Apple Vision Pro Demo Fitアプリが登場 – サードパーティ販売店への展開を示唆
2025年2月13日、「Vision Pro Demo Fit」という新しいアプリがApp Store previewで発見された。このアプリは、Apple製品を取り扱うサードパーティ小売店でのVision Pro販売を示唆するものだ。
アプリはAppleファームウェアの調査員Aaron Perris氏によってApp Store Previewで発見され、Face IDを使用した顔のスキャン機能や、ライトシール、バンド、光学インサートのサイズ決定機能を備えている。
from Vision Pro launch: all the news about Apple’s pricey new headset
【編集部解説】
みなさん、Vision Pro Demo Fitアプリの登場、どう受け止めていますか?
このアプリ、実はすごく興味深いんです。今までVision Proを試したり購入したりするには、必ずApple Storeに行って専門スタッフの対応を受ける必要がありました。でも、このアプリの登場で状況が大きく変わりそうです。
Face IDを使った顔のスキャンで、ぴったりのサイズを見つけられる。この技術がもたらす可能性は実は凄まじいものがあります。例えば、お近くの家電量販店でVision Proを試せるようになるかもしれません。
ただ、気になる点もいくつかあります。599,800円という価格はまだまだ高いですよね。サードパーティでの販売が始まれば、何らかの価格施策があるかもしれません。とはいえ、Appleのブランド戦略を考えると、大幅な値下げは期待できないかもしれません。
でも、この動きが示唆するものは単なる販売チャネルの拡大以上のものです。すでに600以上のアプリが開発されているVision Pro。クリエイターの作業環境を一変させたり、エンターテインメントの新しい形を提案したり。その可能性を、より多くの人が身近に体験できるようになるんです。
特に日本の状況を見ると、面白い展開が期待できます。日本人は、高額な製品を購入する時、実機を確認したい傾向が強いですよね。その意味で、このアプリの登場は日本市場にとって大きな意味を持つかもしれません。
Meta Quest 3やPICO 4など、競合製品も進化を続けています。でも、Vision Proの狙いは少し違います。これは単なるVR/ARデバイスではなく、新しいコンピューティングの形を提案しているんです。
Vision Pro Demo Fitアプリは、そんな未来への小さな、でも確かな一歩なのかもしれません。これからどんな展開が待っているのか、皆さんと一緒に見守っていきたいと思います。
【用語解説】
Face ID
iPhoneやiPadに搭載された顔認証システム。Vision Pro Demo Fitでは、この技術を使用して顧客の顔の形状を正確に測定します。
Light Seal(ライトシール)
Vision Proと顔の間の光を遮断するクッション部分。快適な装着感と没入感の両立に重要な役割を果たします。