Last Updated on 2025-05-09 14:11 by admin
『Surviving Mars: Pioneer』は、デンマークのBolverk Gamesが開発し、Paradox InteractiveとImpact Inkedがパブリッシングを担当するVR専用サバイバル・基地建設ゲームだ。2025年5月8日からMeta QuestおよびSteam(PC VR)向けにアーリーアクセス版がリリースされている。プレイヤーは火星に単独で降り立った契約コロニストとなり、酸素や食料、電力などのリソースを管理しながら基地を建設・拡張していく。戦闘要素はなく、資源管理やリスク判断がゲームの中心となる。現時点ではインターフェースや操作性に課題があり、特にPC VR版ではバグやセーブデータ消失などの技術的な問題も報告されている。アーリーアクセス期間中はアップデートや新要素の追加が予定されており、PlayStation VR2版も今後リリースされる見通しだ。
References:Apple Is Reportedly Making A Custom Chipset For Its Smart Glasses
【編集部解説】
『Surviving Mars: Pioneer』は、従来のPC向けストラテジーゲーム『Surviving Mars』の世界観をVRで再構築した作品です。最大の特徴は、プレイヤーが一人称視点で火星コロニストとしてサバイバルに挑む点にあります。酸素や食料、エネルギーなどの生存リソースをリアルタイムで管理し、資源採掘や施設建設、技術開発を進めていきます。ホバーバイクやジェットパックなどの移動手段も用意されており、火星の過酷な環境を体感できる設計です。
一方で、現時点のアーリーアクセス版では、インターフェースや操作性に不便さが残っています。特にインベントリや搭乗時のメニューが直感的でなく、VRならではの物理的な操作感が十分に活かされていません。Meta Quest版の方が安定している一方、PC VR版ではバグやセーブデータ消失などの技術的な問題も確認されています。
このゲームは、火星開拓というテーマを通じて、持続可能な社会インフラやAI・自動化技術の未来像を仮想体験できる点が魅力です。現実の火星探査や宇宙開発に関心がある方にも、疑似体験としておすすめできます。今後のアップデートによる操作性やUIの改善に期待が高まります。
【用語解説】
VR(バーチャルリアリティ):仮想空間に没入できる技術。専用ヘッドセットで体験する。
アーリーアクセス:正式リリース前にプレイ可能な開発中バージョン。ユーザーの声を反映しながら改善される。
サバイバルゲーム:限られた資源や環境下で生き延びることを目的としたジャンル。
基地建設ゲーム:拠点や施設を自分で設計・建設し発展させるゲーム。
【参考リンク】
Bolverk Games公式(外部)デンマークのVRゲーム開発スタジオ。独自性の高いVRタイトルを開発している。
Paradox Interactive公式(外部)戦略・シミュレーションゲームで有名なスウェーデンの大手パブリッシャー。
Surviving Mars: Pioneer(Steam公式)(外部)Steamでの「Surviving Mars: Pioneer」公式ストアページ。ゲームの詳細や購入が可能。
Surviving Mars: Pioneer(Meta Quest公式)(外部)Meta Quest向け「Surviving Mars: Pioneer」公式ストアページ。Quest版の情報・購入はこちら。
Impact Inked公式(外部)VRゲーム専用の新興パブリッシャー。VR市場向けタイトルの発掘・支援を行う。