(約3割増)への対応
- カスタマーサポート業務の効率化
- データ分析によるサービス改善
from:タイミー、カスタマーサポートにAIチャットボット「KARAKURI chatbot」を導入 – MSN
【編集部解説】
タイミー社のAIチャットボット導入は、急成長するギグワークプラットフォームにおけるカスタマーサポートの新たな展開を示す重要な事例といえます。
特に注目すべきは、このシステムがRAG(Retrieval Augmented Generation)技術を採用している点です。RAGは、生成AIの「ハルシネーション」(誤った情報の生成)というリスクを最小限に抑える先進的な手法です。
KARAKURI chatbotの特徴的な点は、生成AIの活用領域を「質問を紐解くこと」に特化している点です。これにより、一般的な生成AIチャットボットが抱える「ハルシネーション」(誤った情報生成)のリスクを最小限に抑えています。
カラクリ社は独自開発の700億パラメーターLLM「KARAKURI LM」を持ち、国産モデルとして最高性能を達成しています。この技術基盤により、正答率95%を保証する高精度な応対が可能となっています。
このような取り組みは、急成長するギグエコノミー市場において、スケーラブルなカスタマーサポート体制の構築モデルとなる可能性を秘めています。
【用語解説】
【参考リンク】
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