『No Man’s Sky』クロスセーブ機能実装開始、PS5 Pro対応で8K表示にも対応-VRの惑星がより繊細に

 - innovaTopia - (イノベトピア)

Last Updated on 2024-11-08 12:07 by admin

Hello Games社が開発するNo Man’s Skyにおいて、全プラットフォーム間でのクロスセーブ機能の展開を2024年11月7日より開始しました。

対応プラットフォーム

• PC(Steam、GOG)
• PlayStation(PS4/PS5)
• Xbox
• Nintendo Switch(近日対応予定)
• Steam Deck
• VR各種(PSVR/PSVR2/PC VR)

PS5 Pro対応の詳細仕様

• 通常画面:4K/60fpsまたは8K/30fps
• PSSR(PlayStation Spectral Super Resolution)対応
• 超高品質な反射効果と環境遮蔽の強化

from No Man’s Sky Begins Rolling Out Cross-Saves As PS5 Pro Patch Boosts PS VR2 Support 

編集部解説

今回のNo Man’s Skyのアップデートは、ゲーム業界におけるクロスプラットフォーム戦略の重要な一歩と言えます。

特筆すべきは、Hello Gamesが8年前のローンチ時のセーブデータまで対応させようとしている点です。これは技術的に非常に困難な挑戦です。

クロスセーブ機能の段階的な展開方式は、データの整合性と安定性を重視する慎重なアプローチと評価できます。これは、数千時間プレイしているユーザーの膨大なセーブデータを安全に移行する必要があるためです。

PS5 Pro対応に関して注目すべきは、PSSRとフォビエイテッドレンダリングの関係です。現時点でPSSRがVR向けに対応していない理由は、フォビエイテッドレンダリングとの技術的な互換性の問題にあります。これは今後のVRゲーム開発全般に影響を与える可能性がある技術的課題といえるでしょう。

このアップデートは、プラットフォームの垣根を越えたゲームプレイの実現という、より大きなトレンドの一部です。PC、コンソール、モバイル、VRなど、異なるプラットフォーム間でのシームレスな体験を提供することは、今後のゲーム開発の標準になっていく可能性が高いでしょう。

長期的な視点では、このような取り組みは「プレイヤーファースト」の姿勢を示すものであり、ゲーム業界全体のユーザー体験向上に貢献する可能性があります。特に、小規模なスタジオであるHello Gamesがこれを実現したことは、他の開発者にとっても良い先例となるでしょう。

参考情報

【用語解説】

PlayStation Spectral Super Resolution (PSSR)
– ソニーが開発した新世代のAI超解像技術
– 低解像度画像を高品質な4K/8Kに変換

フォビエイテッドレンダリング
– VRヘッドセットの視線追跡技術を活用
– 視点の中心部分のみを高精細に描画し、処理負荷を軽減

【関連リンク】

  1. Hello Games公式サイト(外部)
    No Man’s Skyを開発するイギリスの独立系ゲーム開発スタジオの公式サイト
  2. No Man’s Sky公式サイト(外部)
    広大な宇宙を探索するサバイバルアドベンチャーゲームの公式サイト

【関連動画】

No MAN`s Sky The Cursed Expedition Trailer

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