【発売まで90日】MeganeX superlight 8K:Shiftallの超軽量8K VRヘッドセット、最終調整段階へ

MeganeX superlight 8K:Shiftallが185g未満の超軽量8K VRヘッドセットを発表 - 高解像度と快適性を追求 - innovaTopia - (イノベトピア)

Last Updated on 2024-11-02 09:44 by admin

Shiftall社が開発を進めてきた超軽量VRヘッドセット「MeganeX superlight 8K」が、2025年2月の発売に向けて最終調整段階に入っています。

主な製品仕様:

  • 価格:249,900円(日本)/ 1,899ドル(米国)
  • 本体重量:185g未満(ストラップ等を除く)
  • ディスプレイ:1.35インチマイクロOLED
  • 解像度:片眼3,552×3,840(両眼合計2,727万ピクセル)
  • リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応(10bit)
  • PCとの接続:DisplayPort+USB 2.0

特徴:

  • パナソニックグループと共同開発
  • SteamVRトラッキング対応(ベースステーション・コントローラーは別売で580ドル)
  • デュアルマイク内蔵
  • フリップアップ機構搭載

予約特典として3年保証(標準1年+延長2年)が付属します。

from:Hands-on: Shiftall MeganeX Superlight Packs a Wishlist of Ergonomics Into a Tiny Package

【編集部解説】

VRヘッドセット市場に新たな革新をもたらす製品の発売が間近に迫っています。Shiftall社が最終調整段階に入った「MeganeX superlight 8K」は、軽量化と高解像度の両立という大きな課題に挑戦した意欲作です。

開発の中心となったShiftallのCEO、Takuma Iwasa氏は3,000時間以上のVRChat経験を持つユーザーであり、その経験が製品設計に反映されています。特に長時間使用時の快適性については、徹底的な検証が行われているとのことです。

技術面では、パナソニックグループとの共同開発による独自のパンケーキレンズと、BOE製の1.35インチマイクロOLEDディスプレイの採用により、185g未満という驚異的な軽量化を実現。現在は、初期プロトタイプで指摘された「pupil-swim」(視線移動時の画像の歪み)などの課題解決に取り組んでいます。

電動IPD調整機能は、PCソフトウェアで数値を入力することで正確な調整が可能です。この機能は、複数のユーザーで共有する場合や、法人利用においても有用性が期待されています。

価格面では、本体価格1,899ドルに加え、SteamVRトラッキング用のベースステーションとコントローラーが別売(580ドル)となる点は、導入を検討する際の重要な考慮事項となるでしょう。しかし、この価格帯でこれほどの軽量性と高解像度を実現した製品は他に例がなく、特にVRChatなどのソーシャルVRプラットフォームでの長時間使用を想定するユーザーにとっては、魅力的な選択肢となりそうです。

【用語解説】

  • マイクロOLED
    スマートフォンのOLEDディスプレイと同じ自発光技術ですが、より小型で高精細。1インチ以下のサイズで4K解像度を実現できる最新技術です。
  • パンケーキレンズ
    従来のVRヘッドセットの厚いフレネルレンズに代わる新技術。薄型軽量化を実現する光学系で、めがねのような薄さを実現します。
  • SteamVRトラッキング
    VRの位置追跡技術の業界標準。部屋の隅に設置する「ベースステーション」から赤外線を照射し、ミリ単位の精度で位置を検出します。

【参考リンク】

  1. Shiftall – MeganeX superlight 8K 製品ページ(外部)
    MeganeX superlight 8Kの詳細な製品仕様と予約情報を提供する公式ページ
THIS IS THE FUTURE OF VR – MeganeX superlight 8k TESTED

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