Galaxy Ultraシリーズは、毎年の性能向上を積み重ねる段階から、端末設計そのものを見直す段階へ入るのでしょうか。今回のリークからは、バッテリー、カメラ、背面デザインが同時に変わる可能性が見えてきます。単なる数値更新ではない変化の意味を整理します。
Android Centralは、リーカーのAnthony(@TheGalox_)による情報として、SamsungのGalaxy S27 Ultraに、5,700mAhのシリコンカーボンバッテリー、6.9インチのQHD+ Privacy Display、Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro for Galaxy、12GBまたは16GBのメモリが採用される可能性を報じた。
カメラは200MPメイン、50MP超広角、50MPの5倍望遠、第2望遠、OIS付き16MP前面カメラとされ、背面は一体型カメラハウジングへ変更される可能性がある。ただし初期リークであり、正式発表までに仕様が変わる可能性がある。
From:
Samsung Galaxy S27 Ultra leak reveals massive camera and battery overhaul
【編集部解説】
今回のリークで重要なのは、単にカメラの画素数やバッテリー容量が増えるという点ではありません。バッテリー、前後のカメラ、メモリ構成、背面デザインという複数の要素が、同じ世代でまとめて変更される可能性が示されていることです。
現行のGalaxy S26 Ultraは、6.9インチのQHD+ディスプレイ、5,000mAhのバッテリー、12GBメモリを搭載しています。背面カメラは約2億画素、約5,000万画素、約5,000万画素、約1,000万画素の4眼構成で、前面カメラは約1,200万画素です。
リークされたGalaxy S27 Ultraの仕様では、画面サイズは6.9インチのままですが、バッテリーは5,700mAh、メモリは12GBまたは16GB、前面カメラはOISを備えた16MPになるとされています。背面には200MPのメインカメラと、超広角、5倍望遠、第2望遠を担う3基の50MPカメラを搭載するとの情報もあります。
Galaxy S26 Ultraの5,000mAhから5,700mAhへ変更された場合、バッテリー容量は単純計算で14%増加します。
これまでのGalaxy S25 UltraとGalaxy S26 Ultraはいずれも5,000mAhで、背面カメラの画素数構成も約2億画素、約5,000万画素、約5,000万画素、約1,000万画素でした。S26 Ultraでは本体の薄型化やメインカメラのF値変更などが行われていますが、バッテリー容量とカメラの基本構成は前世代から維持されています。
そのため、今回の情報どおりにバッテリー容量、前面カメラ、望遠カメラ、カメラハウジングの外観が一斉に変更されれば、Galaxy S27 Ultraは従来の基本構成を引き継ぐ更新ではなく、端末設計を広い範囲で組み直す世代になる可能性があります。
外観変更には実用上の意味もある
背面については、Galaxy S22 Ultra以降のレンズを個別に並べるデザインから、複数のセンサーをまとめた一体型カメラハウジングへ移行する可能性が報じられています。
この変更がカメラ部品の大型化に対応するものなのか、端末内部の配置を見直すためなのかは、元記事からは確認できません。外観だけを刷新する可能性もあり、現時点で撮影性能や耐久性の向上と結びつけることはできません。
また、Galaxy S27 UltraはSamsungから正式発表されていません。発売日、価格、日本での販売、充電性能、端末サイズ、実際のカメラセンサーなどは不明です。今回の情報は発売前のリークであり、製品化までに仕様が変更される可能性があります。
【関連記事】
サムスン「Galaxy S26」、2026年3月に発売延期か──2nm Exynos 2600の開発遅延と製品戦略変更が影響
Galaxy S26シリーズの正式発表前に伝えられた、発売時期、製品ラインアップ、搭載プロセッサをめぐる情報を整理した記事。今回の記事が端末設計の変更を扱うのに対し、こちらは開発・半導体戦略を中心に扱っている。
Galaxy Sシリーズをめぐっては、前世代でも発売前にラインアップや搭載チップに関する複数の情報が伝えられていました。Galaxy S26シリーズの開発段階で報じられた動向もあわせてご覧ください。
サムスン Galaxy Z Fold 8 デザイン流出|「横に広がる」新フォームファクターとUltraブランド逆転の意味
Samsungの折りたたみスマートフォンについて、外観、カメラ配置、製品名の変更情報を整理した記事。今回と同じリーク記事だが、Galaxy Zシリーズのフォームファクターを扱っている点が異なる。
SamsungではGalaxy Sシリーズだけでなく、折りたたみ端末でも外観やカメラ配置の見直しが進んでいます。Galaxy Z Foldシリーズで報じられたデザイン変更はこちらの記事で紹介しています。
【編集部後記】
スマートフォンを長く使ううえで、やはり気になるのはバッテリーです。
Galaxy S27 Ultraで容量や実際の駆動時間がしっかり改善されるなら、個人的には購入候補に入れたいと感じます。高性能なカメラや新しいデザインも魅力ですが、日常では充電を気にせず使えることのほうが重要です。ただし、容量が増えても本体の重さや厚さが大きく変わらないかは確認したいところです。
リークどおりにバッテリー問題が解消されるのか、正式発表と実機レビューに期待しています。
【参考動画】
【用語解説】
シリコンカーボンバッテリー
リチウムイオン電池の負極に、シリコンと炭素を組み合わせた材料を使用する方式。一般的な黒鉛系負極より高容量化を狙える一方、充放電時の膨張や寿命の管理が技術的な課題。
OIS(光学式手ぶれ補正)
カメラ内部のレンズやプリズムなどを物理的に動かし、撮影時の手ぶれを補正する機構。暗い場所での写真や手持ち動画のぶれを抑えるために用いられる。
QHD+
スマートフォンのディスプレイ解像度を示す表記。Galaxy S25 Ultraでは3,120×1,440ピクセルのQuad HD+ディスプレイを採用。
プライバシーディスプレイ
画面を斜め方向から見た際に表示内容を見えにくくする機能。Galaxy S26 Ultraでは、対象アプリやパスワード入力時など、条件に応じて個別に有効化できる。
望遠カメラ
標準カメラより狭い画角で遠くの被写体を大きく写すカメラ。スマートフォンでは、異なる倍率を担当する複数の望遠カメラを搭載する場合がある。
カメラモジュール/カメラハウジング
カメラモジュールは、レンズ、イメージセンサー、手ぶれ補正機構などをまとめた部品。カメラハウジングは、背面の複数のカメラを囲む外装部分。
【参考リンク】
Samsung Japan(外部)
Samsungの日本向け公式サイト。スマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末などの製品情報とサポート情報を掲載。
Samsung Galaxy S26 Ultra 公式ページ(外部)
現行Ultraモデルのディスプレイ、カメラ、バッテリー、プロセッサ、プライバシー機能などを掲載する公式製品ページ。
Samsung Newsroom Japan(外部)
Samsung Electronicsおよびサムスン電子ジャパンによる製品発表、企業情報、技術情報を掲載する公式ニュースサイト。
【参考記事】
スペック|Samsung Galaxy S26 Ultra|Samsung Japan(外部)
Galaxy S26 Ultraの画面サイズ、カメラ構成、メモリ、バッテリー容量、本体寸法などを掲載する公式仕様ページ。
Galaxy S25 Ultraのスペック|Samsung Japan(外部)
前々世代にあたるGalaxy S25 Ultraのカメラ、ディスプレイ、メモリ、5,000mAhバッテリーなどを確認できる公式仕様ページ。
「Samsung Galaxy S26シリーズ」発売決定|Samsung Newsroom Japan(外部)
Galaxy S26、S26+、S26 Ultraの日本発売を案内した公式発表。製品の位置づけや国内展開に関する情報を掲載。












