Apple、折りたたみiPhone「iPhone Ultra」、来月発表か|Galaxy Z Fold 8からサイズ感を予測

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折りたたみ式iPhoneは、閉じれば小型スマートフォン、開けば小型タブレットに近い端末になるのでしょうか。Galaxy Z Fold 8との比較から、噂されるiPhone Ultraの大きさと、正式発表で確認すべき点を整理します。


9to5Macは、Apple初の折りたたみ式iPhoneとして噂される「iPhone Ultra」のサイズ感を、SamsungのGalaxy Z Fold 8との比較から予測した。最新報道では、外側が5.5インチ、内側が7.6インチになるとされている。過去には内側約7.8インチとの報道もあり、画面サイズは確定していない。

展開時の画面は第5世代iPad miniに近く、折りたたんだ状態はiPhone 13 miniより縦方向に短い可能性がある。ただし、正式な製品名、形状、寸法、重量はAppleから発表されていない。

From: 文献リンクHere’s how iPhone Ultra’s form factor could compare to other Apple products

【編集部解説】

今回の比較で重要なのは、Galaxy Z Fold 8が未発表のiPhone Ultraと同じ製品になるということではありません。2026年8月3日時点でAppleは、折りたたみ式iPhoneの製品名、外形寸法、価格、発売地域を公式発表していません。「iPhone Ultra」という名称や発表時期は、報道に基づく予測として扱う必要があります。

一方、9to5Macが最新記事で伝えた外側5.5インチ、内側7.6インチという予測値は、Samsungが正式発表したGalaxy Z Fold 8の画面サイズと一致します。Galaxy Z Fold 8は5.5インチのカバー画面と7.6インチのメイン画面を備え、開いた状態の画面比率は4対3です。そのため、噂どおりの仕様になった場合に、折りたたみ式iPhoneがどの程度の画面を持つのかを想像するための比較対象にはなります。

ただし、折りたたみ式iPhoneの内側画面については、過去に約7.8インチとの報道もありました。画面の対角寸法が近くても、端末全体の幅や高さ、ベゼル、ヒンジ、角の形状まで同じになるとは限りません。Galaxy Z Fold 8は完成予想図ではなく、「5.5インチから7.6インチへ展開する端末のサイズ感」を確認するための参考例と捉えるのが適切です。

Galaxy Z Fold 8を閉じた状態の寸法は、高さ123.9mm、幅81.9mm、厚さ9.7mmで、重量は201gです。これに対し、iPhone 13 miniは高さ131.5mm、幅64.2mm、厚さ7.65mm、重量141gです。Galaxy Z Fold 8はiPhone 13 miniより7.6mm短い一方、17.7mm幅広く、約2mm厚く、60g重い設計です。

したがって、「iPhone miniのように小さい」という表現は、高さだけを見れば近いものの、握った感覚やポケット内での存在感まで同じという意味ではありません。幅81.9mmという差は、片手操作や持ちやすさに影響する可能性があります。折りたたみ式iPhoneが同程度の筐体になる場合、小型iPhoneの代替というより、短い本体に厚みと重量を集約した別種の携帯端末になると考えられます。

元記事で紹介された比較写真では、Galaxy Z Fold 8の画面が第5世代iPad miniに近いものとして示されています。ただし、Appleの公式仕様では、第5世代iPad miniの画面は7.9インチです。Galaxy Z Fold 8の7.6インチ画面と、対角寸法が完全に同じというわけではありません。両者は4対3の画面比率を持ち、用途や見え方が近い一方、数値上は約0.3インチの差があります。

それでも、スマートフォンを開くことで小型タブレットに近い表示領域が現れる点は、折りたたみ式端末の特徴を分かりやすく示しています。動画や電子書籍、ウェブ閲覧、複数アプリの表示では、通常のiPhoneより広い画面を利用でき、閉じれば携帯できる形に戻せます。噂されるiPhone Ultraの価値も、単に画面が大きくなることではなく、スマートフォンと小型タブレットの利用場面を1台で行き来できるかどうかにあります。

現段階では、折り目の見え方、耐久性、重量、厚さ、カメラ構成、バッテリー駆動時間、対応アプリ、価格、日本での発売時期はいずれもAppleから発表されていません。画面サイズがGalaxy Z Fold 8と近かったとしても、製品としての使いやすさや購入価値を判断するには情報が不足しています。

Galaxy Z Fold 8との比較から分かるのは、噂される画面サイズが実現した場合の大まかな携帯性と表示領域です。iPhone 13 miniのような軽量小型端末を期待するのか、iPad miniに近い画面をポケットへ入れられる端末を期待するのかで、同じ形状に対する評価は大きく変わります。正式発表では、画面の大きさだけでなく、閉じた状態の幅、厚さ、重量を確認する必要があります。

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【編集部後記】

折りたたみ式iPhoneは、開いたときに小型タブレットのように使える点がとても気になります。スマートフォンの携帯性を保ちながら、広い画面を持ち歩けるのは大きな魅力です。特に、動画や電子書籍、ウェブ閲覧がどのような感覚になるのか試してみたいところです。
一方で、実際の厚さや重さ、折り目の見え方は写真だけでは分かりません。
噂どおり来月に発表されるのであれば、まずは早く実物を見てみたいです。


【用語解説】

フォルダブルスマートフォン(折りたたみスマートフォン)
柔軟なディスプレイとヒンジを備え、画面を折りたたんで携帯できるスマートフォン。横方向に開くブックスタイルと、縦方向に開くフリップスタイルがある。

フォームファクター
端末の形状、寸法、物理的な構造を表す言葉。本記事では、閉じた状態と開いた状態で大きさや用途が変わる折りたたみ式の設計を指す。

カバーディスプレイ
折りたたみ端末を閉じた状態で使用する外側の画面。Galaxy Z Fold 8では約5.5インチのディスプレイが採用されている。

メインディスプレイ
端末を開いた状態で使用する内側の画面。Galaxy Z Fold 8では約7.6インチ、アスペクト比4対3の画面が採用されている。

アスペクト比
画面の横幅と縦幅の比率。4対3は一般的な縦長スマートフォンより正方形に近く、電子書籍や横幅を使うコンテンツを表示しやすい。

ヒンジ
折りたたみ端末の開閉を支える可動部品。端末の厚さや耐久性、開閉機構などに関係する。

【参考リンク】

Apple iPhone(外部)
Appleが日本で展開するiPhoneシリーズの公式ページ。製品ラインナップ、仕様、購入方法などを確認できる。

Samsung Galaxy Z Fold 8(外部)
Galaxy Z Fold 8のデザイン、ディスプレイ、重量、カメラ、バッテリーなどを紹介する日本公式製品ページ。

【参考記事】

Samsung Galaxy Z Fold 8 スペック|Samsung Japan(外部)
約5.5インチのカバー画面、約7.6インチのメイン画面、閉じた状態の寸法、約201gの重量などを掲載した公式仕様ページ。

iPhone 13 mini 技術仕様|Apple Support(外部)
iPhone 13 miniの本体寸法、重量、ディスプレイ、カメラ、耐水性能などを掲載したApple公式サポートページ。

iPad mini(第5世代)技術仕様|Apple Support(外部)
第5世代iPad miniの7.9インチディスプレイ、本体寸法、重量、解像度などを掲載したApple公式サポートページ。

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乗杉 海
SF小説やゲームカルチャーをきっかけに、エンターテインメントとテクノロジーが交わる領域を探究しているライターです。 SF作品が描く未来社会や、ビデオゲームが生み出すメタフィクション的な世界観に刺激を受けてきました。現在は、AI生成コンテンツやVR/AR、インタラクティブメディアの進化といったテーマを幅広く取り上げています。 デジタルエンターテインメントの未来が、人の認知や感情にどのように働きかけるのかを分析しながら、テクノロジーが切り開く新しい可能性を追いかけています。