【解説】Ivanti・BeyondTrust・Citrixでゼロデイ攻撃が相次ぐ VPNとリモートサポート機器が修正前から標的に

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当時の修正をすべて当てていたIvantiのVPN機器が、10月3日から破られていました。BeyondTrustでは、侵入の瞬間に監視センサーが警報を上げていたのに、自動の振り分けがそれを誤検知として閉じていました。入口の機器を守るには修正を当てるだけでは足りない場面があることを、この1か月の事例は示しています。


2026年9月下旬から10月中旬にかけて、VPNやリモートサポートなど、社外から社内へ入るための機器で、修正前の脆弱性を突く攻撃が相次いで明らかになった。Ivanti Connect Secure、BeyondTrust Remote Support、Citrix NetScalerでは、修正プログラムが出る前から攻撃が始まっていた。Ivantiでは当時の修正をすべて適用済みの版が破られ、BeyondTrustでは機器に保存された秘密情報が読み取られた。Ivantiの権限昇格の脆弱性は、10月13日時点で今後の版で修正する予定とされている。

米国のサイバーセキュリティ・インフラ安全保障庁(CISA)は、10月13日から16日までの4日間に、IvantiのVPN製品、Palo Alto Networksのファイアウォール、BeyondTrustのリモートサポート製品の脆弱性を、悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)に相次いで加えました。その2週間あまり前には、CitrixのNetScalerでも同じことが起きています。

狙われているのは、どれも社外と社内の境目に立つ機器です。在宅勤務の社員が社内につなぐためのVPN、保守担当者が遠隔で機器を操作するためのリモートサポート。外から届く通信を受け止める役目を持つため、攻撃者にとって最初の入口になります。PAN-OSの脆弱性は攻撃が成り立つ条件が異なるため、後半で分けて扱います。

こうした機器のゼロデイは、突然現れた問題ではありません。IvantiのVPN製品は毎年のようにゼロデイの標的になり、innovaTopiaでもそのたびに個別の記事として伝えてきました。この1か月の動きを各社の公表資料でつなぎ直し、何が起きているのかを読み解きます。

9月下旬からの1か月で起きたこと

時期 出来事 関連記事・出典
2024年12月 BeyondTrustのRemote Support SaaSを経由した米財務省への侵害が判明(2025年1月に調査完了) 46010
2024年12月中旬〜(2025年1月公表) Ivanti Connect SecureのゼロデイCVE-2025-0282が悪用される 46416、52749
2026年8月29日 BeyondTrust Remote Supportがゼロデイで悪用される(2社) BeyondTrust
2026年9月上旬〜 NetScalerの脆弱性CVE-2026-88772の悪用が始まる Mandiant
2026年9月24日 日本国内のNetScalerを対象とした攻撃の試行が観測される JPCERT/CC
2026年9月27日 CitrixがNetScalerの脆弱性8件を修正。うち2件は悪用を確認 Citrix、CISA
2026年9月28日 JPCERT/CCとIPAがNetScalerについて注意喚起。BeyondTrustが自社の監視で侵入を発見 JPCERT/CC、IPA、BeyondTrust
2026年10月3日 Ivanti Connect Secureへの攻撃が始まる Volexity
2026年10月3〜4日 CitrixがSAML構成に影響するCVE-2026-88779を公表(3日、米国太平洋時間)。4日にKEVに追加 Citrix、CISA
2026年10月8日 BeyondTrustが修正プログラムを提供 BeyondTrust
2026年10月13日 IvantiがCVE-2026-104935と系列別の修正版を公表。Volexityが報告。KEVに追加 Ivanti、Volexity、CISA
2026年10月14日 Palo Alto NetworksがPAN-OSの脆弱性CVE-2026-0322を公表。KEVに追加 Palo Alto Networks、CISA
2026年10月15〜16日 BeyondTrustがCVE-2026-102764を公表(15日)。GTIGが攻撃の分析を公開。KEVに追加(16日) BeyondTrust、GTIG、CISA
2026年10月13日時点 Ivantiの権限昇格の脆弱性は今後の版で修正予定 Volexity

修正を当てた最新の機器でも破られた

Ivanti Connect Secure

セキュリティ企業のVolexityによると、攻撃は10月3日に始まりました。破られたのは、当時のすべての修正を適用済みだった版(22.8R2.4)です。攻撃者は三つの脆弱性を順につなぎ、認証なしで機器の最高権限(root)を手に入れました。

一つ目は、ログイン前のページから、本来はログインしないと使えない機能を呼び出せてしまう認証回避です。二つ目で機器にファイルを書き込んで実行し、三つ目で権限を最高位まで引き上げます。

Ivantiは10月13日、一つ目と二つ目をまとめてCVE-2026-104935(同社の評価でCVSS 3.0の8.6)として公表しました。修正版は系列ごとに用意され、25.1.1.2は10月5日、22.8R2.5は10月12日に提供されています。一方、三つ目の権限昇格について、Volexityは10月13日の報告で、Ivantiが今後の版で修正する予定だとしています。

Ivantiによれば、この脆弱性の一部は自社の点検で見つけ、7月に出した25.1.3.0ではすでに直していました。ほかの版へ修正を移している途中で、攻撃が起きたといいます。

Citrix NetScaler

Citrixは9月27日、NetScaler ADCとNetScaler Gatewayの脆弱性8件を修正しました。このうち、認証なしで任意のコマンドを実行できるCVE-2026-88771と、メモリのあふれを突くCVE-2026-88772の2件は、悪用が確認されています。どちらもCVSS 4.0で9.5です。

CVE-2026-88771は、初期設定のままの機器も含め、すべての構成が影響を受けます。CVE-2026-88772は、VPN用の仮想サーバーで初期値として有効になっているDTLSが条件です。

Citrixは10月3日(米国太平洋時間)、SAMLのサービスプロバイダーまたはIDプロバイダーとして動く構成に影響する別の脆弱性(CVE-2026-88779)も公表しました。CISAは翌4日、これもKEVに加えています。9月の修正版を適用していても、この条件に当たる機器はもう一度更新が必要です。

入口の機器は「鍵束」を持っている

リモートサポートの機器は、保守担当者がさまざまな社内システムに入るための認証情報を預かっています。BeyondTrustは自らのブログで、この種の機器は認証情報の供給源であり、誰が何につながっているかの地図でもあると説明しています。

GTIGの分析では、中国とのつながりが疑われる諜報グループ「ARMORY CASTLE」(以前の呼称はUNC5221)が、8月下旬からBeyondTrust Remote SupportのゼロデイCVE-2026-102764を悪用しました。攻撃者はWebシェルを置いて機器の最高権限を取りました。GTIGは、機器の保管庫から認証情報を取り出そうとする操作を確認し、BeyondTrustも、機器に保存された秘密情報が読み取られたと説明しています。

さらに、管理画面で特定の利用者の権限を管理者に引き上げ、リモートサポートの機能を使って社内の端末に入り込みました。守るための道具が、そのまま社内を歩き回るための道具になった形です。

Ivanti Connect Secureの攻撃者も、侵入後に機器に保存された認証情報を取り出し、社内のActive Directoryに問い合わせて、さらに奥へ進む準備をしていました。Volexityは、攻撃者が社内ネットワークの広い範囲に手を伸ばそうとしていたと高い確度で評価しています。

ARMORY CASTLEの呼び名は調査会社によって異なり、CrowdStrikeはWARP PANDAと呼んでいます。innovaTopiaでも、この集団と重なる活動を伝えてきました(107990)。

修正しても終わらない

修正プログラムの適用は、新たな侵入を防ぐために欠かせません。ただ、それだけで侵害からの復旧が終わるとは限りません。すでに盗まれた認証情報や、残されたアクセス手段を調べる必要があるためです。今回の公表でも、各社が侵害の調査や復旧の手順に触れています。

GTIGは、BeyondTrustの機器が侵害されたおそれがある場合、汚れを落とすより、きれいなイメージから作り直すよう勧めています。認証情報の取り替えは、修正や作り直しのあとに、依存関係の順に行うよう求めています。攻撃者は機器上のログを消していたため、外部に転送したログが調査の決め手になるといいます。

Volexityも、Ivantiが提供する検査ツールでは今回の攻撃を見つけられなかったとして、ネットワークとメモリの調査を勧めています。JPCERT/CCは、NetScalerの利用者に修正の適用とあわせて、攻撃を受けていないかの調査を求めています。

UNC5221と呼ばれていた時期のこの集団が使ったマルウェア「BRICKSTORM」をめぐっては、侵入から発見まで平均で1年以上かかっていたと報告されています(67129)。CISAは、KEVに載った境界機器の脆弱性に対し、米連邦政府機関に短い期限での対応を求めています(109510)。今回の4製品は、どれもKEVへの追加から3日後が期限でした。

AIは攻撃と防御の両方の側にいる

Volexityは、Ivantiを攻撃した集団「UTA0576」が、攻撃コードの開発や侵入後の作業に大規模言語モデルを使っていると、中程度の確度で評価しています。三つの脆弱性をつなぐ手の込んだ攻撃や、用途を絞り込んだスクリプトを何度も使い分けていた点を根拠に挙げています。

BeyondTrustも、ARMORY CASTLEが標的の製品の知識をAIに蓄え、攻撃の手順を組み立てているとの見方を示しました。ただし、これは作業の速さと製品知識の深さからの推測で、裏付けとなる証拠はないと同社自身が断っています。それでも、防御側はその前提で備えるべきだとしています。innovaTopiaでも、AIの支援で作られたとみられるゼロデイの攻撃コードをGTIGが確認した件を伝えました(102214)。

防御側の自動化にも、教訓が残りました。この自動の振り分けがAIを使ったものだったかどうかは公表されていませんが、BeyondTrustによると、攻撃者が権限を引き上げた瞬間、同社の監視センサーは警報を上げていました。ところが、外部の検知製品に組み込まれた自動の振り分け機能が、その警報を誤検知として閉じていたのです。

侵入を見つけたのは、9月27日に別のベンダーの境界機器へのゼロデイ攻撃が公になったのを受けて始めた、脅威情報に基づく調査でした。BeyondTrustは翌28日に侵害を特定し、その27分後に対象のSaaSインスタンスを封じ込めたとしています。

BeyondTrustは、自動の振り分けが重大な警報を単独で閉じられないよう、検知製品の提供元と調整を進めているとしています。自動の判定は判断材料の一つとして扱い、閉じられた警報も調査の対象に残す。同社が他の防御チームにも勧めている考え方です。

日本の利用者が確かめたいこと

JPCERT/CCは9月28日、NetScalerの脆弱性について注意喚起を出し、この製品が国内で広く使われていることを確認しているとしました。海外のセキュリティ組織の観測では、9月24日以降、国内のNetScalerを対象とした攻撃の試行が確認されています。ただし、それが今回の脆弱性を狙ったものかは分かっていません。

IvantiとPalo Alto Networksの脆弱性は、国内の脆弱性情報データベースであるJVN iPediaに登録されています(Ivantiは10月14日、PAN-OSは10月16日)。

国内の政府機関でも、既知のVPNの脆弱性が侵入の入口になった事例があります(117770)。10月には、国内で相次ぐ不正アクセスを受けて、IPAや国家サイバー統括室(NCO)などが一斉に注意喚起を出し、外部に公開しているサービスの洗い出しを求めました(118778)。境界の機器は、その洗い出しで最初に確かめたい対象です。

修正の情報は脆弱性ごとに異なり、更新先は機器の系列、構成、ハードウェアによって変わります。必ず各社の最新の案内で確かめてください。

製品 脆弱性 修正済みの版 補足
Ivanti Connect Secure CVE-2026-104935 25.1.1.2、25.1.3.0/25.1.3.1、22.8R2.5 権限昇格は今後の版で修正予定(10月13日時点)。22.7R2.14以前は影響なし。25.1.3.0系への移行には対応する新しいプラットフォームが必要。22.7系と22.8系は2027年1月31日にサポート終了
BeyondTrust Remote Support CVE-2026-102764 24.3.1〜26.2.3にBT26-05-RSを適用 24.3.1より前は先にアップグレード。SaaS版は10月9日までに適用済み。同じコードを使うPrivileged Remote Accessにも、念のため修正が配布されている
Citrix NetScaler ADC/Gateway CVE-2026-88771〜88778(9月27日) 14.1-73.37、13.1-64.23、14.1-73.37 FIPS、13.1-37.279(FIPS/NDcPP) SAMLのSPまたはIdP構成ではCVE-2026-88779(10月3日)への対応も必要。CVE-2026-107406(10月8日。Citrixは公表時点で悪用を把握していないとしている)は、9月の修正版から10月3日の修正版まではSAML IdP構成、それより古い版ではSP/IdP構成が影響を受ける。両方を含む更新先は14.1-73.46、13.1-64.29、14.1-73.46 FIPS、13.1-37.283(FIPS/NDcPP)以降
Palo Alto Networks PAN-OS CVE-2026-0322 12.2.4、12.1.10-h2、11.2.16 など(系列ごとに多数) 管理画面の脆弱性。Cloud NGFWとPrisma Accessは影響なし

PAN-OSは性質が異なる

PAN-OSの脆弱性は、管理画面にアクセスでき、高い権限で認証を通った攻撃者が、最高権限(root)で任意のコードを動かせるというものです。Palo Alto Networksは、悪用は「ごく限られた」範囲で確認されているとしています。

外からの通信を受け止めるVPNの機能ではなく、管理画面の問題です。管理画面に入れる相手を信頼できる社内のIPアドレスに絞れば、危険は大きく下がると同社は説明しています。

公表後に広く狙われる前に

BeyondTrustは、ゼロデイを特定の標的に絞って使い、公表後は修正されていない機器を広く狙うのがこの集団の手口だと説明しています。GTIGも、今回も同じ動きが起きうると警告しました。公表された今が、修正と点検にいちばん手を打ちやすい時期です。

各社はそれぞれの調査結果を公表し、攻撃の痕跡や検知の方法まで共有しています。今回も、BeyondTrustとGTIG、IvantiとVolexityが協力し、調査結果や検知に役立つ情報をそろって公開しました。利用者がこうした情報を自社の修正と侵害の調査に生かすことが、入口の機器を守るいちばんの近道になります。

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【編集部後記】

BeyondTrustは10月15日の公表で、脆弱性の技術的な詳細をあえて伏せました。自社で運用している利用者の機器に修正が行き渡る前に詳細を出せば、かえって危険を高めるという判断です。

公表のあとに修正されていない機器を広く狙うのが、この集団の手口だと同社は説明しています。だとすれば、詳細が伏せられている今の時間は、利用者が修正を当てるために用意された猶予でもあります。その猶予を生かせるかどうかは、自社のどこに、どの版の機器があるのかを、すぐに答えられるかにかかっていそうです。


【用語解説】

ゼロデイ
修正プログラムが提供される前から攻撃に使われている脆弱性、またはそれを突く攻撃。利用者は修正を当てて防ぐことができない期間が生じる。

KEV(Known Exploited Vulnerabilities)
米国のサイバーセキュリティ・インフラ安全保障庁(CISA)が公開する、実際に悪用が確認された脆弱性の一覧。米連邦政府機関には、掲載された脆弱性への対応期限が課される。

CVSS(共通脆弱性評価システム)
脆弱性の深刻度を0から10の数値で表す国際的な指標。版(3.xと4.0)によって算出方法が異なり、同じ脆弱性でも値が変わることがある。

Webシェル
攻撃者が侵入したサーバーに置く、遠隔から命令を実行するための小さなプログラム。Webサーバーを通じて操作されるため、通常の通信にまぎれやすい。

SAML(サムル)
一度のログインで複数のサービスに入れるようにする、認証情報のやりとりの仕組み。認証を担う側をIdP、サービスを提供する側をSPと呼ぶ。

DTLS
UDPという方式の通信を暗号化する仕組み。VPNで通信を速くするために使われ、NetScalerのVPN用の仮想サーバーでは初期値で有効になっている。

Active Directory
企業の社内ネットワークで、利用者のアカウントや端末、アクセス権をまとめて管理するMicrosoftの仕組み。攻撃者が社内で権限を広げる際の標的になりやすい。

【参考リンク】

Ivanti「Security Advisory Ivanti Connect Secure (CVE-2026-104935)」(外部)
Ivantiの10月13日のアドバイザリー。影響を受ける版と修正版、系列ごとの提供日、移行に必要なプラットフォームを示す。

Volexity「A Series of Unauthenticated Events: Chained Exploitation of Ivanti Connect Secure Zero-Days」(外部)
Ivanti Connect Secureへの攻撃を発見したVolexityの報告。三つの脆弱性の連鎖と侵入後の行動、検知の手がかりを示す。

BeyondTrust「BT26-05」(外部)
Remote SupportのCVE-2026-102764についての公式アドバイザリー。影響を受ける版と、修正の当て方を示している。

BeyondTrust「ARMORY CASTLE and BT26-05: What Security Teams Need to Know」(外部)
BeyondTrustによる経緯の説明。侵入の発見から修正までの時系列と、自動の警報判定が誤検知として閉じた件の教訓を記す。

Google Threat Intelligence Group「ARMORY CASTLE Exploits BeyondTrust」(外部)
BeyondTrust Remote Supportへの攻撃の分析。攻撃の手順、使われたツール、作り直しなどの推奨を示す。

Citrix「CTX697096」(外部)
NetScalerの脆弱性8件(CVE-2026-88771〜88778)の公式速報。悪用された2件の条件と、影響を受ける版、修正版を示す。

Citrix「CTX697174」(外部)
SAML構成に影響するCVE-2026-88779の公式速報。条件の確かめ方と修正版を示す。9月の修正版より新しい版が必要になる。

Citrix「CTX697191」(外部)
CVE-2026-107406の公式速報。版によって影響を受けるSAML構成が異なる点と、10月8日時点の修正版を示す。

Mandiant「Defending Against Active Exploitation of Citrix NetScaler ADC and Gateway Appliances」(外部)
NetScalerへの攻撃の分析と防御の手引き。少なくとも9月上旬から続いている攻撃の痕跡と、侵害を調べる方法を示している。

Palo Alto Networks「CVE-2026-0322 PAN-OS: Authenticated Remote Code Execution (RCE) in the Management Interface」(外部)
PAN-OSの管理画面の脆弱性についての公式アドバイザリー。悪用の状況、影響を受ける版と修正版、取りうる緩和策を示している。

JPCERT/CC「NetScaler ADCおよびNetScaler Gatewayにおける複数の脆弱性(CVE-2026-88771、CVE-2026-88772等)に関する注意喚起」(外部)
9月28日公開、10月2日更新の注意喚起。国内で広く使われている製品であることと、侵害を調べるときに確かめる項目を示す。

IPA「NetScaler ADCおよびNetScaler Gatewayの脆弱性について(CVE-2026-88771、CVE-2026-88772等)」(外部)
IPAの9月28日の重要なセキュリティ情報。NetScalerの脆弱性の概要を示し、修正済みの版への速やかな更新を呼びかけている。

JVN iPedia「JVNDB-2026-037790」(外部)
Ivanti Connect SecureのCVE-2026-104935の国内の情報。10月14日登録。対象の版を日本語で確かめられる。

JVN iPedia「JVNDB-2026-038503」(外部)
PAN-OSのCVE-2026-0322についての国内の脆弱性情報。10月16日に登録され、対象の版を日本語で確かめられる。

CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」(外部)
米CISAが公開している、悪用が確認された脆弱性の一覧。今回の4製品の追加日と、米連邦政府機関の対応期限を確かめられる。

【参考記事】

Ivanti patches Connect Secure zero-day after researchers confirm in-the-wild attacks(The Register)(外部)
Ivantiの修正と、研究者が確認した実際の攻撃を伝える記事。権限昇格の脆弱性は後日修正される予定であることにも触れている。

Chinese APT Exploited BeyondTrust Vulnerability as Zero-Day(SecurityWeek)(外部)
中国とのつながりが疑われる集団が8月から、BeyondTrust Remote Supportの脆弱性をゼロデイとして使っていたと伝える。

Ivanti Connect Secure zero-day exploited in the wild (CVE-2026-104935)(Rapid7)(外部)
Ivanti Connect Secureのゼロデイについての解説。緊急の更新と、更新後も侵害の有無を調べるよう勧めている。

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山本 達也 代表社員
合同会社デジタルの窓口 代表。ウェブ解析士。生成AI・サイバーセキュリティ・ 宇宙開発領域を中心に執筆。

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