Xiaomi Mix Fold 5、4:3のワイド画面採用か|次期折りたたみスマホのデザインがリーク

[最終更新]

Googleで優先するソースとして追加するボタン

折りたたみスマートフォンは、単に画面を大きくする段階から、その大画面をどう使わせるかという設計競争へ移りつつあります。Xiaomiの次期モデルとされる「Mix Fold 5」のリークからは、横に広い4:3画面という新たな方向性が見えてきます。


Xiaomiの次期ブック型折りたたみスマートフォン「Mix Fold 5」とみられる画像がリークされた。

内側ディスプレイは従来モデルより横に広く、アスペクト比は4:3と報じられている。端末にはHyperOS 4が搭載されるとみられ、2026年9月上旬に登場する可能性がある。ただしXiaomiは製品名、発売日、グローバル展開を正式には確認しておらず、日本での発売も現時点では不明である。

From: 文献リンクXiaomi’s Next Foldable Leaked With Wider Screen Ahead of Expected September Launch

【編集部解説】

今回のリークで注目したいのは、単純に内側ディスプレイが大型化するかどうかではなく、開いたときの画面が横方向に広がると報じられている点です。

Gadgets 360によると、Xiaomi Mix Fold 5とみられる端末の内側画面は4:3のアスペクト比になるとされています。前モデルよりタブレットに近い横長のレイアウトになる可能性があり、角には丸みがあり、インカメラも内側画面の隅に配置されていると報じられています。

一方、2024年に登場したXiaomi MIX Fold 4は、公式仕様で内側に7.98インチ、2488×2224ドットのディスプレイを搭載しています。展開時の本体幅は143.3mmです。

つまりMix Fold 5が報道通り4:3へ移行するなら、変化のポイントは画面のインチ数だけではありません。開いた状態で横方向の表示領域をどのように使うかという、折りたたみスマートフォンそのものの設計思想が変わる可能性があります。

ただし、Mix Fold 5の正確な画面サイズや解像度、本体寸法はXiaomiから発表されていません。現時点で確認できるのは、リーク画像と報道に基づく画面形状の変化までです。

ブック型の折りたたみスマートフォンは、閉じれば通常のスマートフォンとして、開けば小型タブレットとして使えることが特徴です。一方で、大画面を搭載していても、アプリ側の表示やUIがスマートフォン向けのままでは、その広さを十分に活用できない場合があります。

この点でMix Fold 5と組み合わせられる可能性があるHyperOS 4の設計は興味深いものです。

Xiaomiが中国本土向けに公開しているHyperOS 4の公式ページでは、タブレット向けUIについて、大画面での操作を意識したナビゲーション設計などが紹介されています。また、ファイル整理やAI Notes、複数デバイス連携など、大きな画面を使った作業を意識した機能も示されています。

そのため、Mix Fold 5が実際に4:3に近い画面を採用するのであれば、単なる映像視聴用の大画面というより、複数の情報を同時に扱う用途との相性が重要になります。

例えば、Webページを見ながらメモを取る、資料とチャットを並べる、写真を確認しながら別のアプリを操作するといった使い方では、横方向の表示領域を取りやすいことが利点になる可能性があります。

ただし、こうした使い勝手がMix Fold 5で実現するかどうかは、現時点では確認できません。画面比率だけでなく、アプリの分割表示やUI最適化がどの程度行われるかによって、実際の体験は大きく変わります。

HyperOS 4自体はすでにXiaomiが正式発表しており、中国本土向けの公式ページではUIデザインの変更に加え、AI NotesやSuper XiaoAI 2.0、デバイス間連携などが紹介されています。一部機能は対応地域や対応機種が限定されています。

公式ページでは、2026年8月14日からXiaomi 17シリーズなどへのベータ版配信を順次開始する計画も示されています。現時点で公開されている対応機種一覧にはMix Fold 5の名称は確認できません。

Gadgets 360はMix Fold 5がHyperOS 4を搭載すると報じています。また同媒体はHyperOS 4をAndroid 17ベースとしていますが、今回確認したXiaomi公式ページではAndroid 17との明示は確認できません。Xiaomi自身はMix Fold 5という製品名も、そのOS搭載状況も正式発表していません。

したがって、現時点では「HyperOS 4の大画面UIがMix Fold 5でどのように利用されるのか」まで断定することはできません。一方で、XiaomiがOS側でもタブレットや大画面端末向けの操作設計を進めていることは公式情報から確認できます。

発売時期について、Gadgets 360はリーカーの情報をもとにMix Fold 5が2026年9月上旬に登場する可能性を報じています。

ただし、Xiaomiから発売日や価格、販売地域について正式な発表はありません。日本を含む中国国外で販売されるかどうかも現時点では不明です。

そのため購入を検討する段階ではなく、今回のリークから読み取れるのは、Xiaomiが次世代のブック型折りたたみ端末で「開いたときの画面の使い方」を見直している可能性です。

折りたたみスマートフォンでは薄さやカメラ、性能も重要ですが、端末を開くという一手間に対して、どれだけ明確なメリットを作れるかが使い勝手を左右します。Mix Fold 5が報道通り横に広い画面を採用するのであれば、その価値は画面の大きさそのものより、4:3の表示領域をHyperOS 4がどう活用するかによって決まりそうです。

【関連記事】

サムスン Galaxy Z Fold 8 デザイン流出|「横に広がる」新フォームファクターとUltraブランド逆転の意味
Samsungが開発するとされる横方向に広いワイド型Galaxy Z Fold 8を扱った記事。今回のMix Fold 5と同様、折りたたみ端末の「開いたときの画面比率」が変わる動きを取り上げている。

Xiaomiだけでなく、Samsungでも「横に広い」折りたたみ端末の開発が報じられています。ブック型フォルダブルの画面設計がどう変わりつつあるのか、こちらの記事でも整理しています。

iPhone Ultra 折りたたみiPhone実物ダミー初公開|流出でわかった4つの設計判断
Apple初の折りたたみiPhoneとされるダミーユニットを扱った記事。報道されている内側ディスプレイは7.8インチ、4:3で、今回リークされたMix Fold 5と画面比率の方向性が重なる。

Appleの折りたたみiPhoneでも、内側に4:3ディスプレイを採用するとの情報が出ています。XiaomiとAppleが同じ画面比率へ向かう可能性を比較すると、ワイド化の流れがより見えやすくなります。

モトローラ Razr 2026、4月29日発表確定──フリップ3機種+初のブック型Razr Foldが出揃う
Motorolaが初めてブック型のRazr Foldへ参入する動きを扱った記事。Xiaomiの画面設計とは論点が異なるものの、2026年にブック型フォルダブルの選択肢が広がっている市場状況を確認できる。

2026年はMotorolaも初のブック型Razr Foldを投入するなど、折りたたみスマートフォン市場の選択肢が広がっています。各社のフォームファクターの違いはこちらでも確認できます。

【編集部後記】

折りたたみスマートフォンは、ここ数年で薄さや性能だけでなく「開いたときに何が快適か」を競う段階に入ってきたように感じます。今回のMix Fold 5のリークで特に気になったのは、4:3という画面比率そのものです。スペック表では小さな違いに見えても、実際にはアプリの並べ方や文章の読みやすさなど、日常の使い方に直結する部分だと思います。個人的には、折りたたみ端末がスマートフォンの延長ではなく、小型タブレットとして自然に使える形へ近づいている点に面白さを感じました。

一方で、画面比率だけでは使いやすさは決まらず、OSやアプリ側の最適化がどこまで追いつくかが重要です。正式発表で、ハードとソフトがどこまで一体として設計されているのかを確かめたいところです。


【用語解説】

フォルダブルスマートフォン(折りたたみスマートフォン)
柔軟なディスプレイを採用し、本体を折りたためるスマートフォン。ブック型は閉じた状態では通常のスマートフォンに近い形で使い、開くとタブレットに近い大画面として利用できる。

アスペクト比
ディスプレイの横幅と縦幅の比率。4:3は比較的横方向の表示領域を取りやすく、文書閲覧や画面分割などに利用しやすい比率。

HyperOS 4
Xiaomiがスマートフォン、タブレットなどのデバイス向けに展開するOSの最新世代。中国本土向け公式ページでは、大画面向けUIやAI Notes、デバイス間連携などの機能が紹介されている。

【参考リンク】

Xiaomi MIX Fold 4 公式製品ページ(外部)
前モデルXiaomi MIX Fold 4のディスプレイサイズ、解像度、本体寸法などを確認できる公式仕様ページ。

Xiaomi HyperOS 公式サイト(外部)
HyperOS 4のUI、AI関連機能、大画面デバイス向け機能、対応機種やベータ版展開状況を確認できる公式サイト。

Googleで優先するソースとして追加するボタン
投稿者アバター
乗杉 海
SF小説やゲームカルチャーをきっかけに、エンターテインメントとテクノロジーが交わる領域を探究しているライターです。 SF作品が描く未来社会や、ビデオゲームが生み出すメタフィクション的な世界観に刺激を受けてきました。現在は、AI生成コンテンツやVR/AR、インタラクティブメディアの進化といったテーマを幅広く取り上げています。 デジタルエンターテインメントの未来が、人の認知や感情にどのように働きかけるのかを分析しながら、テクノロジーが切り開く新しい可能性を追いかけています。

関連記事